【タロットカード】サッカー日本代表はどうなる? タロットで占ってみました(5)

「タロット」で読み解く「日本代表」

最終回の今回は、サッカー界の未来も含めて、タロットにたずねてみたいと思います。

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各試合にみえるビジョンは―――2.セネガル戦 【世界・正位置】

出典:ashinari.com

前回のコロンビアに続き、セネガルとの試合を占ってみましょう。
タロットでこの試合のビジョンを探ってみたところ……

「世界」の正位置が導かれました。
「完成」「成就」「理想の実現」が暗示されています。

ちょっと意外な感じもしますね。

今大会の日本代表は、本大会直前で監督が交代するなど、その歩みは順調とは言いがたいものがあります。

そんな日本代表が、強豪セネガルとの試合で何を「完成」「成就」し、「理想を実現」するというのでしょうか?

思うにこの暗示は、単にセネガルとの試合のことだけを示しているのではないのかもしれません。
もちろん勝負事である以上、日本にも勝つチャンスはあります。

しかし試合の勝敗とは別に、日本代表はセネガル戦で、未来につながる大きな宝物を手に入れるのではないか―――私はそう思うのです。

たび重なる監督交代によって、日本代表は体制面ばかりでなく、その目指すべきサッカーの方針までが混乱してきました。

「アジアレベルでは勝てるが、世界では壁に跳ね返されてしまう。どう戦えばいいのか」
そんな困惑の中で、サッカー界全体が目指すべきスタイルを描けないまま、迷走を続けているわけです。

そんな日本代表に対し、タロットはセネガル戦に世界の正位置のビジョンを示しました。

セネガルはおそらく簡単に勝てる相手ではないでしょうが、彼らとの戦いを通じて、代表は未来の日本サッカーにつながる大きな教訓、貴重な経験を手に入れるはずです。

各試合にみえるビジョンは―――3.ポーランド戦 【愚者・正位置】

そして残る一国は、グループリーグでの対戦相手ではおそらく最強であろう、ポーランドです。

なにしろ世界ランキング10位の強豪国ですから、60位の日本とはあまりに格が違います。
そんなとてつもない相手との試合に、どんなビジョンが見えるのでしょうか。

タロットにたずねたところ……愚者の正位置が導かれました。
「無邪気」「自由」「才能」を暗示しています。

そしてなにより重要なことは、このカードが「旅のはじまり」を告げていることです。
ご存知の通り、大アルカナ22枚の先頭に立つのが、愚者のカードです。

ポーランドとの試合もまた、日本代表は勝ち負け以上の重要なものと、向き合うことになるでしょう。
それはサッカーの本質であり、日本代表の目指すべきスタイルへのカギでもあります。

格上ポーランドとの試合で、日本は勝敗とは別の大きなものを手に入れるはずなのです。

ロシアワールドカップは、日本代表の再出発

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ここまで、本戦グループリーグでの三ヶ国との試合について、そのビジョンを探ってきました。
そこに、日本代表が挫折から立ち上がる未来、その小さな光を見出すことができました。

3つのカードは、以下のように未来の兆しを示しました。

コロンビア戦 死神・正位置
セネガル戦  世界・正位置
ポーランド戦 愚者・正位置

コロンビア戦では、大きな挫折を味わうことでしょう。
続くセネガル戦で、日本代表は再起へのきっかけを手に入れることでしょう。

そしてポーランド戦で、新たな日本代表の物語の、スタート地点に立てるはずです。

今回ワールドカップの勝敗には、大きな期待はできないでしょう。
しかしそれを上回る大きな宝物が、ロシアには埋まっていることでしょう。

それを掘り当てるのは誰なのか、注目です。

これからの日本サッカー界はどうなる? 【皇帝・逆位置】

むしろ日本サッカーの戦いは、ワールドカップの後こそが本番といえるでしょう。

監督人事の迷走もあって、日本サッカー協会のやり方に疑問符が投げかけられており、田嶋幸三(たしま・こうぞう)会長の責任を問う声も上がりはじめました。

迷走する日本サッカー界の未来はどうなるのか?
タロットにたずねたところ、皇帝のカードが逆位置で導かれました。
「横暴」「独断あるいは判断力の欠如」「無責任」といった暗示です。

ズバリ言いましょう。

このネガティヴな暗示は、田嶋会長をはじめとするサッカー協会の、リーダーシップの欠如を象徴しているのです。

本戦直前でのハリル監督解任により、協会首脳への非難が一気に噴出しました。
しかしサッカー協会の迷走は、監督人事以前のところに問題があるといえます。

そもそもサッカーとは、ただ有名な監督を連れてくればいいものではありません。

まずは日本が「目指すべきサッカー」「自分たちの目指すスタイル」を明確にしたうえで、それに合った指揮官を連れてくる必要があります。

こうした「日本サッカーそのもののビジョン」が不明瞭なままでは、いくら監督を代えたところで、長期的な強化につながりません。

こうした現状を招いている背景に、協会の「横暴」「独断あるいは判断力の欠如」「無責任体質」があることは間違いありません。

おそらくはワールドカップ後、田嶋会長はじめ協会首脳は求心力を失い、協会はさらなる迷走を重ねるかもしれません。

そこで現状を立て直し、目指すべき日本サッカーの指針を掲げる、新たな指導者の出現が待たれます。

おそらく現状の体制では、サッカー協会は行きづまるのは目に見えています。
だからこそ、明確なビジョンでサッカー界を引っ張っていける、新たなリーダーが必要なのです。

ニューリーダーが必要なのは、フィールドの上だけではないのです。

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