占星術の10惑星の天王星の意味と特徴

宇宙に輝く星空は、私達の運命を教えてくれる力があります。

『占星術』にはそんな産まれたときにある星の場所から自分の人生の道筋を教えてくれる大きなメッセージがあるのです。

今回はそんな、『10惑星』の中の『天王星』の意味と特徴に関して解説します。

出典(TOP画像):photoAC

天王星は10惑星の中で変化・革新・独創性を表す

天王星は、10惑星の中で後に紹介する海王星や冥王星と同様にトランス・サタニアンと呼ばれています。

これらの惑星は古代占星術には入っていない星で、肉眼で見ることが出来ない星でした。

ですが、18世紀以降発見され、同じ太陽系を回る星として認められ10惑星の区分に入った星です。

トランス・サタニアンの特徴は、人間の個性や社会性以外の生きていく上での大きな波や傾向を示しています。

その中で、天王星の持っている役割は革新や変化を意味しています。
実は天王星は発見時に大きな革命があった年代でした。

アメリカ独立戦争・フランス革命、この2つの大きな変革を天王星発見時の時代は経てきました。

また、天王星はITや電気といった現在の通信や文明の発達に欠かせない星です。
つまり、既存にあったものを新しく作り変える運命を教えてくれる星です。

そのため、天王星は独創性を示すため、フリーランスや発明家・科学者・芸術家といった個性を示す星で、産まれたときにその人が持つ世代間の傾向を示してくれる星です。

天王星が示す12星座とは?

占星術では、10惑星はぞれぞれの星座が割り振られています。
天王星が割り振られている星座はみずがめ座で、ハウス名は宝瓶宮です。

古代の四大元素で分類するサインでは風で、不動宮です。

みずがめ座はギリシア神話で絶世の美男子と言われたガニュメデスがモチーフです。

神殿に捧げ水を水瓶でくんでいるときに、最高神のゼウスの使いの鷲が天空に連れ去った時星座になったと言われています。

天王星が示す意味

天王星が星として象徴している意味は、革新・独創・刷新という意味です。
この星がどの星座にあるかによって、その星座の7年間で変化する物事の傾向がわかります。

天王星の公転周期は84年で一つの星座に7年間います。
つまり、7年周期に起こる人生の変革の傾向を教えてくれるのです。

この星が人間の一生を司るのは、71~84歳人生を長く生きて、自分の人生の内容を振り返った時、自らを振り返るという時期に該当します。

土星との意味の違いは、土星はあくまで生活していく上で起こる試練や障害の傾向であるのに対して、天王星は土星が持つ試練を乗り越えて、今までの自分よりも新たな自分を作り上げるという意味に近くなります。

また、占星術と切っても切ることができないタロットカードでは、「愚者」の意味に対応しています。

愚者は一見、なにも考えていない空っぽの状態ですが、一から物事を始める、過去にとらわれないという意味があります。

天王星と他の惑星のアスペクトの傾向

天王星と他の惑星のアスペクトの意味は良い角度であるソフトアスペクト、悪い角度のハードアスペクトではどの様に変わるのでしょうか?

ソフトアスペクトの場合は、天王星の良い意味が他の惑星の意味を強調させ、ハードの場合は、良い面を打ち消すような方向になります。

火星は積極性・やる気という意味がありますが、ソフトの場合アスペクトの場合は行動が早い・有言実行言った意味、ハードの場合は体の変調・極端行動という意味になります。

この様に、ホロスコープの星の意味によっては同じ星でも大きく意味が変わります。
ですので、星から運命を読む時は角度を意識して正しく読み取ることが大切です。

マイナスの角度でも、気をつければ、その影響を最小限にすることが出来ます。

まとめ

『天王星』は革新や刷新を示す星で、ホロスコープでは7年間の世代間の傾向や7年という括りで自分が何を変えていくかという傾向がわかるようになります。

また、天王星が示す革新や刷新は、土星が与えた試練を乗り越えたことによってどう自分が変化していくかという意味を示しています。

天王星は、自分の人生では制御できない独創性や個性を持っており、自分のインスピレーションの傾向を示す星なのです。

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