仙台七夕まつりとは?伊達政宗公の時代から続くお祭りを解説!

仙台七夕まつりとは?伊達政宗公の時代から続くお祭りを解説!

「仙台七夕まつり」…名前を知っていても、由来や意味を知っている人は少ないかもしれませんね。

実は仙台七夕まつりは、東北地方の田んぼの神様をお迎えするために始まった祭りです。

本記事では、仙台七夕まつりの概要や歴史、吹き流しと呼ばれる豪華な飾りの意味を解説します。

仙台七夕まつりとは

仙台七夕まつりとは?伊達政宗公の時代から続くお祭りを解説!

出典:pixabay

仙台七夕まつりとは、仙台駅周辺で行われる盛大な七夕まつりです。

非常に美しい竹飾りが有名で、思わず見惚れてしまうほど。

1.仙台駅周辺の商店街で行われる盛大なお祭り
2.美しい七夕飾りが特徴
3.田んぼの神様をお迎えして豊作を祝うために始まった
4.2023年仙台七夕まつりの日程

一般的な七夕まつりとは異なる、個性的な祭りについて概要を解説します。

夏休みや旅行先に仙台に行かれる方は、ぜひ七夕に合わせてお出かけしてみてくださいね。

仙台駅周辺の商店街で行われる盛大なお祭り

仙台七夕まつりとは、仙台駅周辺で行われる盛大なお祭りです。

仙台駅から真っ直ぐに広がるアーケード通りで行われているお祭りで、アーケードに大きな竹飾りが飾られています。

日本の一般的な七夕まつりとは趣が異なり、また違った七夕を楽しめるお祭りです。

美しい七夕飾りが特徴

後ほど詳細を詳しく解説しますが、七夕祭りの飾りは笹ではなく、吹き流しと呼ばれる大きな飾りです。

全長数メートルの大きな飾りがアーケードから吊るされ、色とりどりの縁起物を飾り付けてあります。

もちろん七夕飾りにはそれぞれ願い事が書かれています。

田んぼの神様をお迎えして豊作を祝うために始まった

仙台七夕まつりは元々、伊達政宗公の時代に始まったそうです。

東北は例外の影響を受けやすく、豊作をお祈りするためにこの祭りが始まりました。

寒さの厳しい東北地方では、稲が実らなければ冬の間に食べるものがなく、餓死者が出る恐れもあるため、豊作祈願は非常に重要だったのです。

実際東北地方では、冷害の影響で数十万人の餓死者が出た悲しい歴史があります。

この歴史を繰り返さないようにと、東北の人たちが生み出したのが仙台七夕まつりです。

冷害の影響を受けずに稲が成長し、豊作となるように田んぼの神様をお迎えするお祭りが始まりだそうです。

2度の世界大戦の影響で中止された時期もありましたが、風習はいまだに受け継がれており、今や日本を代表するお祭りの1つとなっています。

戦後焼け野原となった仙台でお祭りが復興されたときは、新聞の一面に「涙が出るほど懐かしい」と報じられるほど、仙台の人たちには思い入れのあるお祭りです。

2023年仙台七夕まつりの日程

2023年の七夕祭りは8月6日から8日にかけて行われます。

これは旧暦の7月7日に合わせて実施されているそうです。

メイン会場は仙台駅のアーケード通りですが、周辺飲食店にも小さな吹き流しが設置されて雰囲気を楽しめます。

グルメやイベントステージなども設置される大掛かりなお祭りとなりますので、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。

仙台七夕まつりの飾りに込められた意味とは?

仙台七夕まつりとは?伊達政宗公の時代から続くお祭りを解説!

出典:pixabay

仙台七夕まつりを特徴付けているのは、大きな7つ飾りです。

1.正式名称は「吹き流し」
2.飾りの1つ1つに意味が込められている

笹に短冊をつけるのが一般的な七夕ですが、仙台の七夕飾りにはどのような意味が込められているのでしょうか?

その意味を解説していきます。

正式名称は「吹き流し」

仙台七夕でみられる大きな飾りの正式名称は「吹き流し」と呼ばれ、7つの飾りで1セットです。

仙台七夕まつりではこの吹き流しの審査が行われますが、1つでも飾りが欠けていると審査の対象外となる程、厳格に規定が定められているそうですよ。

飾りの1つ1つに意味が込められている

七夕飾りは7つの飾りで1セット。

折紙を使って、装飾されています。

それぞれの飾りは縁起物となっており、以下のような意味を持っています。

●短冊(たんざく):学問や書道の上達を願う。和歌や願い事を書く
●紙衣(かみごろも):病気・災難などの災厄を除く・裁縫の上達の願いを込めてある
●折鶴(おりづる):家内安全と健康・長寿を祈願して飾られる
●巾着(きんちゃく):商売繁盛の願いを込めてある・巾着とは財布を意味する
●投網(とあみ):豊漁・豊作の願いを込めて飾り付けてある
●屑篭(くずかご):清潔・倹約(品行方正に、倹約して生きられるように)
●吹き流し(ふきながし):機織りと技芸が上達するように願いを込めてある

本来の七夕の風習と、豊作の願いを組み合わせたのが仙台の七夕飾りであることがわかります。

吹き流しの上には大きなくす玉が飾られるのが一般的ですが、実は元々くす玉はついていなかったそうです。

昭和21年ごろに森天祐堂の店主が、ダリアの花を見て「この花を飾りにつけたら良い」と思って、紙でくす玉を作って飾り付けたのが由来となっています。

まとめ

仙台七夕まつりとは?伊達政宗公の時代から続くお祭りを解説!

出典:pixabay

仙台七夕まつりは、日本を代表する七夕まつりであり、多くの人に愛されています。

あなたも8月に東北へ出かけて、仙台七夕を楽しんでみてください。

PROFILE氣功のおすすめの先生

こころ先生のプロフィール写真

こころ先生

鑑定歴15年
得意な占術チャネリング、霊感、霊視、遠隔ヒーリング、レイキ、アカシックレコード、自動書記、氣功、浄化
得意な相談内容恋愛全般、不倫、復縁、人間関係、仕事、お相手の気持ち、家庭問題、子育て