職場の人間関係でイヤなこと。
それが、仕事のミスを指摘することではないでしょうか?
特に上司から部下への場合、どんなに言葉使いに気を付けても、相手にネガティブな気持ちを与えてしまいがち。
かといって注意しなければ仕事にならないし、同じミスを繰り返すことになりますよね。
解消方法は相手に「いじわるで注意しているわけではない」という意志を明確にすることです。
働く女性にこそ知ってほしい、部下への正しい注意の仕方を紹介しますね。
ミスを指摘する前にすべきこと
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「何回も同じミスをする」「他の子はちゃんとできるのになぜ?」とイライラが募ることがありますよね?
職場はあくまで仕事をする場所、友達探しやなれ合いの場ではありません。
多少、キツイ伝わり方になることもあるでしょう。
相手に注意することによってお互いにネガティブになることは避けられません。
ですが、注意されて気持ちが沈んでしまう部下の気持ちも分かってあげてください。
仕事で注意された場合、怒られたことにショックを受ける人、いじめられているのではと感じる人がいます。
あくまでも、仕事上のことなので、あなたのパーソナル部分を脅かすつもりはないことを伝えましょう。
「ちょっと気になった部分があってね」「いつも頑張ってくれてありがとう。」と注意する前に一言あるだけでも、印象はだいぶ変わりますよ。
あなたの指摘がイマイチ伝わらない理由
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部下に注意しても、イマイチ伝わらない・納得していない表情をする。
そんなことに悩んでいるなら、以下の項目をチェックしてください。
もしかしたら、部下が不満を覚える注意の仕方をしているかもしれません。
●信頼されていない
●否定する
●大勢の前で注意する
●褒めない
●ミスとは関係がない部分を責める
●解決策を教えない
具体的に、部下はどんな点に不満を抱くのかを、次から詳しく説明していきますね。
信頼されていない
信頼関係が築けていない上司から怒られると、「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」「あなたに言われたくない」と反感を買う恐れがあります。
毎日、顔を合わせている上司に怒られるのもマイナスなのに、あまり面識のない上司からだとなおさらですよね。
部下に注意する際は、きちんと信頼関係があるのかどうかをチェックする必要あり。
もし、なければ他の同僚から注意してもらうなど、他の手段を使いましょう。
否定する
注意をした場合、部下から反対意見や不満の意見をぶつけられることがあると思います。
そんな時に、ムっとしてはいませんか?
その理由が、「部下は上司である自分に従うべきだ」という考えなら見直すべきですよ。
確かに上司と部下である以上、「地位」「経験値」といった点であなたの方が優れています。
でも、だからといって部下からの意見をないがしろにしていいわけではありません。
反論する場合は感情的にならず、冷静に伝えてくださいね。
大勢の前で注意する
一番やってはいけないこと。
それが人前で注意することです。
大勢の前で注意すると「みんなの前で恥ずかしい」「私がミスしたことがみんなに知られてしまう」と、かなりの精神的ダメージにつながります。
注意する時は、個別に呼び出す、別室に呼び出すといった配慮を忘れないでください。
褒めない
部下が仕事で成果を出した時、以前よりも仕事スピードが早くなった時、きちんと褒めていますか?
そんな仕事量できて当然、といった態度がにじみ出ていると部下は委縮する一方です。
直接的にほめるのもアリ。
ですが、もっと効率的な方法を知っていますか?
それは、第三者に「うちの部下は優秀だ」と伝えることです。
社内の部下の評価を上げる効果があります。
実は、人は直接ほめられるよりも第三者から評価された方が印象に残るのです。
「○○君、最近頑張っているね。君の上司の▲▲さんが褒めていたよ」といったパターンが理想です。
ミスとは関係がない部分を責める
部下に注意する時は、ミスした内容だけを淡々と伝えるようにしましょう。
いくら腹が立ったからと言って、「本当に仕事ができないよね」「要領が悪い」など、人間性を非難することは賢明ではありません。
仮に、締め切りを守ってくれない部下を注意したい場合。
提出物が遅れることによって、○○といった影響が出る、それをなくすためにも早めの提出をお願いしている。と冷静に、困っていることを伝えましょう。
他には、もし他の仕事で手一杯なら調節をするから相談してくれないか?など、プラスに働く提案をするのもアリですよ。
解決策を教えない
ミスを指摘するなら、答えも一緒に教えるべきです。
ですが、今後のために、成長してほしいという思いから、ヒントだけを与えるに留めていませんか?
分からないからこそ、部下はミスをしたはず。
正解を教えてあげない限り、先には進めません。
部下の立場に立つと、怒られて、正解を教えてくれないって何?と不満を覚えるのは当然ですよね。
もし、部下の向上心や成長を促したいなら全ての工程を終えた上で指導しましょう。
まとめ
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今回は部下への注意の仕方を紹介しました。
部下に限らず、人にミスを指摘する、意見を言う、ことはためらいますよね?
その、ネガティブなことを解決できる方法を5つピックアップしました。
方法は、たくさんありますが共通していることは「あなたに、いじわるで言っているのではない」ことを事前に伝えること。
また、ミスを指摘した後に、きちんとフォローしてあげることも忘れずに!