北欧の古代文字を読み解くルーン占いってなに?

北欧の古代文字を読み解くルーン占いってなに?

『ルーン文字』には魔力が込められているのだと、古来より北欧を中心としたヨーロッパの人々には深く信じられてきました。

シンプルな線で形作られたルーン文字は、どこか神秘的でもありますよね。
私たちが人生の途中で迷ったり悩んだりしたら、このルーン文字が行く先を教えてくれます。
魔力のこもった『ルーン占い』の力に、しばし導かれてみましょう。

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このページの目次

1.ルーン占いとは?
 -~スプレッド方式~
 -~キャスティング方式~
2.ルーン占いの歴史
3.ルーン文字の意味
4.まとめ


ルーン占いとは?

ルーン占い

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北欧の神話に由来があるルーン文字はそこに神々の力がこめられていると信じられていて、古来より現代までの長い間、占いに使われてきました。

恋愛や仕事や人間関係。人生で迷ってしまうようなシーンではっきりとした答えを出してくれるのがルーン占いです。

直感の力によって選ぶ占いはタロットカードやオラクルカードを用いるものなど様々ありますが、ルーン占いの精度はその中でもずば抜けて優れていると言う人もいます。

ではルーン占いでは実際にどのようにして占いが行われているのでしょうか。
実際にやり方をみていきましょう。

~スプレッド方式~

まず用意するのは24の『ルーン文字』と1つの空白の『ルーン』(ブランクルーン)が刻まれた木片や石。それからルーンを入れる『ルーンバッグ』です。

ルーン占いはどこでも行うことができますが、インスピレーションに頼りますから、心の落ち着く環境を選びましょう。

心を落ち着けたらルーンバッグからルーンをひとつ取り出し、そこに刻まれたルーン文字より答えを導き出します。
ある程度のリーディング能力も必要になってきますが、まずは気軽に行ってみても大丈夫です。

基本的にはワンオラクルですが、決まった配置に並べたり、過去・現在・未来と3つの石を選ぶこともあります。
好きなやり方で自由にルーンをひいてみて下さい。

~キャスティング方式~

無地の大きな布を地面に敷き、質問を思い浮かべたら9本の枝をその布の上に放り投げます。
布からはみ出した枝をとりのぞいて、そこにルーン文字が形成されていないか探して読み取ります。

キャスティングでは枝を使わず、ルーンストーンを投げて表になった文字だけを読む方法もあります。

ルーン占いの歴史

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時は1世紀頃。今から1,000年以上遡った時代に、ルーン文字は北欧を中心としたドイツやブリテン島の周辺で、ゲルマン人たちの間で使われていたと言われています。
1世紀と言えば、日本では弥生時代にあたりますね。

ゲルマンではルーン文字は日常的に使われていました。
木片などに刻みやすいように直線で形作られている表音文字です。

当時のゲルマン人の生活は、占いや魔術とも密接でしたから、手紙や荷札など実用的に使っていた他、剣などのものに込めて呪術としても「日常的に」使われていることになります。

ゲルマン人たちは木や石にルーン文字を刻み、それを地面へ投げて行く末を占っていました。
剣に刻んで自分を守ったり、ベッドの下へ刻んで病気を癒やすこともあったそうです。

