普段から「御守り」を持ち歩いている人は多いとされています。
あなたもひとつぐらい御守りをお持ちではないでしょうか?
幸運に恵まれるように願いを込めている人。
災いを回避したい人。
御守りをお持ちになる理由は人それぞれと考えてよいでしょう。
一般的には、厄除けや開運・招福を目的とすることが多いとされる御守りについて、掘り下げて解説していきます。
興味を持って読み進めてくださいね。
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御守りの形状
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まず御守りの外観について検証していきましょう。
基本的には、常に身に着ける目的から布製の小さな袋に経文などを収め入れて、上部を紐止めした状態になっています。
ここで注目してほしいのは、御守りの上端左右。
角部分が切り落とされた形状となっていますよね。
「なぜこのような形状になっているのですか?」
質問がよせられています。
諸説あるのですが、一説によれば絵馬の形状に似せているとされているのです。
ちなみに絵馬形状における由来ですが、これはかつて絵馬板の上部に屋根をつけていたからとされており、少しずつ簡略化されて現在の形状になったということですね。
こうして考えてみますと、御守りの形状が家屋根から由来していることに。
興味深い説ではないでしょうか?
身に着ける作法
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意外と知られていないお作法について触れておきましょう。
と言っても、特別むずかしく考える必要はありません。
基本的には、財布などへ忍ばせて、外出時も肌身離さず身に着ければよいのです。
しかし普段あまり外出をなさらない場合、身に着けることが困難かも知れませんね。
そのような場合にオススメとなる方法は、しょっちゅう目につく場所におくことです。
しまいこんでしまうことはNG。
かならず御守りを意識できるようにしてください。
また家庭や家財の御守りとして御神札(おふだ)があります。
これは家庭や家財を守る性格上、持ち歩くようなことはありません。
神棚や、北側および南側に位置する柱に御神札(おふだ)をおまつりすることが常識とされています。
御守りの種類あれこれ
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さまざまな種類が存在する御守り。
おそらく創成期の御守りは一種類しかなかったのではないでしょうか。
しかし、神仏の霊験にすがりたいと考える民衆からのニーズによって、御守りは細分化への道をたどることに。
現在の御守りは、望んでいるご利益によって細かく種類が存在しています。
さっそく紹介していきましょう。
金運に関して
金運上昇や商売繁盛などの文言が御守りの前面に記されており、普段から身に着けておくことで金運パワーを期待することができます。
また、昇格昇進や出世成功などの文言が記されたものもあり、金運アップを狙う御守りの一種と考えることができますね。
古来より、生活を送る上で、お金のありがたみを身に染みて感じてきたのでしょう。
少しでも裕福な暮らしを送りたいと考えるのは、今も昔も変わりません。
縁結びの御守りについて
これは意中の人と結ばれたいとする場合に、身に着けておくことで成就を期待するものとなります。
縁結びも昔から神頼みをしたいと考えた人が多かったのですね。
ちなみに縁結びは恋愛対象だけではありません。
子宝との縁も重要となるのです。
赤ちゃんと縁を結びたいと望んでいる女性は、子授けや安産祈願の御守りを求めることで願いを成就させたいものですね。
健康面に関しての御守りについて
近年の日本は、世界的にみても長寿国。
しかし、健康に長寿を全う(まっとう)することは、非常に難しいことです。
やはり健康に関して、神頼みをしたいと考えることは自然なのでしょう。
健康祈願や長寿祈願の文言が記された御守りは、それぞれの神社仏閣で大変人気がありますね。
さらに現在病気を患って(わずらって)いるならば、健康を取り戻したいと切に願っているはずです。
そのため、病気平癒を願う御守りも人気があり、入院中の患者様へ向けて贈られることが多いですよ。
安全面に関する御守りについて
火災や天災など、人はさまざまな災いにさらされています。
そのため、安全面に対するご利益を求めるニーズは、古来より多かったことでしょう。
家内安全を記した御守りは非常にポピュラーです。
自分だけではなく、家族全員の幸福を願う御守りは欲張りかもしれません。
しかし、神様は自分以外の幸せまで願う心がけに感心してくれるかも。
邪念や邪心を持つことなく、純粋に家族の幸せを願うようにしたいものです。
さらに旅行安全と記された御守りが存在していますね。
これは海外旅行など遠方への道中安全を願うものであり、プライベートだけでなくビジネスでもポケットに忍ばせる人が多いとされているのです。
厄除け・厄払いに関する御守りについて
さまざまな厄から身を守りたいと考える場合には、神の御加護を受けたいもの。
そこで、厄除け・厄払いの文言が記された御守りパワーの活用が推奨されているのです。
厄年に該当している人は、厄除け・厄払いの御守りを強く意識してください。
まとめ
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「御守り」の概要や種類について話をすすめてきました。
これらに触れることで、認識を深めることができたのではないでしょうか?
御守りにはさまざまな種類が存在しています。
ご自分のニーズに適合した御守りを所持することが大切です。
興味はあるけれど御守りを所持していないあなた。
すぐに寺社へ出向いてお求めになることをオススメします!