暦に沿う暮らし⑪小暑

暦に沿う暮らし⑪小暑

南方から順番に梅雨が明け、いよいよ盛夏の入り口に立つ「小暑(しょうしょ)」の季節がやってきました。

この季節ならではの、季節のお話、暮らしの知恵も紹介していますので、ぜひご一読ください。

小暑とは

暦に沿う暮らし⑪小暑

出典:photoAC

小暑とは、梅雨が明け、本格的な夏が始まる頃のことで、期間としては7月7日~7月21日頃となっています。

実際は梅雨明けが早い年、遅い年があったり、地域によってもその差がありますが、おおよそ現在の季節感とも合っているといえるでしょう。

二十四節気では、この小暑のあとに来るのが「大暑(たいしょ)」。

夏に向かって、どんどん季節を駆け上がっていきます。

小暑の三候

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それでは、小暑に含まれる七十二候の三つの候を見ていきましょう。

初候:温風至(あつかぜいたる)

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7月7日~7月11日頃の候です。

黒い雲が幾重にも垂れ込める梅雨の湿った風を「黒南風(くろはえ)」というのに対して、梅雨明けの白く明るい空に吹き渡る季節風のことを「白南風(しろはえ)」と呼びます。

「温風(あつかぜ)」とはこの、白南風のことをいいます。

また、梅雨明け頃に咲く花の代表は「百日紅(さるすべり)」。

白やピンクのちりめん状の花が100日ほど、夏から秋にかけて咲き続け、酷暑の間、私たちを励ますように鮮やかに町を彩ってくれます。

次候:蓮始開(はすはじめてひらく)

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7月12日~7月16日頃の候です。

夜明けとともに一つ、また一つと、目覚めるように開くのが蓮の花。

その花はわずか数日のみ咲いて、上品な甘い香りを漂わせます。

蓮は「天上の花」とも呼ばれ、その花言葉は「清らかな心」「神聖」。

仏教とも関わりの深い花で、お釈迦様が蓮の花の台座に乗っておられるところを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

江戸時代には、夏の花見として、蓮を見るのが人気だったそう。

昔から「泥より出でて泥に染まらず」といわれてきた蓮を見ていると、気持ちが凪いで、心が洗われるような感じがするのかもしれません。

末候:鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)

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7月17日~7月21日頃の候です。

鷹の産卵期は4~5月。

その後、40日前後の比較的長い抱卵期ののちに生まれた鷹の雛鳥たちは、さらに40日ほどで巣立ちの準備を始めるようになり、8~9月の完全な巣立ちまで、親元で多くを学ぶのだそうです。

一年に2~3個の卵を産む鷹ですが、そのうちで大人になれる個体はわずか。

場合によっては卵や雛のうちにすべて、ヘビやカラスに襲われてしまうこともあります。

獲物を捕まえる時の最高速度は80kmにも及ぶといわれる鷹は、その飛び方や狩りの仕方をしっかりと学び、生きる力を身につけていくのでしょう。

優雅に空を舞う鷹の姿には、自然界の厳しさを生き抜いた者の誇りが立ち現れているようにも感じられます。

季節のお話

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小暑の次候「蓮始開」では、蓮見について紹介しましたが、ここではさらに深掘りして、「大賀蓮(おおがはす)」と呼ばれる驚くべき古代蓮についてお話しします。

この名前の元となったのは、植物学者・大賀一郎さん。

彼は1951年、千葉県千葉市にある落合遺跡での発掘作業で、市民ボランティアとともに三粒の蓮の種を発掘しました。

そしてこの種のうち、一粒が見事に発芽、「大賀蓮」と命名されたのです。

さらに後の研究により、この蓮は弥生時代のものと推定され、「二千年蓮」とも呼ばれるように。

現在は千葉市の市の花にも制定されています。

「大賀蓮」は、日本全国に株分けされていますので、お近くで見られる場所を探してみてはいかがでしょうか。

蓮の花が開くのは、夜明けから昼まで。

夏といえど、早朝は涼しい風が爽やかに吹く時間でもあります。

蓮を見ながら涼を取り、悠久の時に思いを馳せるのも良いかもしれませんね。

暮らしの知恵

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日本では小暑の頃にお中元を送る風習があります。

昨今はそのような習わしを重んじる人も少なくなってきていますが、お世話になっている方に、日頃の感謝を伝える良い機会ではないでしょうか。

お中元は、両親や先輩、上司、先生など、目上の方に向けて贈り物をするのが一般的です。

ゼリーや飲み物など、夏に喜ばれるものや、焼き菓子のように日持ちのするもの、タオルのようないくつあっても困らないもののほか、相手が好むものを贈ると良いでしょう。

心のこもった贈り物は、たとえ遠方に暮らしていて何年も会えていない人とでも、心を通わせるきっかけとなります。

また、友人などには暑中見舞いを送ってみるのも良いでしょう。

手書きの手紙をもらうことも少なくなった今、たった一枚のはがきが、何よりも心に響く贈り物になるのではないでしょうか。

梅雨入りから梅雨明けまでに送るのが「梅雨見舞い」、梅雨明けから立秋までに送るのが「暑中見舞い」、立秋後に送るのが「残暑見舞い」と、呼び名が変わります。

七十二候のように、細やかな季節の移ろいを重んじる日本人らしい呼び名ですね。

お中元、暑中見舞いなど、枠に囚われて面倒になる方も多い行事ですが、その根底にあるのは相手を思う心でしょう。

大切な方の顔を思い浮かべ、その人の健康を祈りながら、何か贈り物をしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

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今回は二十四節気の小暑にあたる3つの候をご紹介しました。

「温風至」から始まるこの季節ですが、近年は「温風」ではなく、「熱風」「熱波」と呼びたくなるような気候に変わってきています。

くれぐれも体調に気を付けながら、来る夏を大切な人々とともにお過ごしくださいませ。

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詩龍先生

鑑定歴21年
得意な占術魂対話・霊感・霊視・浄霊・除霊
波動修正・ 波動強化・姓名判断 ・数秘術
実績情報TV番組出演
地方新聞占い欄掲載
占いフェア、パーティーイベント多数出演
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