中世以降にアルファベットが普及すると、古めかしいルーン文字は神秘的な印象を増して、より占いや魔術としての利用が盛んになっていきました。

こうしてルーン文字を使ったルーン占いが、現代まで残っていくことになります。

ルーン文字の意味

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・フェオ(fehu)【家畜】・・・お金 財産

家畜は当時は食糧、生活を支える財産でした。
一攫千金的に金運があがるという意味ではなく、こつこつと積み重ねられていく財産を表しています。

・ウル(ur)【野牛】・・・野生的な力 猪突猛進 チャレンジ

本能的な勢いで困難も突破していったり、挑戦していく意味があります。
知性ではなく力業で切り開いていく勢いがあります。

・ソーン(thorn)【巨人・茨】・・・凶兆 妨害 慎重

妨害や障害があるけれど、それは大きな力が守ってくれてるもの。
立ち止まって慎重にするべき時です。

・アンスール(ansur)【神】・・・口 言葉 神

知性の象徴。
言葉によるコミュニケーションで道が開けていく暗示です。

・ラド(rad)【車輪】・・・移動 変化

車輪を象徴しているライドは遠方への移動を意味しています。
旅行や転居など変化があるかもしれません。

・ケン(ken)【たいまつの炎】・・・情熱 やる気

新しく何かを始める情熱だったり、道を明るく照らしてくれる炎を象徴しています。

・ゲボ(gebo)【愛】・・・愛情 贈り物

愛情の意味は恋愛に限らず、広い意味の愛を表しています。
自分の中から愛の感情がわきおこることを意味するルーン文字です。

・ウィン(wynn)【喜】・・・喜び 満足

心の中から嬉しい感情がわきおこることを暗示しています。
願いが叶う可能性も。

・ハガル(hagall)【雹・天災】・・・思わぬトラブル

北欧では雹(ひょう)は自然の作物などに大きなダメージを与える自然の猛威でした。

・ニイド(nied)【欠乏】・・・欠乏感 忍耐 束縛

何かが足りないという思いに心が縛られていることを表しています。

・イス(is)【氷】・・・停滞 冷えている

凍結して停滞した状態、冷めた状態を象徴するルーンです。

・ヤラ(jara)【収穫】・・・一年 収穫

一年を表すYearのもととなったルーン文字。
努力が実り収穫する時期にあったり、実るということを暗示しています。

・ユル(yr)【再生】・・・死 再生

何かが終わりを迎え、そして何かが始まるということ、あるいは復活を表しています。

・ペオース(peorth)【秘密】・・・賭け チャンス ギャンブル 秘密

偶然的に思わぬ展開が起こるが、何が起こるかは神のみぞ知るという謎に満ちた答えを持っています。
ギャンブル的な意味合いも深いルーン文字です。

・エオロー(eolh)【鹿】・・・友情 保護

群れで暮らす鹿を象徴しているため、友に恵まれて守られていることを表しています。

・シゲル(sigel)【太陽】・・・太陽 始まり 勝利

勝利を象徴し、ものごとが成功したり、人気がでることを暗示しています。

・ティール(tir)【戦士】・・・男性性 勝利 勇気

戦いの神トゥールを象徴していて、勇気をもって突き進むことで得られる成功を意味しています。

・ベオーク(beorc)【成長】・・・母 母性

春の芽吹きを象徴する樺の木を表し、母親のような愛で誕生や成長を見守るルーンです。

・エオー(eoh)【馬】・・・良い変化

馬は早く移動できるということから、すばやく良い変化が起こるという暗示になります。

・マン(mann)【人間】・・・自分 人間関係

自分や他人、またそれらを結ぶ人間関係を意味しています。
このルーンをひいたら自分を見つめてみると良いでしょう。

・ラーグ(lagu)【水】・・・感性 流れ

水は占いにおいて直感や感性を象徴しています。
感情や流れ、芸術性を示唆しているルーンです。

・イング(ing)【豊穣】・・・実り 満足

豊穣の神フレイ神を象徴しており、豊かな実りを暗示しています。
恋愛では成就だけではなくセクシャリティや大人の魅力を表すルーンです。

・オセル(othel)【遺産】・・・故郷 土地 家

家や土地にまつわる伝統や習慣を受け継いでいくことを表しています。

・ダエグ(daeg)【日々】・・・一日 太陽の運行

太陽が昇って沈む一日を表しています。
毎日のルーチンワークの積み重ねが私たちの結果をもたらしていることを忘れてはいけません。

・ブランクルーン(brank rune)【運命】・・・未知 白紙 運命

ウィルドとも呼ばれる何も書かれていないルーンは、私たちの力のおよばない運命を示唆しています。

まとめ

ルーン占い

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『ルーン』という言葉を調べてみると、「神秘」「助言」「ルーン文字」と記されています。
ヨーロッパでは文字を表す以前に、ルーンは神秘的な力として認識されているのですね。

ルーン占いは、私たちが迷った時、何かを決断しなければならない時、その神秘の力でいつでも私たちを導いてくれるのです。

神々に心を開き、困ったときは助けを求めましょう。

ルーンが素晴らしい未来へ連れて行ってくれるでしょう。