「吊られた男」のカードは、忍耐を暗示します。
となると、悪い意味で受け取る人が多いかもしれませんが、ここには「あきらめずに忍耐すれば、願いがかなう望みもある」という意味もこめられているのです。
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吊られた男のカードの意味や解釈方法―――正位置
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吊られた男のカードの正位置は、「忍耐」を象徴します。
「修行」「努力」「奉仕」と読み解く場合もあります。
吊られた男の正位置は、それを導いた項目によって、以下のような読み方ができるでしょう。
【恋愛】
吊られた男のカードの正位置を恋愛について読み解くと、尽くして、耐える恋愛という解釈になります。
恋愛成就までにはカベがあり、そう簡単に進展はしません。
忍耐が必要な恋だと認識しなくてはなりません。
相手に尽くし、相手が振り向くまで待ち、我慢を重ねて一途に想い続ける……そんな恋をイメージしてください。
「そんな辛いだけの恋なんて、もうイヤだ」と思うかもしれません。
そう思ったならば、目を閉じて静かに考え、本当にあきらめきれる恋なのかを自問してみてください。
もしそこで、相手への断ち切れない想いが少しでも残っているなら、もう少し我慢を続ける価値があるのかもしれません。決めるのはあなた自身です。
キーワード：
耐える恋
待つ恋
進展しづらい恋
相手に尽くす恋
成就までにカベのある恋愛
【結婚】
吊られた男のカードの正位置は、結婚に関しても、耐え忍ぶ愛のカタチを暗示しています。
これまた実るまでに時間を要する愛です。
辛抱の時を経て愛をはぐくんでいく夫婦のカタチがここにあります。
嫁姑の問題、あるいは経済的困難に直面するかもしれません。
相手を支えるため、家庭を守るため、耐えなくてはならないこともたくさんあるでしょう。
それでも愛情が本物であれば、夫婦は長い辛抱の末に幸せをつかむことでしょう。
キーワード：
時間を要する愛
辛抱の多い夫婦生活
苦労の中で育む絆
嫁姑の問題
清貧の夫婦
【仕事】
吊られた男のカードの正位置は、忍耐の象徴なので、仕事における我慢がが暗示されています。
おそらくは取り組んでいる仕事にいくつものカベがあり、それを乗り越える根性が求められることでしょう。
長期的な仕事であれば、それをやりとげる粘り強さも必要なはずです。
こう書くと、ガッカリされる方もいるかもしれませんが、「吊られた男」の正位置は忍耐が必要であることを示すと同時に、耐えていればチャンスがあることも示しています。
強い意志で、ブレずに前へと進んでいけば、その先には輝かしい成果が待っていることでしょう。
特に長期的な仕事で成果を出しやすい暗示なので、研究者や実業家などのロングスパンの取り組みには期待できます。
キーワード：
すぐには成果のでない長期的な仕事
忍耐・辛抱の必要な仕事
意思の強さが求められる
【健康】
健康に関して吊られた男の正位置が導かれた場合、動くのをやめることが吉だと暗示となります。
仕事や家事でせわしなく動き回るのをやめ、指圧や鍼灸、温泉でのリフレッシュをするのが吉です。
ヨガ、瞑想、気功で心身を整えるのもいいでしょう。
キーワード：
動き回るのをやめ、心身を整える
指圧、鍼灸、湯治、ヨガ、瞑想
吊られた男のカードの意味や解釈方法―――逆位置
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吊られた男のカードの逆位置は「徒労」を象徴します。
「やせ我慢」「空しい努力」と読み解く場合もあります。
吊られた男の逆位置は、それを導いた項目によって、以下のような読み方ができるでしょう。
【恋愛】
本来は「忍耐」「修行」「努力」「奉仕」を暗示する吊られた男のカードですが、逆位置で出てしまうと一転、厳しい解釈になります。
吊られた男の逆位置は、「徒労」「やせ我慢」を示しています。
よって恋愛においては、報われない恋、先が見えない恋の暗示となるのです。
たとえ困難な恋でも、いつか報われる望みがあれば、その日を信じて耐えられるでしょう。
しかし、努力しても空回りしてしまうのは、なんとも辛いものですよね。
それでも耐え続けるか、あるいは別の恋を探すか……それはあなた次第です。
キーワード：
報われない恋
先が見えない恋
惰性による付き合い
【結婚】
結婚に関しても、吊られた男の逆位置はいい暗示ではありません。
夫婦間や家庭内での努力が空回りし、パートナーとの関係が悪くなってしまいかねません。
お互いの心がかたくなになっているため、話し合いでの解決もしばらくは難しいでしょう。
そうなれば当面の間は夫婦関係が冷えてしまうので、しばらくは衝突をさけることを心がけましょう。
キーワード：
努力が空回りする夫婦
互いに妥協できない夫婦
パートナーや家庭に見切りをつける
【仕事】
吊られた男のカードは正位置であれば、「忍耐」「修行」「努力」「奉仕」を表します。
しかし、逆位置で出てしまうと、「徒労」「やせ我慢」「空しい努力」といった要素の暗示となってしまいます。
この時期は、仕事でいまひとつ調子が上がらず、成果も出せないことがあるかもしれません。
こんな時は得てして投げやりな気持ちになってしまいますが、それが態度に出ると、上司や同僚の反感も買ってしまいます。
しばらくは仕事が好転することはなく、会社などで辛い日々が続くかもしれませんが、とりあえず組織内の人間関係は維持しておくよう心がけましょう。
キーワード：
先が見えない仕事
集中力の不足
上司・同僚の反感を買う
【健康】
健康面でも、あまりいい兆しではありません。
特に、吊られた男の逆位置は徒労を象徴しているので、努力しても治りにくい病気・体調不良の暗示となります。
腰やヒザの痛みなど、慢性的な疾患に注意が必要です。
また、美容においては、シミ・そばかすに注意が必要です。
キーワード：
慢性的な持病・体調不良
腰やヒザの痛み
シミ・そばかす
まとめ
「吊られた男」のカードは、正位置であれば、「忍耐」「修行」「努力」「奉仕」を象徴します。
反面、逆位置の場合は、「徒労」「やせ我慢」「空しい努力」が象徴されています。
