「彼(彼女)のことを思うと不安にさいなまれる」「恋をしているのに苦しくて仕方がない」そんなふうに悩んでいる方はいませんか?相手から愛されたいと思うのは自然のことです。
ただ自分を犠牲にして恋に前のめりになることは、相手も自分も疲れはてさせてしまいます。相手と少し距離を置いたり、自分を肯定してあげることで
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恋愛依存症の特徴
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恋愛依存症とは、自分の死活を犠牲にしてまで相手を優先することです。一見美しいことのように思えますが、自分を犠牲にするのは本末転倒です。また、恋愛対象の方を束縛して、相手のことをコントロールしようとする意識さえ持つようになります。
また、安心感を得るため、自身が相手のためにした行為に対して見返りを求めることが多いです。見返りがないと、途端に不安を覚えてしまいます。
以下の5つの項目のうち該当数が多いほど、恋愛依存症の傾向が強くなります。
自覚することで恋愛依存症克服の第一歩になりますので、セルフチェックをお奨めします。合わせてそれぞれの項目について見ていきましょう。
- いつも相手に合わせてばかりいる
- 仕事や友人よりも恋人を優先してしまう
- 恋人や好きな人のお願いならなんでも聞いてしまう
- 少しでも連絡がないと不安になる
- 相手に見捨てられるのが怖い
いつも相手に合わせてばかりいる
恋愛依存症の人は、いつも相手に合わせてしまいます。確かに恋愛中は相手への思いがあふれ、誰しもそうなる傾向はありますが、恋愛依存症の人はその傾向が強く出ます。ライフスタイルを相手に全て合わせたりするなど、相手のことで頭がいっぱいになります。
相手に嫌われないこと、好かれることを第一にするあまり、相手と意見が違ったときでさえ、自身を押し殺して相手に合わせます。
仕事や友人よりも恋人を優先してしまう
好きな相手がいると、仕事があっても友人との先約があっても、恋人を優先してしまう。
必ずしもこれだけでは恋愛依存症とは呼べませんが、恋愛依存症の当事者は恋人からのお誘いがあれば、他の約束をドタキャンしてしまうことが当たり前になります。全てにおいて、恋愛を優先する状態になっているといえるでしょう。
恋人や好きな人のお願いならなんでも聞いてしまう
恋愛依存症の人は好きな人の気持ちをつなぎとめるための手段として、相手に尽くしすぎてしまいます。
相手の目を自分に向けさせるために、自分を犠牲にしてまで尽くします。しかし愛する人のため、心から尽くすこととは違う心理であり、恋人を失う不安から生じたものです。
少しでも連絡がないと不安になる
恋愛依存症当事者は相手から連絡が少しでもないと不安になります。
頻繁にLINEを開き既読がついたか確認し、返信が遅かったり、あるいはなかったりすると途端に不安を募らせ、「嫌われたのではないか」「自分が何かししてしまったのか」「他に好きな人ができたのでは?」などと疑って堂々巡りを繰り返します。
相手に見捨てられるのが怖い
恋愛依存症当事者は、相手に見捨てられるのが不安でしかたありません。
相手がいつもと少し違う言動をしただけで、「見捨てられてしまう」と不安になり、機嫌をとったり相手の無理な要求にも答えてしまいます。
恋愛依存症になる原因
ここからは、恋愛依存症になる原因について、いくつか紹介していきます。
幼いころに親からの愛を感じられなかった
幼少期に親の愛を受けられずに育った人は、成人してから相手に愛を求めすぎてしまう傾向があります。
その結果恋愛依存症になってしまうことがあります。また、「幼いときに友達がいなかった」「一人っ子で遊び相手がいなかった」という人も恋愛依存症になりやすい傾向があります。
嫌なことから逃げるために恋愛に依存する
仕事や友人との関係が上手く行っていないなど、日常生活の嫌なことから逃げるために恋愛に依存する人もたくさんいます。
しかしこれでは相手の負担になってしまいます。結果として別れを切り出されてしまうこともあるでしょう。
恋愛依存症から脱するには
最後に、恋愛依存症から脱却する方法をお伝えします。
恋愛依存症になっていることを受け入れる
「恋人のいない人生なんて考えられない」「恋人なしでは生きていけない」などの状態ならば、まずは自分が恋愛依存症になっていることを認識しましょう。
なぜ恋愛依存症になっているのか、自分を知ることが大切になってきます。原因が見えてくれば、その問題と向き合うことで改善点がおのずと見えてきます。
恋愛において大事なのは、依存しあうことではなく、お互いに安心感を得られる居場所をつくっていくことにあります。そのためには互いに成長することが必要になってきます。
自分のいいところを見つけよう
自分に自信がなく不安を感じやすい人は、恋人から嫌われないようにという思いが強すぎて、気をつかいすぎてしまう傾向があります。そうすると恋人のことばかり考えるようになり、依存へと発展してしまいます。
自分より大切な人がいることは素晴らしいことですが、相手を大事にするには、まずは自分を大切にしなければなりません。自分と向き合うことで好きになれる部分を見つけて、自分を大切にしましょう。やがて自分は人から愛されてもいい人間であるという自己肯定感が芽生えてきます。
最後に
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恋愛依存症は治ります。「自分のことは後回し」はもはや美徳ではありません。まずは自身の状況を把握することが第一歩になります。
自分を大切にできる素敵な方になって充実した人生を手にいれましょう。