『占星術』の『10惑星』にはそれぞれ大きな意味を持っています。
その意味を持っている星がその星座に入っているか、他の惑星の角度のあるなしで、その人の運命が大きく関わってきます。
今回はそんな中で『金星』の惑星の意味を中心にわかりやすく解説をしていきます。
出典(TOP画像):photoAC
金星は10惑星の中で愛や芸術・美・豊かさを司る
金星は10惑星の中でも、人生の快楽・愛情・美を意味する惑星です。
金星は、その人が持っている個人の趣味や何を自分のセンスに大きな影響力を持っています。
金星がどの星座にあるかによって自分の発揮しやすい美的センスの方向性、惹かれる美の基準がわかるようになります。
例えば人によっては部屋の空間のコーディネートが得意だったり、ノートの書き方や、絵を描く色の使い方とかです。
また、異性を惹きつける魅力がどういった部位が強みなのか、異性をひきつけやすいのかといった部分にも関係がしてきます。
人生の愛情にも関わっているので、異性のどの魅力にひかれやすいかと言った事も、知っておくと自分にぴったりな相性の相手も探しやすくなります。
快楽を司っているので、自分の生活を豊かにする物や人の趣向に大きな影響力を持っていると言っても過言ではないのです。
また、金星はお金にも影響力を持ちます。
金運にも関わってきます。
なぜなら、人間は幸福感を得るために働き、社会的役割を務めています。
心が豊かになるものが何かを知れば、お金が少なくても幸せで満足感を得ることが出来るからです。
自分の幸福とは何か?迷ってしまった時は金星の位置を調べてみることをおすすめします。
金星が示す12星座とは?
占星術では、10惑星はぞれぞれの星座が割り振られています。
金星が割り振られている星座はおうしざ座、てんびん座で、ハウス名はそれぞれ金牛宮と天秤宮です。
古代の四大元素で分類するサインでは順に地と風を司ります。
おうし座が不動宮・活動宮なのが特徴です。
おうし座は、実際の星座でも珍しい星座で、肉眼で確認できる星団を2つ持っており、加えて一等星も持つ大変美しいのが特徴です。
ギリシア神話は、神ゼウスが化けた美しい牡牛がモチーフとなっています。
てんびん座は、12星座の中で唯一の道具となっており、死者の魂自体が、善人か悪人かを測るために使う天秤とされ、ギリシア神話ではアストレイアの天秤と呼ばれています。
両方共、姿が美しいと言われる記載があるため、金星の守護と受けている星座にふさわしいと言えます。
金星が示す意味
金星が星として象徴している意味は、優しさ、優雅、調和、柔軟と言った、人間が生きていくために必要な潤滑油の部分を担っています。
月と違うのは、その人の人格を示すのが月であるのに対して、金星の場合は、あくまで物や人を選ぶ基準に近いのが特徴です。
加えて、水星も非常に位置が変わる星の為行動力を示すことから、チャンスや感覚、行動力も示しています。
人間の年齡だと15~24歳頃の性格を示します。
太陽の社会的人格が出来て、月が持っている本来の自分との間にある心の疲労を癒す為に必要なものは何か?という事を暗に教えてくれます。
例えば、忙しい仕事があっても、この商品が使いやすい、かわいい、見ているだけで幸福な気分になるという基準を教えてくれるのが金星です。
そして、その感情が人になった時、恋人になって恋愛に発展します。
また、占星術と切っても切ることができないタロットカードでは、「女帝」です。
タロットでも、繁栄や趣味の充実、美や愛の象徴のカードとなっているからです。
金星と他の惑星のアスペクトの傾向
金星と他の惑星のアスペクトの意味は良い角度であるソフトアスペクト、悪い角度のハードアスペクトではどの様に変わるのでしょうか?
ソフトアスペクトの場合は、金星の良い意味が他の惑星の意味を強調させ、ハードの場合は、良い面を打ち消すような方向になります。
太陽は輝き・力・権力を示す意味がありますが、ソフトの場合アスペクトの場合は優雅や調和・愛情に満ちたと言った意味、ハードの場合は優柔不断・あいまい・弱気・怠惰の意味になります。
優しさを多くの人に与えることはすこく良い意味にソフトの場合はなりますが、ハードの場合だと八方美人とかなり意味の善悪がはっきりする惑星です。
この様に、ホロスコープの星の意味によっては同じ星でも大きく意味が変わります。
ですので、星から運命を読む時は角度を意識して正しく読み取ることが大切です。
マイナスの角度でも、気をつければ、その影響を最小限にすることが出来ます。
まとめ
『金星』は人間が持っている幸福や美的感覚全てに作用する惑星です。
そのため、人間の心を豊かにするものは何か?という性質を決める星です。
その対象が物の場合は趣味、人の場合は恋愛結婚に左右します。
そのため、自分の心が荒んで、何が自分の心を豊かにするかということに迷ってしまったら、金星の星座を調べることをおすすめします。
また、アスペクトの角度によっては非常に意味の良し悪しが変わってくる星なので、ホロスコープを読む際には気をつけたい星です。
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