冷え性の方必見!冬の薬膳で冷えとり&体を温める方法

冷え性の方必見!冬の薬膳で冷えとり&体を温める方法

冬になると冷えやむくみが気になる、トイレが近くなるという方は多いかと思います。

今回は、薬膳の観点から冬の体を考え、どのような食材を日々の食事に取り入れると良いかをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

薬膳とは

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出典:photoAC

薬膳は、中医学の考えに基づいた、健康を目的とした食事のことを言い、すべての食べものに薬効があると考えています。

ですが、薬も飲み過ぎれば毒になりますし、人によって合わない薬が異なるように、季節や体調に合わせて、その人にとっての健康を促す食事が望ましいとされています。

クコの実やナツメを使った料理を薬膳と思いがちですが、旬のものや、体が欲するものをバランスよく食べることが大事ですので、高級・特別な食材が必要なわけでもなく、高度な調理能力が必要なわけでもありません。

もちろん一人ひとりの心身の状態に合わせた薬膳となると、専門的な知識が必要かもしれませんが、今回は「季節にあった薬膳」という考え方で、みなさんに冬の薬膳をご紹介したいと思います。

薬膳を五行説からみる

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古い中国の思想に、五行説という考えがあります。

これは、あらゆるものは5つの要素(木・火・土・金・水)からなるという考えなのですが、中医学でもこれを踏襲しており、体も五行に当てはめて考えています。

「五臓六腑にしみわたる」という言葉がありますが、この「五臓」というのが、人間の生理作用を五行に振り分けたものです。

木→肝
火→心
土→脾
金→肺
水→腎

このような振り分けになり、それぞれが相生・相克といって、活かしあったり抑制しあったりしながら、バランスを保っています。

冬=腎が弱まる

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さて、この五臓のなかで、寒さに弱く、冬に弱まりやすいのが「腎」というところです。

「腎」は腎臓だけを指すのではなく、成長や生殖にも関連の深いもの。

以下のような症状が出やすい人は「腎」のバランスが崩れている可能性がありますので、チェックしてみてください。

・むくみ
・泌尿器系の障害(頻尿など)
・耳鳴りや難聴
・白髪の増加
・生殖器系の不調
・足腰の冷え
・息切れ

とくに冷え性の方は、「腎」の体を温める機能が低下しているのかもしれません。

このような症状に心当たりのある方は、体を温める食材や、「腎」を補うような食材を取り入れることで、冬の冷えを解消したり、体のバランスを整えたりすることにつながります。

よほど酷い症状があったり、すでに未病の状態を超えている方は、専門医による治療を優先させてください。

冬の薬膳

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それでは冬に取りたい薬膳食材を、3つのポイントに分けてご紹介します。

体を温める食材

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体を温める食材には、エビ、ニラ、クローブ、シナモン、よもぎ、鶏肉、山椒、ショウガ、玉ねぎ、かぼちゃなどがあります。

また、羊肉や鹿肉なども体を温めてくれますので、手に入ったときはぜひ召しあがってください。

鶏の手羽元とショウガを煮たスープは体を温めるのにとてもおすすめです。

ショウガは熱を加えることで体を温める成分を持つようになりますので、体を温めたいときは加熱調理して食べるようにしましょう。

また、辛いものを食べると温まると思いがちですが、汗が出てかえって体を冷やすことがあります。

食べたいものは体が欲するもの、と考えることもできますので、まったく食べない方が良いわけではありませんが、体の冷えを感じやすい方はほどほどにしておくといいでしょう。

「腎」を補う食材

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「腎」を補ってくれる食材には、黒いものが多く挙げられます。

黒ごま、黒きくらげ、黒砂糖、黒酢、黒豆といった「黒」の付くもののほかに、ゴボウや海藻、牡蠣などが含まれます。

ごまあえなど、普段使いしているごまを黒ごまに変えるとか、砂糖を黒砂糖に変えるだけでも色んな料理で手軽に取り入れられますので、ぜひ試してみてほしいと思います。

お正月におせちを食べない家庭も増えていますが、黒豆を使った煮豆や、椎茸やゴボウの入った煮しめなどを食べる良い機会でもあります。

上述のチェック欄を見ていて、「自分は腎が弱っているかも」と感じた方はぜひ、黒いものを意識して摂るようにしてみてください。

体は食べたものでできていきます。

一日食べてすぐに変化が現れるわけではないでしょうが、日々の積み重ねですので、少しずつ取り入れていってみてください。

旬の食材

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冬が旬の食材には、大根、人参、れんこん、白菜、かぶ、ほうれん草、ねぎ、サワラ、タラ、鮭などがあります。

冬至には「ん」の付くものを食べると運が付くなどと言われていますが、「だいこん」「にんじん」「れんこん」など、冬の食材には「ん」の付くものが多い印象です。

もちろん、冬至によく食べられているかぼちゃも、「なんきん」ですから「ん」の付く食べものです。

これらの旬の食材を考えると、鍋物や煮物がぴったりのものばかりですよね。

じっくりと煮込むことで温かい性質を高めることもできますから、冬に鍋物や煮物を食べるというのはとても理にかなっています。

通年売られている食材でも、旬の時期に食べる方が、栄養価が高いことがあります。

ぜひ旬の食材を取り入れ、多くの栄養が吸収できるようにしましょう。

まとめ

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冬は体を温めるもの・黒いもの・旬のものをイメージして食事を摂ると、薬膳の観点からも、体に必要なものがバランスよく食べられそうです。

この記事を参考に、2022年の冬を乗り切っていきましょう!

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マーガレット先生

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