「転職」をテーマに、ワンオラクルをどう解釈するかをお伝えしています。
今回は5回目。
「12.吊られた男」のカードから取り上げてまいります。
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12.吊られた男の正位置
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「忍耐」を象徴するカードです。
よって転職に迷っているときにこのカードが導かれたら、答えはひとつ。
辛抱して、いまの職場で頑張り、自分を磨くべきです。
転職を視野に入れるのですから、おそらくいまの仕事・職場に悩みを抱えているのでしょう。
しかし、あなた自身が困難を乗り切る覚悟を持てば、吊られた男のカードが必ず後押ししてくれます。
業務が思うようにいかなくても、人間関係が上手くいかなくても、「この職場でひと皮むけるんだ!」という気持ちを持って、問題に立ち向かいましょう。
吊られた男の正位置は、あなたに粘り強い根性をもたらします。
あきらめずに、じっくり時間をかければ、仕事も人間関係も次第に上向いていきます。
困難を乗り越えたとき、あなたはひと回り大きくなっているはずです。
12.吊られた男の逆位置
吊られた男のカードは「忍耐」を表しますが、逆位置になると「徒労」の暗示となってしまいます。
おそらく現状は、どんな努力も空回りし、仕事も人間関係も上手くいっていないかもしれません。
だからといって、この運気の元で転職へのアクションを起こすこともおすすめできません。
頑張って次の仕事を探したところで、いい結果は得られないでしょう。
しばらくはいまの職場で耐えて、飛躍への機が熟するのを待つべきです。
会社以外の場所で幅広く交流し、人脈を広げるとともに心身のリフレッシュもすべきです。
そうしているうちに、やがて運気も変わってきます。
転職を考えるのはそれからでも遅くはありません。
13.死神の正位置
「破滅」「終末」あるいは「別離」を象徴しています。
仕事でも何らかの災難に出会うかもしれません。
業務において致命的なミスを犯したり、同僚の裏切りにあったり、深刻なもめ事に巻き込まれる危険性があります。
極めて危険な状況です。
よって転職を考える以前に、まず、いまの職場でトラブルにあわないかを心配しなくてはなりません。
業務であれ人間関係であれ、深刻な事態が発生する可能性があります。
あるいはいまの会社に残れなくなるかもしれませんが、その場合も円満に退社できるよう、身の振り方を慎重に考えましょう(会社とケンカ別れしてしまっては、後にひびいてくることもあります)。
とにかく現状の仕事で重大なトラブルに見舞われる可能性があるので、まずはそのダメージコントロールに意を配らなくてはなりません。転職を考えるのはその後です。
13.死神の逆位置
こちらは正位置とうって変わって、運命の前向きな転換を示しています。
「復活」「上昇」あるいは「新展開」が象徴されているからです。
「いちど壊れてしまったものが、再びよみがえる」ことが暗示されています。
よって仕事に関しても二通りの読み方ができます。
まずひとつ目が、いまの職場での仕事が劇的に改善されるパターンです。
行きづまっていた業務にも、上手くいかなかった人間関係にも、ちょっとしたきっかけで光が差してくるでしょう。
それくらいに、死神の逆位置とは強力な力を持っているのです。
あるいはもうひとつの読み方として、過去にすれ違った職場に就職するパターンです。
昔所属した会社や、あるいは応募したけど不採用だった企業と、再び縁ができる可能性があります。
あなたの中に未練があるなら、昔のいきさつにこだわらず、アプローチしてみていいでしょう。
14.節制の正位置
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「調和」や「献身」が象徴されています。
仕事においては、あなたが職場のため献身的に尽くすことで場全体が上手くいくことが暗示されているのです。
よっていまの職場に困難や不満を感じていたとしても、まずはフォア・ザ・チームの精神で、問題に取り組んでみるのがいいでしょう。
あなたの職場に献身する姿勢が、周囲の共鳴を呼びます。
そうして業務にも好影響が生まれ、人間関係も円滑に行くようになるでしょう。
基本的には、転職よりもいまの職場に尽くすことが、あなたにとって吉となります。
それでも転職への機運が向いてくるとすれば、それは外部からあなたを頼りにする声が届くパターンでしょう。
仲のいい知人から「どうしてもキミの力が必要だ」と懇願され、あなた自身も新しい仕事に魅力を感じたならば、そこに飛び込んでみてもいいかもしれません。
14.節制の逆位置
「乱れ」「無軌道」あるいは「消耗」といった内容の表れです。
職場で周囲と衝突したり、基本的な事でミスを重ねてしまうことがあるかもしれません。
かといって、転職を試みて上手くいくかというと、それも難しいのです。
とにかくいまのあなたの状態では、判断を誤ったり、迷走したり、無謀な夢を追いかけてしまいがちです。
よってまずはあなたの心身のコンディションを整えることを最優先にすべきでしょう。
規則正しい生活をし、スポーツや芸術鑑賞などを通じて心身をリフレッシュさせましょう。