風水とは何か
風水とは、自分に関わる衣・食・住や行動などの環境を使って、運を開いていく方法です。約4000年前の中国で始まり、大自然に存在するとされる「気」の力を利用し、「陰陽五行説」を基本としています。これは、自然界にあるもの全てが「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類され、「陰」と「陽」の性質を持つという考え方です。
「陰なしでは陽は成り立たず、陽なしでも陰は存在しない」というバランスが物事の調和を保つとされます。また、風水は、その土地の気の勢いや質を判断することもあります。軍事に使われたり、龍穴と呼ばれる良い土地を探し出し、そこに家や墓、都市を建てるためにも使われてきました。
日本では、推古天皇の頃に伝来し、平安京などの都づくりに用いられてきました。日本の風水は独自の発展を遂げ、中国のものとは、活用の仕方が違っていると言えます。
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風水の歴史
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風水の起源は、古代中国の殷・周時代(紀元前10世紀以前)の「卜宅」にあるとされています。これは宅地や村落の吉凶を占うもので、後の「陽宅風水」の基礎となっています。具体的な風水に関する記述が確認されているのは、中国最古の史書「尚書」とされています。
前漢時代(紀元前206年頃)になると「宮宅地形」「堪輿金匱」などの風水書が記されるようになります。晋時代(3世紀)には、郭璞(276~324)による「葬書」が成立し、風水の語が使われ、これが後の「陰宅風水」の基礎となっています。風水の思想は唐代(7世紀頃)に盛んになり、陰陽説や五行説が取り入れられます。
日本には602年頃に伝わり、「日本風水」を形成していきます。宋代(11世紀)になると羅盤で吉凶を占う方位学派も登場し、それ以降、羅盤を扱う技術がより発展して中国系の風水になっています。このように発展してきた風水。中国や日本で繁栄している多くの都市は、風水に基づいていますし、「三国志」で名高い諸葛孔明など、名を残す多くの軍師も風水を用いた兵法を実践しています。
中国風水と日本風水の違い
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中国で風水理論が完成したのは宋から明代とされますが、日本では、それ以前の飛鳥・奈良時代に伝わった理論が独自の発展を遂げています。日本に数々の風水書を持ち込み、本格的な風水をもたらしたのは、暦法(太陰暦)を伝えた百済の僧侶・観勒とされます。これ以降、藤原京から平安京に至るまで日本の遷都は風水の影響を多大に受けています。
江戸時代に入ると、天下平定を果たした徳川家康は、風水を知る天海僧正と共に、何人も風水を用いて天下を夢見ることがないよう庶民たちから風水を遠ざけたとされます。それ以降、日本では風水の語があまり知られていなかったのですが、1994年に荒俣宏の「風水先生」が刊行され、風水が一大ブームとなり、広く知られるようになっています。
日本の風水は、陰陽道や家相として発展し、「四神相応」では四神の方角が固定化されているなど日本独自の理論となっています。近年、風水という名称で知られている占いの多くは、中国の風水と違い、家相術や九星気学などのアレンジ的要素が強いとされます。
手軽に取り入られる風水の考え方
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テレビや雑誌などで、よく取り上げられている風水。部屋の配置や家の方位で、良い運気を取り込むばかりでなく、インテリア、色、観葉、植物、小物などでも、手軽に金運、仕事運、恋愛運、健康運等、運気をアップすることができます。
風水は、何千年もの人間の行動や環境によって起こった結果を集めたものでもあるので、良くも悪くも統計学的にその結果になりやすいことが知られています。目に見えない「気」ばかりでなく、しっかりとした根拠もあるわけです。
インテリアによる風水
良く活用されるのは玄関マットです。外出先から持ってきてしまった悪い運気を家へ持ち込まないため、素材は化学繊維は避け、なるべく自然に近いものにします。風水で気は玄関や窓から入り家の中を巡るとされます。この気の流れがスムーズになるように、間取りや家具の配置を調整し気の通り道を作ります。
不要な気がある場合、戸棚や家具を置いて、それを遮蔽します。また先の尖ったものは、先端から悪い気を発するとされるので、できるだけ部屋の中には置かないようにします。
色による風水
『赤』は満ちあふれるパワーを表す元気な色で、ポジティブなエネルギーを授けるとされます。
『青』は、仕事運がアップすると言われています。冷静に全体を俯瞰できる目が持てるようです。
『緑』は、いろいろな運気を発展させる色とされます。その人の潜在力を伸ばすようです。また健康運を改善する力もあるとされます。
『金』は、金運に多大な影響力を持つ色で、名誉や成功をもたらすとされます。さらに幸せを引き寄せる力もあるとされます。
『ピンク』は、恋愛運をアップさせ、対人運を改善してくれる色とされます。
植物による風水
細く尖った葉を持つ植物は鋭い気を発生させるとされ、人がよく居る場所に置かないようにします。丸い葉を持つ植物は、気を落ち着かせるとされます。葉が上に向かって伸びる植物は、活発な気を発生させ、下に垂れ下がる植物は、気を優しく静める効果があるとされます。
小物による風水
小物による風水で良く知られているのが財布です。色は金色か黄色の長財布が良く、ここに金運を呼び込む力が宿るとされます。また財布の中に、小槌のキーホルダーなどのラッキーチャームや、四つ葉のクローバーを入れておくと効果的とされます。
さらに水晶などのパワーストーンをあしらったブレスレット、玉などを手にすると、邪気が打ち払われ、良い運気がもたらされるとされます。
風水の工夫でより幸せに
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風水には、簡単に実践できるものが数多くあります。インテリアや植物、色やアイテム別に金運、恋愛、健康、総合運などを効果的に高められることがわかります。この知恵を活用すれば、いろいろと運気が上げられるのですが、その置き方などを誤ると、逆効果になることもあります。
例えば、玄関に置く鏡では、邪気を寄せ付けない方位に向けないと、良い運気をシャットアウトしてしまうことになります。玄関や寝室に置くインテリアは、風水の注意事項をしっかりと把握しておく必要があります。
また家における風水では、基本的にきれいな場所に良い運気が集まり、汚い場所に悪い運気が集まるとされます。取り込まれた良い運気でも、運気が淀むと悪い運気に変わってしまうこともあります。気の流れと言う考え方があるので、換気も重要な要素になります。
窓には、開け閉めしやすいカーテンをかけて、毎日良い空気を部屋の中に取り込みます。風水では北からの空気の流れに乗って、良い運気が入ってくるとも言われています。ちょっとした風水の工夫で、人生がより充実したものになるはずです。
風水についてよくおわかり頂けましたでしょうか。
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