『占星術』で重要なのは、10惑星が持っている意味とその特徴です。
星の意味を知れば元々の性分や人生を進む上での大きな特徴がわかるようになります。
『10惑星』は人間の生まれ持った性質と共に、その人の特徴を示します。
今回は、『土星』の意味を紹介します。
出典(TOP画像):photoAC
土星は10惑星の中で忍耐・堅実・努力を表す
土星は、10惑星の中でもその人間が生きるために必要な、忍耐や課題・努力といった試練を示す星になります。
試練と言うと一見怖いように思いますが、人間が地上に産まれてきたのは人生を生きていく上で何を学ぶかという課題があります。
その課題を、他の惑星が持っている個性や性格、社会的に持っている性分で乗り越える必要があります。
この試練の傾向や何をこの人生で学ぶのかといった深いテーマを示しているのが土星です。
また、土星は木星と対になっており、木星が追い風に例えられると土星は向かい風と言われています。
人生の中で、試練や我慢、困難がある時期を示すので大凶星とも言われます。
しかし、人生の成長には、試練や我慢が不可欠です。
うまく乗り越えるためにも、土星を毛嫌いにしないで、何を学べるかという意味を考える事が大切な星です。
土星が示す12星座とは?
占星術では、10惑星はぞれぞれの星座が割り振られています。
土星が割り振られている星座はやぎ座で、ハウス名は磨羯宮です。
古代の四大元素で分類するサインでは地で、活動宮です。
やぎ座は歴史が古く、非常に古代の人達に生活で重要視されていた星座です。
実は、古代のバビロニアの時代には冬至の時の太陽の位置がやぎ座にあったため、太陽の高さや暦を作る上で重要な星座でした。
その名残で、英語で冬至は「The Tropic of Capricorn」と呼びます。
土星が示す意味
土星が星として象徴している意味は、忍耐・努力・試練という意味です。
その人の持っている社会的試練や困難をメインに力を持っている星です。
この星が人間の一生を司るのは、58~70歳、まさに、社会に適応後、体が老いてその先の人生について深く考える時期に該当します。
後に説明する冥王星との違いは、冥王星が死と再生、孤独といった自分の人生の大きな方向性が変化する大変革という意味ではありません。
土星の場合はあくまで障害を乗り越え、乗り越えた先の成長や人生において知るべき目的を示します。
ネガティブ感情にとらわれやすい傾向や鬱といった悩みが蔓延するのも土星の影響力が関係している事もあるため、問題を解決する糸口のヒントになる星です。
また、占星術と切っても切ることができないタロットカードでは、「世界」の意味に対応しています。
世界はタロットの中でも最強のラッキーカードですが、土星の意味と一見かけ離れているように思う人もいるかも知れません。
しかし、土星は試練を乗り越えて物事が完成するという意味があります。
また大地を連想させるため、世界のカードが割り振られている説もあります。
土星と他の惑星のアスペクトの傾向
土星と他の惑星のアスペクトの意味は良い角度であるソフトアスペクト、悪い角度のハードアスペクトではどの様に変わるのでしょうか?
ソフトアスペクトの場合は、土星の良い意味が他の惑星の意味を強調させ、ハードの場合は、良い面を打ち消すような方向になります。
月は神秘・変化という意味がありますが、ソフトの場合アスペクトの場合は感情の落ち着き・冷静・堅実言った意味、ハードの場合は鬱・不満爆発という意味になります。
土星は忍耐や試練を意味し、社会に生きる課題を示す星になります。
そのため、ハードになると、我慢の限界や方向性がわからなくなるといった意味になります。
この様に、ホロスコープの星の意味によっては同じ星でも大きく意味が変わります。
ですので、星から運命を読む時は角度を意識して正しく読み取ることが大切です。
マイナスの角度でも、気をつければ、その影響を最小限にすることが出来ます。
まとめ
『土星』は困難や試練を示す星で、ホロスコープでは試練の時期や意味を知らせてくれる重要な星です。
大凶星と言われることが多く、ただ単に悪い意味と捉えてはいけない為、安易にこの星があることがNGと思っては行けないのです。
また、土星が示す困難は乗り越えた先に意味があるので、何をこの人生の中で知るために現在の状況があるかも教えてくれます。
人生の逆風があった時、土星が示す課題や時期を無理せず進み乗り越えるそのことはとても大切です。
土星の場所を知って、自分の進むべき人生を楽しく乗えより成長するチャンスを得ることが大切です。
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