七夕の短冊はなぜ5色なのか知っていますか?
実は色ごとに叶いやすい願い事があると言われています。
この記事では、七夕の短冊の色別の意味や叶いやすい願い事、短冊で願いを変えるコツを紹介しています。
最後まで読めば今年の七夕は、短冊により気持ちを込めて願いを書けるようになるでしょう。
七夕の短冊の色には意味がある!
出典:pixabay
七夕の短冊は小さな頃から何枚も書いていましたが、色の意味を考えたことはあまりないでしょう。
実は短冊の色には意味があります。
1.七夕の短冊は青・赤・黄・白・黒の5色が使われている
2.日本は黒が好まれないため紫を使用
この記事では、なぜ短冊の色は5色なのか由来を解説した上で、日本では黒が紫に変わった理由、そして短冊の色の意味を解説します。
七夕の短冊は青・赤・黄・白・黒の5色が使われている
本来の中国の七夕の短冊は、青・赤・黄・白・黒の5色が使用されています。
5色の短冊が使用される理由は、中国の陰陽五行説に由来した風習だからです。
中国では、この地上にあるすべてのものは5つに分類できるという考え方があります。
青→木(人間関係を高める・徳の高い人になる)
赤→火(先祖や親への感謝を忘れない)
黄→土(人を大切にして、信頼関係を築く)
白→金(義務や決まり事を守って、正しく生きる)
黒→水(学業を怠らずに努力し、向上する)
それぞれの色には、以上の意味があります。この考えになぞられて、短冊の色は5色になっているんですね。
中国では地上のすべてのものを司る色を全て飾ることで厄除けとなり、人間を守ってくれるとされているそうです。
中国の考え方を反映すると願い事を作るのが少し難しく感じますよね。
日本風に言い換えると、それぞれの色煮込める願い事は以下のようになります。
青(または緑になっていることも)→人としての成長に関する願い
・もっと友達と仲良くなれますように
・人に優しく接する人間になれますように
・禁煙できますように
など、人として悪い習慣をやめたり、もっと良い人間になるための願いが適切です。
赤の短冊は、感謝に関する願い事・お礼が良いでしょう。
・親への感謝
・元気でいてほしいという願い
黄の願い事は、人間関係に関する願いが叶いやすいと言われています。
・人見知りを治したい
・職場で同僚と仲良くしたい
白の短冊には、規則や義務を守るための願い事が適しています。具体的には以下のような願い事が良いでしょう。
・毎日ヨガに通えますように
・寝坊癖を直せますように
黒の短冊は、以下のような願い事を書くと良いでしょう。
・志望校に受かりますように
・学年一位になれますように
・会社で良い業績を出せますように
短冊の色ごとに適した願いが叶うので、今年短冊を書くときは色も少し意識してみてくださいね。
日本は黒が好まれないため紫を使用
中国の短冊には黒が使われていますが、日本では紫になっているケースが多いです。
黒は中国では高貴な色なのですが、日本では不吉いな色とされています。
日本で黒の短冊を使うのは好まれなかったため、日本で高貴な身分を表す色である紫が使われるようになりました。
短冊を笹に吊るす理由とは
七夕には短冊を笹に吊しますが、どうして笹に吊るすのでしょうか?
笹は生命力に溢れた木が、どんな過酷な環境でも真っ直ぐ空に向かって伸びています。
その生命力の強さから中国では神聖視されており、魔除けになると考えられていることから、短冊を笹に吊るす文化が生まれたそうです。
また日本でも熊笹は古くから儀式に使われていました。
天照大神が天岩戸に隠れた際に、技芸の神様が笹を持って天岩戸の前で踊った話は有名です。
七夕に願いを叶えるコツ
七夕に願いを叶えたいなら、まずは願い事の書き方を工夫しましょう。
願い事の書き方によっては、あなたの願いがより早く叶うかもしれません。
筆者は七夕の短冊飾りには、〜しますようにとは書かず、目標のように断言法で書くことにしています。
私は第一志望の大学に合格する!など、決意表明のように書くと良いでしょう。
七夕の短冊に願いを込めることで、自分自身に対しての決意表明のようになるからです。
人の意志の力は凄まじく、強く願ったことは実現できてしまうのです。
あなたが強く念じれば念じるほど、織姫と彦星もあなたの願いを叶えてくれようとサポートしてくれるでしょう。
あなたが神様だとして、神頼みしている人よりも、決意をして頑張るぞ!と気合を入れている人の方を応援したくなりませんか?
七夕も同様で、短冊に決意表明を書いた方が織姫・彦星に届きやすくなると考えられます。
まとめ
出典:pixabay
七夕の短冊の色は5色あり、いろいろな意味があることがわかりました。
もちろん5つの意味にとらわれずに、なりたいあなたになるための願い事をして構いません。
ただし、七夕の機会に人への感謝を思い出したり、なりたい自分ややめたい習慣を考えるのもおすすめです。
ぜひ記事の内容を参考にして、七夕の短冊で願いを叶えましょう。