さて、今回は「死神のカード」のご紹介です。
タロットで自分の未来を占うとき、「このカードだけは出てこないで……」と思う人もいるかもしれません。
たしかにこのカードは強い意味を持っており、時には決定的な暗示を与えるものです。
しかし、この死神のカード、畏怖すべき力を持つ反面、なかなか奥の深いカードでもあります。
いまから詳しく見ていきましょう。
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死神のカードの意味や解釈方法―――正位置
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死神のカードの正位置は、「終末」を象徴しています。
「破滅」と読み解く場合もあります。
物事が終焉をむかえる、あるいは破滅をむかえる……そんな可能性が暗示されています。
死神の正位置は、それを導いた項目によって、以下のような読み方ができるでしょう。
【恋愛】
まさに死神のイメージそのままの、恋の終局の予兆です。
相手への憎しみや不信が極限にいたってしまい、恋愛関係は崩壊に向かいつつあります。
あるいはあきらめきれない想いもあるかもしれません。
しかし冷え切った関係にしがみつくのが本当にいいのか、よく考える必要があります。
キーワード：
冷たい関係。
憎しみあう感情。
強烈な恨み。
恋の終わり。
離別
【結婚】
結婚に関しても、限りなく終わりに近い愛が暗示されています。
心も身体もすれ違い、たがいに満たされない想いをかかえた、完全に冷えた関係……そんなビジョンを映し出しています。
別居や離婚がストレートに暗示されているうえ、家庭内の争いの予兆すらあります。
キーワード：
別離
別居や離婚
冷え切った関係
すれ違い
性生活の不一致
遺産や相続における争い
満たされない日々
【仕事】
積み上げてきた仕事やキャリアが、まさに死神の鎌で切り裂かれてしまう……そんな事態を暗示しています。
仕事を失う事すらあるかもしれません。
キーワード：
仕事が途中で終わる
失業
悪事に手を染める
粗暴な言動
【健康】
死神だからといって必ずしも死が暗示されているわけではありませんが、注意する事は必要です。
心身のコンディションが低下したり、生命力がおとろえる兆しがあります。
少しでも異常を感じたら、対策を講じてください。
キーワード：
気力と体力のおとろえ
食欲がない
消化が悪い
生気がない
【その他】
死神の正位置は、終末・別離・離散などが暗示されています。
同時に、退廃的な人生を示しているので、間違った道に進まないよう気をつけねばなりません。
キーワード：
不健全な交際
不純な性行為
心と生活の乱れ
悪だくみ
死神のカードの意味や解釈方法―――逆位置
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死神のカードの逆位置は「復活」を象徴しています。
「再生」と言いかえてもいいでしょう。
いちど壊れてしまった物事が、新たによみがえる……そんな可能性が暗示されています。
死神の逆位置は、それを導いた項目によって、以下のような読み方ができるでしょう。
【恋愛】
死神のカードも逆位置で出た場合は、復活・再生の暗示となります。
よって、恋愛に関しては、とっくに終わったはずの恋がふたたび芽生えたり、かつての恋人との劇的な再会があるかもしれません。
あるいは、これまで気づかなかった相手の魅力に気づくこともあり得るでしょう。
これまた恋人関係が新しく生まれ変わるわけですから、恋の再生といえます。
キーワード：
終わった恋愛の復活
元恋人との再会
密かな恋愛
相手への再評価
【結婚】
死神の逆位置を、夫婦関係についてスタンダードに読み解けば、再婚あるいは（離婚した相手との）再会という風に解釈できます。
また別の読み方として、「死神」をも乗り越えるほどの深い縁・固い絆の夫婦……という読み方もできるでしょう。
キーワード：
再婚
再会
深い縁・固い絆で結ばれた夫婦
夫婦関係のリフレッシュ
性的なインスパイア
【仕事】
死神は、生死を司るカードであり、究極を暗示してもいます。
よって死神の逆位置が、仕事や学業などに関して導かれた場合、「究極の真実の追究」という読み方ができます。
人間の生死を突きつめて考えることの暗示ですので、宗教や精神世界の探求にもつながってくるのです。
キーワード：
真実の追求
心身の内奥に迫る学問・研究
宗教や精神世界の探求
【健康】
死神のカードも逆位置で出てくれれば、心と身体の健康にとって明るい兆しとなります。
心身のエネルギーが増大し、より精力的に活動できることでしょう。
キーワード：
生命エネルギーの増大
病気の治癒
心の充実
【その他】
死神の逆位置は、復活・再生が暗示されています。
物事が再スタートしたり、新展開が生まれたりする兆しが見えているのです。
よって、過去に失敗した事に、再挑戦できるチャンスも生まれてきます。
キーワード：
物事の再スタート・再考
新展開
仕切り直し
まとめ
「死神のカード」は、正位置であれば、「終末・破滅・離散」が暗示されています。
反面、逆位置の場合は、「復活・再生の兆し」として読み解く事ができるのです。
