しっかりと休息をしたつもりなのに、心身の疲れがとれないなぁ……。
このようなお悩みを抱えていませんか?
とくに「イライラ感」が取れない場合には「ストレス」が大きな原因かも。
そこでオススメしたいのが食習慣の改善です。
「食べるものを変えるだけで効果があるのでしょうか?」。
懐疑的な声がよせられました。
さっそく、詳しく解説しましょう。
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イライラのメカニズム
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「イライラ感」の原因は「ストレス」です。
「ストレス」がなければ解決するのですが、難しいですよね。
「イライラ感」が発生するメカニズムをレクチャーしましょう。
第一段階として、「ストレス」を回避するために脳はフル稼働状態へ。
これにより、大量に脳内伝達物質を消費することとなります。
脳内伝達物質を合成するために、多くのビタミンを使うのです。
さらに分かっているのは、腸の状態が脳機能と関連性をもつこと。
ビタミンは腸内細菌により合成されるものがあり、状態が悪いとビタミン量が減ってしまいます。
整理しましょう。
腸内環境の悪化がビタミン量の低下へ。
ビタミン量の低下が脳内伝達物質量の低下へ。
そして「イライラ感」が発生することに。
つぎの項目で改善に向けたヒントをお示しします。
イライラ感を鎮める栄養素
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人間は「ストレス」を受けても、上手に受け流す機能が備わっています。
この機能を高める栄養素に注目してください。
まず代表格とされるのが「トリプトファン」。
幸福ホルモンとされる「セロトニン」の材料ですから、「トリプトファン」を含む食品をタップリとれば「イライラ感」と無縁になりますよ。
ちなみに「トリプトファン」はアミノ酸の一種。
多く含む食品を示しましょう。
乳製品・ナッツ類・大豆製品・肉・魚・卵が該当します。
つぎにオススメしたいのが「ビタミンB1」。
本名は「チアミン」ですね。
糖質の代謝に関わるビタミンであり、不足すると脳機能が落ちることに。
その理由は、脳の栄養源が糖質だから。
脳機能が落ちれば、簡単な計算や思考に時間がかかり、結果として「イライラ感」につながるのです。
「ビタミンB1」を多く含む食品は、豚肉(とくにレバー)、卵黄や胚芽となります。
それから「ビタミンC」の摂取も効果的。
「ストレス」の緩和に欠かせません。
抗酸化力をもち、「ストレス」による攻撃を緩和します。
防御力を高めるビタミンであると理解してください。
こちらの本名は「アスコルビン酸」。
多く含む食品はフルーツや野菜類となります。
具体的には、ミカンやレモン、キウイフルーツやアセロラ、ケールやピーマンなど……。
「ビタミンE」の摂取も「ストレス」の緩和に効果的。
働きは「ビタミンC」と同じです。
「ビタミンE」の本名は「トコフェロール」。
多く含む食品は、アーモンドやピーナッツなどのナッツ類。
また、アボカドやカボチャも多く含んでいます。
ミネラルも「イライラ感」を鎮めるアイテムとして外せない存在。
代表格は「カルシウム」です。
「カルシウム」がもつ機能は興奮状態にある神経の鎮静化。
身体のなかで不足すれば、少しの事柄で「イライラ感」が増大します。
多く含む食品は、乳製品やゴマ、小魚や干しエビです。
「マグネシウム」の摂取も「イライラ感」の鎮静化に有効。
「カルシウム」の吸収を助ける役割を持ちますから、大切な栄養素ですね。
多く含む食品は、豆腐類や納豆、ホウレンソウなど。
しっかりと認識しましょう。
これらを参考にして、効率のよい食品摂取をめざしてください。
ストレス解消に効果的な食品とは?
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栄養素に対する知識を深めたところで、具体的な食品へ話を移しましょう。
一番オススメしたいのは「乳製品」です。
その理由は、「セロトニン」の生成に欠かせない「トリプトファン」を含んでいるから。
また、「ビタミンC」や「ビタミンB1」、「カルシウム」を含んでおり、ストレス解消にパーフェクトといえるでしょう。
ただし、牛乳が苦手な人はツライですね。
そのような場合にはチーズを積極的に摂取してください。
つぎにオススメしたいのが「チョコレート」。
原料であるカカオがもつ「ポリフェノール」にリラックス効果がみられ、高ぶった緊張感を和らげてくれますよ。
さらに「セロトニン」の機能を向上させる効果が認められており、つねに意識したい食品ですね……。
ただし、「チョコレート」は大量の糖分を含んでいます。
食べ過ぎると、肥満や糖尿病リスクを増大させますからご注意を。
また、「バナナ」もオススメ食品となります。
こちらは「トリプトファン」に「マグネシウム」や「ビタミンB1」を含んでおり、「イライラ感」の除去に効果的。
食物繊維をタップリと含んでいますから、便秘の解消も狙えますね。
ふだんから食卓に備えたい食品です。
まとめ
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「イライラ感」の原因となるのが「ストレス」です。
上手に解消したいものですね。
意外に思われるかもしれませんが、食習慣の改善により効果が期待されます。
栄養素の知識を身に付けて、「ストレス」に対抗しようではありませんか!
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