同じ失敗が続くのは、幼少期の体験が影響している可能性があります。失敗は人生の一部であり、誰しもが経験するものです。
しかし、同じような失敗を繰り返すのは、過去の体験が根底にあるからかもしれません。
この記事では、そのメカニズムと、問題に向き合う手段としての「インナーチャイルド」に焦点を当てます。
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幼少期の体験が今に影響
人は幼少期に多くのことを学び、経験します。その中での失敗やトラウマは、後の人生に深い影響を与える可能性があります。
たとえば、幼少期に拒絶感を経験した場合、同じような感情が現れる状況で自分を閉ざしてしまう可能性があります。これが失敗のパターンを生み出す原因の一つです。
自分を認めてもらえなかった、褒めてもらえなかった経験も、トラウマになる原因と言われています。
インナーチャイルドとは?
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「インナーチャイルド」とは、成人した今でも心の中に存在する、幼少期の自分の象徴的な存在です。
これは、過去の経験や感情が未だに影響を与えていることを示しています。
気を付けていてもなぜか同じ失敗パターンが続く場合、それはインナーチャイルドがまだその問題と向き合っていないことを示唆しています。
インナーチャイルドと向き合う方法
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これから紹介する項目1~4の順番でインナーチャイルドと向き合いましょう。
頭の中で自分と会話する感覚で大丈夫です。
1.自己観察と気づきの促進
自分の感情や反応を観察し、同じような失敗が繰り返されるパターンに気づくのが大切です。日記やメモに記録を残すと、気づきやすいです。
自覚すると、インナーチャイルドの存在に気づく第一歩となります。
2.感情の受容と理解
過去のトラウマや感情を受け入れ、理解するのが重要です。自分はこういう出来事があると、パニックになって悲しくなり、うまく動けなくなって失敗するといった流れが当てはまります。
これによって、その感情が今の行動にどのように影響しているのかを理解しやすくなります。
3.内なる子供に対する思いやりとケア
インナーチャイルドに対して思いやりをもち、ケアすると、過去の傷を癒すプロセスが始まります。
「そうだよ。辛かったよね。」「よく頑張ったね。」「えらいね。」などの声かけです。
これによって、同じ失敗のサイクルを断ち切る手助けとなります。
4.積極的な変化への挑戦
インナーチャイルドとの向き合いが進むと、新たな行動や考え方に対する抵抗感が和らぐ場合があります。
パニックになっていたときと同じ状況になっても、冷静に判断できるようになるなどです。また、これまで否定的だった考えやネガティブだった感情が落ち着き、失敗が怖くなくなります。
積極的な変化に挑戦し、新しい経験を通して成長を促しましょう。
うまく出来ないときは
試したけど、うまくできない!と思ったら以下を試してみてください。
どのやり方にも言えますが、辛くて仕方がなくなったとき、気分が悪くなったときは無理せず休んでくださいね。
手紙を書く
〇歳の私へ。小さかった私へから始まる手紙を書きましょう。
出来事に対する反応や感情への共感と理解、感謝の言葉を伝えるとより良いです。
また、未来への希望や成長への期待も書き加えると、ポジティブなエネルギーを送れます。
写真をみる
当時の写真をみると、気持ちを思い出せます。
幼稚園アルバムやそのほかの家族アルバムも一緒にみると、鮮明に思い出せます。
これを通じて、インナーチャイルドの感情に注意を払い、過去の出来事に対処する手助けができます。
脳内に幼いころの自分を呼ぶ
リラックスできる場所で目を閉じ、頭の中に幼いころの自分を呼びます。
あの頃の出来事を話しながら「あのとき、あんなことあったよね。」「本当は抱きしめて欲しかった。」「否定されて悲しかったよね。あれは酷かった。」などと、会話していきます。
まとめ
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同じ失敗が続く場合、それは過去の体験が今に影響を与えている可能性が高いです。少しずつでもいいので、自分に合う方法でインナーチャイルドと向き合いましょう。
内なる子供(幼いころの自分)への思いやりが、当時の自分の心を癒し次の段階に進めるようになります。
挑戦や変化を楽しみながら、未来にワクワクしながら進んでいくことが未来を変えるポイントです。