みなさんは「厄年」に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
恐ろしいことが起こるのではないか、と感じている人が圧倒的かもしれませんね。
何らかの回避策を講じたいと考えるのは極めて自然なこと。
代表的な回避策は、「厄除け・厄払い」などの神頼みが一般的となります。
これらの概要を詳しく解説していきますので、しっかりと理解を深めてください。
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厄年とは?
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そもそも厄年とはどのようなものでしょう?
「何か悪いことが起こる年ではないですか?」
このように感じている人が多いと思われます。
男性の大厄は42歳。
女性の大厄は33歳。
厄年となる年齢は常識とされていますから、しっかり認識しておきましょう。
そのうえで検証してみたいのですが、これらの年齢で必ず厄災が訪れてしまうのでしょうか?
答はノーと考えてください。
必ず厄災が訪れるとしたら恐ろしいことです。
そのようなことはありません。
しかし、いろいろな方面の方々に話をうかがってみると、厄年を乗り切ることが大変だったなど、気になる情報が多数寄せられています。
厄年には科学的根拠などまったく存在しません。
ただ、男性の42歳は、仕事上、大変忙しい時期となり、健康面の維持管理が難しい年代と考えることができますね。
また、女性の33歳は、育児面の大変さが気になる年齢と考えることができます。
これらの要因によって健康を含めた生活面に変調をきたしやすい年齢であることがいえるのです。
古来より日本人は、これらの年齢を一生の節目と考えてきました。
「では、厄年を迎えたらどうすればよいのでしょうか?」
その答について次の項目で触れることにしましょう。
厄年を迎えたときの注意点
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厄年といってもイタズラに恐れる必要はありません。
いつも通り日常を過ごすことが大切と考えましょう。
ただし、古来より厄年における注意点が申し送られてきました。
それは、家を建てることや引っ越し、さらに転職や結婚などを避けること。
また妊娠および出産に関しても、厄年と重ならないようにしなければなりません。
これらの事柄は、それぞれエネルギーやパワーが必要となります。
それが元で病気やケガの原因となってしまう可能性があるのです。
厄年では、毎日を大人しく穏やかに過ごすことが大切となることを理解してください。
厄除け・厄払いについて
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厄年を無事に乗り切ろうと考えているならば、厄除け・厄払いを真剣に考えてみてはいかがですか?
ちなみに厄除けはお寺が使用している言葉ですし、厄払いは神社が使用している言葉となりますから、混同しないようにしてください。
さまざまな神社仏閣で厄除け・厄払いをおこなっているのですが、なるべく有名なところへ出向くことをオススメします。
各地域で厄除け・厄払いに関して評判の神社仏閣があるはず。
しっかりと情報収集して、間違いのないようにしたいですね。
それから、厄除け・厄払いをおこなう日取りについて触れておきましょう。
基本的には思い立ったが吉日と考えてください。
日取りをあれこれ思い悩んでしまい、機会を失っては意味がありません。
「しかし、思い立ったが吉日とは言え、オススメとされている日取りを知りたいのですが……」
気になりますよね。
もし選ぶことができるならば、六曜に気を付けることで正解を導き出すことができるのではないでしょうか。
一番オススメとなるのは大安。
この日を選んでおけば間違いありませんよ。
また服装に関してですが、普段通りを意識すればよいことになります。
ただしジーンズにサンダルはタブー。
神社仏閣によっては正装を求められることもあるそう。
気になるようなら、事前に確認しておくことが大切です。
厄除け・厄払いの料金について
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これは神社仏閣で値段提示されていることが多く、事前に情報収集してください。
ただし、確認すると「お気持ちにお任せします」と返答されることがあり、どうすればよいか悩んでしまいますね。
一応相場とされているのは、5000円~10000円です。
新札で用意するようにしましょう。
何事も心がけが大切であり、いい加減な準備は慎むべきです。
すべてにおいて気持ちを込めることがご利益につながるのではないでしょうか。
そして「紅白蝶結び水引きのし袋」を使用して、中包みにお金を慎重に入れます。
のし袋の表書きは、神社なら「御初穂料」仏閣なら「お布施」と書いてください。
また中包みに金額を添えるのも常識ですね。
忘れずに体裁を整えましょう。
まとめ
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「そもそも厄年にあたる年齢はどのように数えればよいのでしょうか?」
このような質問が寄せられています。
根本に関わる問題ですね。
正確を期すならば、神社仏閣に確認することが大切となります。
数え年で厄年をみる場合や満年齢で考える場合などが存在していますから、ややこしいと感じることでしょう。
ちなみに、満年齢は実年齢と同様に考えればよいので比較的簡単ですね。
数え年の考え方が少々面倒となります。
数え年とは、生まれた時を1歳と考えて、お正月を迎えたら1歳ずつ年をとると考えるもの。
しかし立春に年をとるとする場合も存在していますから、正確を期すならば厄払いへ出向く神社仏閣に相談することをオススメします。