暑さのピークが過ぎたとはいえ、まだまだ残暑の残る季節。
体がだるい、便秘がよくならないなど、体が悲鳴をあげているという方も多いのではないでしょうか。
今回は、お疲れを感じている方におすすめの「果実酢」についてまとめました。
お酢の持つ効能から果実酢の作り方、楽しみ方まで紹介していますので、疲労回復に役立てていただければ幸いです。
お酢の効能
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お酢は、疲労回復や高血圧者の血圧低下効果など、嬉しい効能を持つ食品です。
健康や美容にメリットのある成分が多数含まれていることもわかっていますので、そのうちの主要なものをご紹介します。
酢酸
腸内に悪玉菌が増殖するのを抑制します。
便秘の解消、新陳代謝の活発化が期待できるため、慢性的な便秘に悩む方におすすめ。
便秘が解消されることで、肌の健康を取り戻すことにも繋がります。
また、脂肪燃焼を促す効果もあるため、ダイエット中の方の味方でもあります。
クエン酸
クエン酸には抗酸化作用があります。
酸化は「体のサビ」といわれ、肩こりや慢性的な疲労、肌荒れ、高血圧などの老化現象を引き起こします。
クエン酸には、この酸化を引き起こす活性酸素を抑制する効果が期待できる=老化を抑える効果があるため、若々しくいられる秘訣ともいわれています。
アミノ酸
アミノ酸に含まれるチロシン・トリプトシンは、成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバーを整える効果があると考えられています。
ターンオーバーが乱れてしまうとシワやシミ、たるみ、乾燥など、肌トラブルの原因になります。
お酢を効果的に使って、お肌の調子も整えていきましょう。
食欲増進で夏バテにもピッタリ
お酢の酸味は、唾液・胃液の分泌を促してくれます。
きゅうりの酢の物など、お酢を使った料理が夏に食べたくなるのは、体が欲しているからではないでしょうか。
暑くて食欲がわかない……という方にこそ、お酢はおすすめの食品です。
飲みやすさ◎の果実酢
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どんな健康食品も同じかと思いますが、お酢は一度飲んだから健康になるというものではありません。
毎日大さじ1~2程度のお酢を摂りつづけることで、体を整えていくことが重要です。
黒酢やリンゴ酢など、飲みやすいお酢もありますが、それでもやはり、お酢をそのまま飲むことに抵抗がある方、酸味に苦手意識があるという方もおられると思います。
そんな方におすすめなのが「果実酢」です。
果実酢は自分の好きな果物を使って簡単に作ることができ、保存も利きます。
果実酢の作り方
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それでは果実酢の作り方をまとめます。
とても簡単に作れますので、ぜひ試してみてくださいね。
用意するもの
・果物 100g
・氷砂糖 100g
・酢 100g
・保存容器(瓶など)
作り方
?用意した果物を、瓶の口から入るサイズにカットする。
(カットフルーツでも可能)
?熱湯消毒した瓶に、?でカットした果物と氷砂糖を交互に入れる。
隙間ができないよう、敷き詰めていくイメージで。
??に酢を注ぐ。
?冷暗所に置き、一日一回、瓶の中身が動くように軽く振る。
?一週間ほどして氷砂糖がすべて溶ければできあがり。冷蔵保存。
果実酢作りのポイント
果物:氷砂糖:酢=1:1:1の分量で作ることがポイントです。
酢が好きな方は少し多めに入れても構いませんが、原液の濃度が高くなるとたくさん飲んだときに酸で口や胃が荒れることがあります。
完成後、一週間以内を目処に果物は取り出しましょう。
味が濃くなりすぎたり、腐敗の原因にもなります。
この果物は数日以内であれば食べることもできます。
果実酢を飲用・食用する際に、アクセントとして使うと色味も美しいですね。
果実酢の楽しみ方
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果実酢は、ドリンクとして楽しむほかにも、料理に使うなど、応用の効く調味料とも考えられます。
また、どんな果物を使うといいか、ご紹介します。
ドリンクとして楽しむ
水、炭酸、お湯、牛乳、豆乳などで割って飲むのが一般的です。
一日に飲む原液の量は大さじ1~2程度にし、5~10倍くらいに薄めて飲むといいでしょう。
たくさん飲むというよりは、少量を続けて飲んでください。
お酒が好きな方なら、焼酎などで割ってもいいですね。
スイーツと楽しむ
ヨーグルトやかき氷のソースとして果実酢をかけるのも、夏ならではの楽しみ方。
ヨーグルトにはブルーベリーなど、ベリー系の果物で作った果実酢がよく合います。
アイスクリームにかけて食べれば、おうちカフェ気分を楽しむこともできます。
ドレッシングとして楽しむ
果実酢に、サラダ油やオリーブオイル、それに塩こしょうで味を調え、ビネガードレッシングを作るのも人気です。
一手間かけたドレッシングで新鮮なサラダをいただけば、夏バテ知らずの体になっていきそうです。
果実酢におすすめのフルーツ
ほとんどすべての果物で作ることができる果実酢ですが、中でも人気なのはパイナップルやキウイといった、酸味の強いフルーツです。
リンゴ酢やザクロ酢のようによく市販されているものも、自分で作ると違った味わいを楽しめます。
また、バナナのように甘みの強いものを使ったり、ベリー系を何種類かミックスして作るのも、自家製ならではの楽しみ方です。
まとめ
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見た目にも美しく、健康にも良い果実酢。
一週間という短い期間で作れるのも魅力的です。
少量ずつ色んな果実で作って、おうちカフェ、おうちバーを楽しんでみてはいかがでしょうか。