「私本当に老けたよね…?」
「ねぇ、そう思わない?」
なんとも答えにくい質問を何度もしてくる方っていますよね?
「そんなことないですよ」と気を遣っても、こう何度も聞かれると正直、しんどい。
そこで今回は「答えづらい質問をしてくる人の心理と対処法」を紹介。円滑な人間関係を築くためにも、この記事を参考にしてくださいね。
答えにくい発言を繰り返す人の心理

答えにくい質問を何度もしてくる人の心理は
「承認欲求の裏返し」「不安の代弁」「相手を試している」の3つがあります。
どれも本気で思っているわけではなく、「構ってほしい」「否定してほしい」という考えが見え隠れしています。
次から詳しく解説していきますね。
承認欲求の裏返し
「老けたよね」などのネガティブ発言の裏には、「そんなことないよ」「若く見えるよ!」といった肯定の言葉を引き出したい欲求があります。
一度、自分で否定してから相手からの肯定の言葉を待っている状態です。
- 自分の欠点やコンプレックスを何度も話す
- 周囲が褒めてくれるまで同じ話を繰り返す
- 落ち込んだふりをして注目を集めようとする
- SNSでも「もうだめかも」など意味深投稿が多い
- 褒められると笑いながら否定するが、内心は嬉しそう
といった特徴があります。
不安の代弁
自分の中の不安を抱えきれずに質問するタイプ。
「老けたよね?」に対して「うん、わかる。私も最近シミ増えたもん」と同じ悩みを共感してほしいケースです。
「共感」してほしいので、そんなことないですよ。の言葉には敏感…という厄介な一面も。
- 自分の悩みを口にする
- 相手に共感と見せかけた強要をする
- 「私も同じ悩みで困ってます」と言わないと不機嫌になる
- 真剣に話を聞いてほしいわけではない
- 見た目や性格などネガティブな点に目がいきがち
といった特徴があります。
相手を試している
一度ではなく何度も同じ言葉を繰り返している場合は、相手の反応を見ている、試しているタイプです。
あえて答えにくい質問をすることで、「この人は味方か敵か」を無意識に試しています。
- 「私何歳に見える?」といった質問を何人に何度も聞く
- 返答に困るような質問をしてくる
- 答えるまで逃がさない
- 自分の思った答えがないと不機嫌になる
- 笑っていても根深く態度に出る
自衛するための考え方と行動

友達なら「また、そんなこと言って~」「その話、面白くないな。他のにしない?」など言えますが、そうもいかないのが上司や目上の人。
ですが、何度も同じことを言われると辛くなってしまいますよね。
ついつい我慢しがちですが、そんな必要はありません。ここからは、心を軽くする方法について紹介しますね。
過度にフォローしない
優しいあなたのことです。相手の否定的な言葉を何としてでも肯定しようと頑張っていませんか?その対応をすることで心がすり減っていませんか?
ハッキリいって、そこまでして毎回フォローする必要はありません。あなたは、専属のカウンセラーでもありませんし、専門家でもありません。
相手が望む完璧な答えを出す必要はないのです。
相手が依存していることを伝える
一回や二回ならまだしも、何度も伝えてくる場合は依存に当てはまります。
あなたが否定しないことをいいことに、甘えている=依存している状態。
この状況から抜け出すために「今の状態を一歩引いて冷静に見直す」ことも視野に入れましょう。
ハッキリと否定する
対応に限界を感じたら、相手を否定するのも賢いやり方です。
「その話題には疎いから他の人と話した方がいいかも…」「あまりこういう話題は話したくない」と伝えましょう。
相手にとって何でもない会話でも「私にとっては負担になっている」「迷惑だ」と意思表示することが大切です。
同じことを言わせるクセをやめさせる方法

「ねぇ、その質問何回目?」「また答えにくいことを言ってきたな…」こういう人って、本当に疲れますよね。
相手にするのが嫌になる前に、この「同じことを言わせるクセをやめさせる方法」を試してください。
肯定の言葉を返さない
毎回「そんなことないよ」と答えていませんか?これをしてしまうと相手から「この人は私の愚痴を聞いてくれる」と認識されてしまいます。
おすすめの方法がノーリアクションで返すこと。
「私って老けたよね?」→「そうかな?」
「前より皺が増えたよね?」→「それが、今のあなたらしさじゃない?」
実はこれ、会話をしていますが「肯定も否定もしていない」構図になっているのが分かりますか?
相手の「私のコンプレックスを否定してほしい」という狙いを逸らせるナイスな方法なんです。
話題を変える
答えにくい質問をされたら、すかさずに他の話題について話すのもひとつの手です。
相手に「ネガティブ発言をしても意味がない」と思わせる効果があります。
「私って老けたよね?」→「かもね~、あ、そういえばさ…」
「前より皺が増えたよね?」→「最近見た動画でさ~」
ポイントはネガティブ発言とは全く関係ないことを話題にすること。近い話だとまた「私ってさ~」攻撃が始まってしまいます。
自然に話を切り替えられるテクニックを磨くことで、さらに問題を回避できる確率があがりますよ。
冗談として受け流す
あまりにも何回も会話をされる場合は、冗談で返すのもアリです。あくまでも冗談、ユーモアを合わせて切り返すのが理想です。
「私って老けたよね?」→「また?言った回数ランキング作ろうか(笑)」
「前より皺が増えたよね?」→「笑い皺が増えたってことじゃないの?」
相手にしない、でもそれを冗談で覆い隠す。といった構図の出来上がりです。真剣に受け取ってくれない。と思わせることで回数が減る効果があります。
まとめ

デリケートで答えにくい質問をしてくる方はいます。意図的に聞いてくる場合もありますが、大抵は無意識のうちにあなたに依存しているケースがほとんど。
毎回、肯定してあげて優しい言葉をかけてあげるのは素晴らしいことです。でも、少しでも負担になったり嫌だなと感じることがあれば、適切な距離を保つことも大事ですよ。
そのための方法を、この記事で学習して実践してくださいね。