神様を自宅に呼びこむ大掃除の仕方【清め方】

神様を自宅に呼びこむ大掃除の仕方【清め方】

一年の終わりが近くなると、大掃除をしなければ!という気持ちになる人は多いと思います。

新しい年を気持ちよく迎えたいと考えるのは当然かもしれませんが、なぜ大掃除をしたほうがいいか知っていますか?

知るとやる気になる、神様と大掃除の関係をまとめました。

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正月にやってくる年神様

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日本では自然のすべてに神が宿っているとする八百万信仰が広く知られていますが、年神様という神様がいることを知っている人はあまりいません。

まずは年神様がどんな神様かご紹介しますね。

①神道の考え方の八百万の神々
②とくに、農耕の神様
③さらに、家々のご先祖の神様

このような性質を持つ年神様は、農耕の神様兼、先祖神として一年の稲作を見守ってくれたあと、地元の山へと帰ってエネルギーを蓄えます。

そして、新年の始まりの日のご来光とともにそれぞれの家へと出向き、新しい年のエネルギーや幸福を与えてくれます。

冬という季節は「殖ゆ」が語源

一説ではありますが、冬という季節が「殖ゆ」という言葉が語源になっているといわれています。

パン作りをしたことのある人ならよくわかると思いますが、パンの生地は一旦、寝かせる時間を必要とします。

発酵させることで生地がふくらみ、おいしいパンになります。

神様もよく似ており、ずっと働き続けるのでなく一旦、寝かせることでそのエネルギーを増殖することができると考えられています。

冬の間に山にこもって英気を養い、初日の出とともに新鮮なエネルギーを家にもたらしてくれます。

正月事始めは12月13日

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年神様をすがすがしくお迎えするために、年末までに大掃除を済ませておくと、良い一年のスタートが切れます。

ところで大掃除はいつから始めるといいか知っていますか。

旧暦の12月13日は鬼宿日に当たり、鬼が家にいるので(婚礼以外の)なにをするにも良い日といわれることから、正月事始めといって、大掃除を始めるのに適した日です。

昔は掃除のことを煤払いといいましたが、この払いが祓いや清めを意味するため、正月に向けて家を祓い清めるスタートの日となりました。

現在では旧暦のカレンダーに沿って大掃除を始めてしまうと、事始めが来年になってしまいます。今の暦で12月13日に大掃除をスタートさせるといいでしょう。

捨てる・祓う・清めるの3ステップ

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神様に喜んでいただくためにはどのように掃除を進めていくといいかご紹介します。
これまでの大掃除で意識していなかったところがあればぜひ取り入れてください。

①捨てる

まず最初にすることは、いらないものを捨てることです。
使わないまま期限切れになっている調味料はありませんか?

一年の間に溜まった書類や、タンスの肥やしになっている衣類など、本当に必要なものかどうか見直しましょう。

判断に迷ったときは、まだ使えるかどうかではなく、ときめくかどうかを基準にしてみてください。

衣類はとくに、好きで着ていたけどあるときからぱたりと着なくなったものや、買ったときは良いと思ったのに一度も着ていないものもあるかと思います。

このように使い道の定まらないものは、今のあなたのエネルギーと調和していません。
不調和なものばかり家にあると、良い気を呼び込む隙間がなくなってしまいます。

捨てるのがもったいないと感じるのであれば、フリマに出したり、必要としている人にあげると良い循環を生みます。

必要のないものを手放すことで、年神様のもたらしてくれる良いエネルギーを家中に満たすことができます。

②祓う

いらないものを捨てたあとは、各所を祓います。

いつもの掃除よりももう少し丁寧に、棚のひとつひとつを拭き掃除したり、窓ガラスやエアコンのフィルター、網戸なども洗うとベターです。

とはいえ、年末まで仕事がビッチリという人もいるでしょうから、絶対にしなければならないと重く考えるのでなく、できる範囲でやりましょう。

良くない気を祓う、という気持ちを持って掃除機をかけるだけでも、いつもより清いエネルギーがそこに流れます。

大事にしてほしいのは玄関を祓うこと。玄関は年神様の入り口ですから、とくに祓いを行ってほしい場所です。

ほかの場所は手がつかなくても、玄関だけは綺麗にしておきましょう。

③清める

捨てること、祓うことを意識していても、最後に清めることまでやっている人は少ないかもしれません。

誰でもできる清めの方法は、盛り塩がもっとも有名です。

ほかにも清めの力があるとされるホワイトセージを炊くことや、清めの鈴を鳴らすなど、一般家庭でもできることはあります。

神棚のある家なら、掃除が終わったことを神棚に向かって告げ、礼拝をすることも清めになります。

まとめ

神様を自宅に呼びこむ大掃除の仕方【清め方】

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毎年なにげなく行っている大掃除ですが、年神様を呼びこむためと思うと、丁寧な気持ちですることができます。

現代は年末まで忙しい人も多いため、捨てる→祓う→清めるという3ステップを意識し、できる範囲で大掃除を行うといいでしょう。

とくに大事なのは神様をお招きする入り口でもある玄関です。時間がなくても玄関だけは掃除をするといいですよ。

すがすがしい新年を、神様とともに迎えられるよう、大掃除の参考にしてくださいね!

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