2月のイベントと言えば『節分』が挙げられますよね?
節分と言えば豆を撒いて、恵方巻を食べるイベントと思いがち!
実際のところ節分の歴史って意外と知らないことが多いですよね。
何のために豆を撒いているのか、どうして豆なのか?など疑問は尽きません。
今回は、そんな節分を深堀して理解を深めるための手助けをしますね。
節分っていつ?
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節分は「立春の前日の日」とされています。
なので厳密にこの日!と指定できるわけではないので、年によって日にちは変わります。
ちなみに2021年は2月2日が節分の日です。
節分の由来
節分は災害や疫病などの穢れを祓う儀式です。今ほど科学や医学が発達していない時代。流行り病や自然災害はすべて鬼のせいだと考えられていました。
その鬼を追うための儀式が節分です。
節分にすることはコレ!
1.豆を撒く
2.ヒイラギの枝にイワシの頭をさし玄関前に置く
3.年の数だけ豆を食べる
4.恵方巻を食べる
簡単に説明すると豆で邪気を払い、その後に無病息災を願って豆を食べるという行事です。
具体的な由来は次から説明していきますね。
どうして豆を撒くの?
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災いから身を守るが転じて、魔を滅する=マメから節分には豆を撒くようになったと言われています。
どうしてイワシを用意するの?
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豆を撒くのは知っていたけど、ヒイラギの枝にイワシをさすのはなんで?と疑問に思ったことはありませんか?
実はコレ、イワシのニオイで鬼を追い払う役割があるんです。
いわゆる魔除け的な意味で、この家には災いを持ち込まないぞ!という強い意志を感じますよね。
またヒイラギの枝がトゲトゲしていることから、鬼が目を傷つけられるのを恐れるとも考えられていたようです。
恵方巻は関西が由来
恵方巻は関西が発祥で毎年、決められた方角を見ながら黙って食べることがルールです。
方角を向きながら食べるのは、その方角に神様がいるから。
お願い事をしながら食べると叶うなんて地域もあるそうですよ。
2021年節分の恵方は、南南東です。
節分の雑学
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●昔は桃を投げていた
●どうして豆は炒るのか
●昔は節分=お正月だった
●鬼の色
ここからは節分の意外と知らない雑学につい解説しますね。
本当は桃を投げていた
節分と言えば豆を撒くイメージですが、節分という文化が日本に入ってきた昔は、桃を使っていたとされています。
実は桃は中国では魔除けの意味が強い特別なアイテム。そのため、節分には桃を使って邪気を払っていたそうです。
節分は元々、宮中行事として取り入れられたもの。なので桃を使って節分をしていたのも納得がいきます。
民間人がするようになったのは、ずっと後の事。
いちいち桃を使う節分だったら今ほど根付いていなかったかもしれませんね。
豆を炒る由来
節分に撒く豆は炒られています。
この理由を知っていますか?
実は、これには深いワケがあるんです。
昔、人を食べてしまう恐ろしい鬼がいました。
なんとかしたいと考えた人々は神様に力を借ります。
「鬼が人を食べるのを、どうかやめさせてくさい」とお願いすると、神様はひとつの豆を取り出します。
この豆を撒きなさい。この豆から芽が出ない限り鬼が悪さをすることがないだろう。との言葉を信じて人々は豆を撒きました。
普通なら豆を撒いたら芽が出るはずですが、神様から渡された豆は一向に芽が出ません。
それもそのはず、実は神様が渡した豆は炒られているので、芽が出ることがないのです。
芽が出ない豆がある以上、手が出せない鬼は諦めて人を襲うことはなくなったという話があります。
なので節分の豆は炒られているんですね。
節分はお正月と一緒
節分にひとつ年を取るとみなす地域があるのをご存知でしょうか?
いわゆる数え年というものです。
実は、旧暦では節分は年越しの日。
そのため節分に年を数える風習が今でも残っている地域があるんです。
昔の人は、新年の無事を願って、豆まきをしていたんですね。
鬼の色には意味がある
節分で追い払う鬼は赤鬼、青鬼を連想すると思いますが、実は鬼の色によって意味が違うことをご存知ですか?
次から色別の鬼の意味を解説していきますね。
赤鬼が司るのは貪欲。
どうしても手に入れたい欲を赤鬼で表しています。
貪欲と聞くといい意味では、ハングリー精神がある向上心があるとなりますが、この場合は執着。
手に入らないものを、いつまでも欲しがる浅ましさなどを表しています。
青鬼が司るのは激怒。
恨み、憤激といった激しく動かされる感情を表しています。
人間が持っているドロドロとした不浄の心を指します。
黄色の鬼が司るのは掉挙。
掉挙は心を?きむしられたように、ザワザワする様を表します。
精神的に余裕がなく、正常を保てていない状態を指します。
緑色の鬼が司るのは睡眠。
睡眠と聞くといい意味かと思いますが実際の意味はこうです。
義務を果たさずに怠けて寝るダラけた様を表します。
黒色の鬼が司るのは疑念。
主に仏教の教えに疑問を持つこと、人を疑ってかかる様を表します。
昔は疫病や災いなどの目に見えないものを鬼として捉えていました。
その鬼の種類がこんなにもあり、色によって意味が違うというのも面白いですね。
まとめ
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おうち時間が増える今、自宅で行える行事は重宝しますよね。
節分の時期に、節分の由来や成り立ち、雑学などで楽しんでいただけたら幸いです。