数字から運命を紐解く数秘術。なかでも重視されているライフパスナンバーでは、その人の基本的な性格、生まれもった才能、個性などがわかると言われています。
今回は、ライフパスナンバーが「9」の人について、詳しくご紹介いたします。
ライフパスナンバーの計算方法
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生年月日(西暦)の数字の各位を、一桁になるまで足し合わせます。
例)
生年月日:1985年3月1日
計算式:
1+9+8+5+3+1=27
2+7=9
となり、この方のライフパスナンバーは「9」となります。
ライフパスナンバー「9」の取説
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ライフパスナンバー「9」は、高い視点から世界を俯瞰し、自分自身を変幻自在に変えられる、不思議な人々です。
博愛主義といっていいほど世界のすべてを愛しており、そのためにどこかに属するということもありません。
属するということは、何かに偏るということ。Aに属するということは、A以外には属さないことだと、「9」の人は無意識のうちに考えています。
誰に対してもフラットでいるからこそ、どんな意見にも共感できますが、それが八方美人のように映ってしまうことも。
そして、全体が俯瞰して見えてしまうがゆえに、周囲の人の意見の食い違いなども「結局〇〇っていうことなのになあ」と結論が見えてしまいます。
ライフパスナンバー「9」の恋愛
カメレオンのように自分を変えられる「9」の人は、相手の好みに合わせて髪型・メイク・食べもの・インテリア・ファッションなどをがらりと変えられてしまうタイプです。
そのわりに、自分から好きになるのではなく、相手から告白されて初めて相手の気持ちに気付くこともあります。
自分の気持ちに疎いところのある「9」の人らしい恋愛観です。
ものの道理が見えてしまう「9」の人は、家事のように「生きる」ことに直結するものごとには積極的で、専業主婦(主夫)が向いている人もいます。
子どもにも同調しやすく、同じ目線で話ができるパパ・ママになれそうです。
ライフパスナンバー「9」の仕事
「9」の人にとっての仕事は、生きるうえでのマストではありません。
合理的に考えると、仕事というものは「生きるためのツール」であり、「目的」ではない。そんなふうに考えているでしょう。
極端にいえば、仕事をしなくても生きていけるならしないし、狩猟採集がもっとも合理的と判断すれば、そうするのではないでしょうか。
また「9」の人は、「やるからには責任を負ってくださいよ」という発想が苦手です。
そう言われると萎縮してしまいますし、責任が重圧になるものの逃げることもできず、誰かに頼ることもできず、八方塞がりに陥りやすいナンバーです。
奉仕的気持ちが強い方が多く、医療や介護関係、また教師や公務員、アート関連では俳優なども向いています。
ライフパスナンバー「9」の運命
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ここで、「9」という数字の神秘についてお話しさせてください。
数秘では完全や達成などを意味する「9」は、「1」~「8」のすべてのナンバーを内包しているといわれています。
その証拠のように、1+2+3+4+5+6+7+8=36となり、3+6=9
また、9の段の九九は、18,27,36,45,54,63,72,81と、どれも各位を足すと9になります。
理性も感情も、良い面も悪い面も、すべてのナンバーがミックスされた「9」の人は、それゆえ自分で自分がわからなくなることもあるかもしれません。
また、どんな要素も持っているせいで、どのシーンでもスペシャリストにはなれない器用貧乏な一面も持ちあわせています。
ですが、ライフパスナンバー「9」の人は、すべてを知っているからこそ、愛の伝道者であってほしいと思います。
愛は目に見えず、手に取って触ることができず、定義することもできません。
だからこそ「9」の人は、自分の中にあるカオスから、愛を引き出し、それを周囲の人々に差し出すことをミッションとして生まれてきたのではないでしょうか。
そして、差し出せばそれ以上の愛が返ってくることを、「9」の人々は身をもって知り、その奇跡のようなできごとに深く感じ入る人生を送ります。
ライフパスナンバー「9」の人生がもっと楽しくなるコツ
基本的に他者を認めようとする「9」の人は、たとえば凶悪犯罪を起こした人物にも、言い分があるだろうとか、良いところもあるだろうと思うところがあります。
しかし、「どうしても許せないこと」というのも、生きていればあって当然なのですが、「9」の人は「どうしても許せないと思ってしまう自分が許せない」と感じてしまいがち。
そんなときは、「これも自分の感情なのだ」と、まずは自分を受け止めてあげましょう。
視点の高い「9」の人ですが、それでも神さまや霊界の者ではなく、ただの人間なのです。
聖俗があるとすれば、人間はきっと俗であり、「9」の人もかぎりなく聖に近付いていたとしても、やはり俗です。
俗たる人間ゆえ、こんな感情になることもある、と自分の気持ちをそのまま受け入れることで、少しずつ自分の心が開かれていくでしょう。
まとめ
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他者にとっても自分にとってもミステリアス。
「9」の人は、ほかのすべてのナンバーを内包する神秘のナンバーです。
高くから見下ろし、深くまで見透かす。
そんな「9」の人がいることで、世界は少しずつ愛を取り戻していくのではないでしょうか。
そのためにまずは「9」の人たちが、自分を愛するということ、自分を受け入れるということを実践してみてくださいね!