空を彩る煌く星は大きな力を持っており、神秘的な存在です。
人間が産まれた時点の『10惑星』の場所を知れば、その惑星が星座のどこに存在しているかを知ることで、運命や先の人生の困難を乗り越える力を教えてくれます。
そんな数多くある惑星の『海王星』を紹介します。
出典（TOP画像）：photoAC
海王星は10惑星の中で夢・神秘・直感を表す
海王星は、10惑星の中で夢や神秘、直感と言ったインスピレーションを司る星です。
人間が自我を持つ本能のままの夢や理想ではなくて、その人が潜在的に持っている無意識の世界を司る星になります。
つまり、眠って奥深くある心の世界を司るのが海王星なのです。
時々、人生であったことがない人でもあったことがあると直感で感じる力だったり、何か危機的な状態から避ける場合の探知の力を持っています。
また、海王星はどの場所の星座にあるかによって、何に傾倒しやすい、ハマりやすいかという方向性がわかります。
つまり、無意識の間に考えている思考の土台の傾向がわかるのも海王星の特徴です。
この海王星の無意識に持っているインスピレーションを元に、自分の性分や社会性といった要素が増えて、それぞれの生き方や性格が出てくるのです。
海王星は、現実世界からかけ離れた思考や逃避という考え方、自己犠牲、奉仕の心といった内容を支配している星です。
海王星が示す12星座とは？
占星術では、10惑星はぞれぞれの星座が割り振られています。
海王星が割り振られている星座はうお座で、ハウス名は双魚宮です。
古代の四大元素で分類するサインでは水で、柔軟宮です。
うお座はメソポタミア時代からある星座で、二匹の魚はこの文明を作ったチグリス川とユーフラテス川を示しています。
実際に、チグリス川とユーフラテス川は合流するのですが延びている紐の先がつながっているのはそれが由来です。
豊穣な大地と農耕に不可欠な水をもたらす、2本の川を祀ったのがうお座の起源です。
海王星が示す意味
海王星が星として象徴している意味は、夢や神秘・直感という意味です。
この星がどの星座にあるかによって、その人が潜在的に持っている直感力の強さや方向性がわかります。
この星が人間の一生を司るのは、84～99歳人生を長く生きて、この人生の中で、自分が持っている本当の自分と社会的自分の役割が一つに溶け込んで、その意味を見出す時期に該当します。
海王星は月に意味が似ている為、注意が必要です。
月は、その人が本当に持っている性格の内意識的な欲望を意味しています。
例えば、疲れたからこれが食べたい、何がしたいという形です。
海王星の場合は、無意識に心が安心する・落ち着くといった感覚、直感を意味しています。
見えない第六感の強さや、勘の鋭さといった部分を司っているのが特徴です。
また、居心地が悪い、理由もなくイライラするという事がある場合は海王星の影響が大きいと言えます。
また、占星術と切っても切ることができないタロットカードでは、「吊られた男」の意味に対応しています。
吊られた男の意味は忍耐や試練、夢にとらわれず現実を見よという意味になります。
ですが、逆位置が自暴自棄や投げやりと言った海王星のハードアスペクトの意味に近いため割り振られているのです。
海王星と他の惑星のアスペクトの傾向
海王星と他の惑星のアスペクトの意味は良い角度であるソフトアスペクト、悪い角度のハードアスペクトではどの様に変わるのでしょうか？
ソフトアスペクトの場合は、海王星の良い意味が他の惑星の意味を強調させ、ハードの場合は、良い面を打ち消すような方向になります。
月は不安や狂気・感受性という意味がありますが、ソフトの場合アスペクトの場合は直感が冴える・穏やか・芸術的才能の開花意味、ハードの場合は体の夢の見すぎ・現実離れ・狂乱という意味になります。
この様に、ホロスコープの星の意味によっては同じ星でも大きく意味が変わります。
ですので、星から運命を読む時は角度を意識して正しく読み取ることが大切です。
マイナスの角度でも、気をつければ、その影響を最小限にすることが出来ます。
まとめ
『海王星』は夢や神秘・直感を示す星で、ホロスコープではその人が元々持っている無意識の存在意識を示し、第六感や直感を示す星になります。
また、海王星がどの位置にあるかによって、自分の社会的・自己の性格にはない、感性を引き出すので、芸術家にとっては馴染み深い星です。
海王星は、自分の意識がないときに作用し、その人が持っている潜在的に持っている思考の傾向がわかるようになるのです。
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