2022年の水星逆行も最後となりました。
恋愛や職場、家族との対人関係、通信・交通といった身近なことに大きな影響を与えるといわれる水星逆行。
なかでも今回のキーワードは「人間関係」となります。
人間関係の何をポイントにして過ごせばいいのかお伝えしますので、ぜひ一読ください。
水星逆行期間とは
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スピリチュアル界隈でよく聞かれる水星逆行ですが、本当に水星が逆回りするわけではありません。
地球が自転しながら、太陽の周りを公転しているように、ほかの惑星も太陽の周りを公転しています。
ただし、太陽との距離が近い惑星ほど速度が速いという性質から、地球から見てほかの惑星が逆行しているように見える期間があります。
これを、「惑星の逆行」と呼んでおり、この現象が水星と地球の間で起こる期間のことを、「水星逆行期間」と呼んでいます。
惑星によって異なる影響
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水星逆行がよく取り沙汰されるのは、その影響が対人関係や交通、通信といった「個人レベル」でのものが多いためでしょう。
これは、水星がコミュニケーションや情報等を司る惑星だからです。
ほかの惑星ではどのような影響が出やすいのか、少しまとめました。
金星【愛や豊かさを司る】……お金や恋愛
火星【想いや表現を司る】……精神面
金星、火星は水星と同じく、個人レベルでの影響が大きくなります。
木星よりも公転周期の長い惑星は、個人よりも社会全体に及ぼす影響が大きくなっていきます。
木星【拡大や発展を司る】……スピードの停滞
土星【制限や課題を司る】……ルールや枠組みの瓦解・再構築
天王星【変革を司る】……個人と社会の矛盾が広がる
海王星【理想や幻想を司る】……理想の拡大と現実感の欠如
冥王星【破壊と再生を司る】……無意識領域
基本的な性質として、停滞や振り返りといった影響があるのはどの惑星でも同じです。
トラブルに繋がりやすいと思われがちですが、性質を理解しておけば、逆行期間だからこそ進みやすい物事もあると気付くことができるでしょう。
2023年の水星逆行スケジュール
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さて、2022年の水星逆行は、9月10日~10月2日で最後となります。
本当は12月29日から始まる水星逆行期間があるのですが、こちらは2023年の一回目として考えますので、2022年のものには数えません。
また、2023年の水星逆行スケジュールは以下のようになっています。
2022年12月29日~2023年1月18日
2023年4月21日~5月15日
2023年8月24日~9月16日
2023年12月13日~2024年1月2日
2023年は4回の水星逆行期間があることがわかりました。
毎回3週間前後の期間があるため、水星逆行期間だから○○はやめておこう、などと考えすぎると物事が進まず、かえってストレスになることもあるかもしれません。
今回は、2022年9月10日~10月2日の期間に絞り、気をつけたいポイントを3点お伝えします。
9月10日~10月2日の水星逆行の3つのポイント
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天秤座で水星逆行が起こる今回は、「人間関係」の面でとくに影響が大きいと考えられています。
「仕事への影響」「恋愛への影響」「自分への影響」という3つのポイントから人間関係にフォーカスしました。
仕事への影響
SNSなどで誰でも簡単に自分の気持ちを発信し、表現できる時代。人々の心を動かす素晴らしい表現が瞬く間に広がる一方で、軽い気持ちで書いた悪口なども、一瞬で全世界の広がってしまう危険性をはらんでいます。
今回の水星逆行期間は、とくに「言葉」に気をつけたいとき。
そのつもりはなくても、相手を嫌な気持ちにさせる言葉を発してしまったり、守秘義務のあることを知らず知らず拡散してしまったりということも起こる可能性があります。
簡単にアップできる時代だからこそ、「本当に大丈夫かな」「誰も傷つけないかな」と思う気持ちが大切。
何かを発信するときは、一度寝かせて読み直してからにするなど、気をつけるといいでしょう。
大きな契約をしない方が良いという情報を見て悩むこともあるかもしれませんが、契約を交わすことは悪いことではありません。
ただし、しっかりと内容を互いに確認しあい、不明点がないようにしてください。
少しでも不信感のある契約はすぐに交わさないこと。
リモートやSNSでのやりとりだけで、実物を見ずに取引をすることも危険です。
恋愛への影響
言葉・コミュニケーションがうまくいかない期間なら、なるべく喋らないように。
これは間違いです。
うまくいかない期間だからこそ、相手を思いやり、言葉を尽くすことが重要です。
もしもすれ違いが起こってしまったなら、誤解が解けるまで気持ちをしっかり伝えてください。
一番怖いのは、コミュニケーション自体を拒否してしまうこと。
自分でない人というのは、生い立ち、性別、出生地、家族構成、思い出、友だち、性格、思想、何もかもが違っているものです。
違っているからこそ、その人を尊敬できたり、自分にない部分に憧れたり、好きになったりできるのではないでしょうか。
「違う」からこそ、相手を理解するために、自分を知ってもらうために、言葉を尽くさねばなりません。
相手がもしもコミュニケーションを拒否するような人であれば、その人とわかりあうことはむずかしいでしょう。
自分の気持ちを言葉にすることで、自分自身も改めて、相手をどれだけ好きか、愛しているか気付くこともあります。
自分への影響
過去の自分との「再会」に向いている時期。
自分のなかにあるネガティブな記憶や考え、変えたいと思いながらも変えられずにいるクセなどがあれば、それらと向き合うのに向いています。
よく、他人のことならよく見えるけど、自分のことになるとうまく見えないという人がいます。
そんなときは、自分によく似た他人のことを考えるつもりで考えてみましょう。
その人の悩みを聞いたとき、自分ならどんなアドバイスをするか、という視点で考えてみると、妙案が思い浮かんだり、すっと心が軽くなったりすることがあります。
そんなふうに自分と「再会」してみる期間にしてはいかがでしょうか。
まとめ
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情報・交通の乱れやコミュニケーションの問題がピックアップされがちな水星逆行ですが、その期間だからこそできることがあるのもまた事実です。
時間に余裕を持って行動するなど、基本的な対策を取ったうえで、水星逆行期間だからこそできることを楽しむ期間になれば幸いです。