メンタルヘルスに効果的!カタルシスについて

耳にしたことがある言葉なのに、意外と意味を知られていない「カタルシス」。
あなたは、正確に理解していらっしゃいますか?

「カタルシス」はギリシャ語が由来であり、直訳が難しいために会話のなかで「そのまま」使われます。

「大好きなミュージシャンのコンサートへ行って、カタルシスを得ました」。
このような感じですね……。

さっそく解説をしましょう。
知識の幅を広げてください。

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カタルシスとは?

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「カタルシス」はギリシャ語が由来とされます。
古代ギリシャの哲学者である「アリストテレス」が演劇学用語として使用しました。

意味するのは「浄化」。
「こころの浄化」「精神の浄化」を表すために使われたのです。

やがて医学用語として使われることに。
治療行為の一種として、薬剤による「下痢・嘔吐」を引き起こすものを指したのです。

哲学や医学以外に、現在では心理学の場面で使われる頻度が高まっています。

強いストレスにさらされている現代人は、「カタルシス」を必要としているのです。
心理療法として重要な位置を占めるようになりました。

抑圧されている内面の欲求や感情。
心身に悪影響を及ぼすことが必至です。

さまざまな方法により、これらを解き放つことで「カタルシス」を得ます。
また、治療行為も「カタルシス」とよぶのです。
しっかりと理解しましょう。

フロイトによるカタルシス

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精神医学における「カタルシス」の概念は重要な意味を持ちます。
最初に提唱したのは「ジームント・フロイト」でした。

彼はオーストリアの精神科医。

19世紀から20世紀の初頭にかけて活躍しており、提唱した理論の多くが精神医学や臨床心理学の基礎となりました。

「フロイト」がおこなった治療方法は、催眠療法と組み合わせる様式で深層心理にせまって、抑圧されている感情の発散をねらうものです。

平たく表現しましょう。

封じ込められた感情によって、自律神経などが影響を受けてしまいます。
「ことば」や「からだ」で表現することにより、「こころの浄化」をめざすのです。

人はだれしも悩みをひとりで抱え込みがち。
心身ともに大きな不調に陥ってしまう可能性が高まります。

「フロイト」が提唱した治療方法に倣う(ならう)ならば、「自分の感情」を思いきり吐き出してください。

鬱積(うっせき)した感情を明確に表現しましょう。

モヤモヤとした気分がスッキリとしたならば成功です。
「フロイト」による治療が上手くいった瞬間となりますね。

カタルシスを得る方法について

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簡単な方法として提唱されているのは、「趣味への没頭」です。

分野は問いません。
スポーツでも芸術でもOK。

こころが揺さぶられるような体験も効果的とされており、そのための観劇や映画鑑賞は非常に効果的でしょう。

キーワードとされているのが「感情移入」。
お手軽な方法として「テレビドラマ」の活用が挙げられています。

方法は簡単ですね。
主人公に「感情移入」すればよいのです。

あるときは大富豪に。
あるときはパイロットに。
あるときは絶世の美女に。
あるときはスパイに。

普段の自分とは違うものになってください。
そうすることで、抱え込んでいる悩みを忘れるのです。

我に返ったとき、心身の不調が和らいでいます。

カウンセラーによる治療方法について

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心理的な「傷」はトラウマとなって心身に多大な影響を及ぼします。
自分自身で解決できないと感じるならば、なるべく早く専門家へ相談してください。

その治療方法の一例を示しましょう。
専門家によるカウンセリングが該当します。

心理学を十分に学んでいるのが専門家ですから、熟練のカウンセリングで深層心理を読み解いてもらいましょう。

もちろん、ダイレクトに「言いにくいこと」を聞く場合もあります。

質問自体がプレッシャーになることも。
しかし、これによって抑圧から解放されるのです。

求められるまま素直に答えることが重要。
難しく考えず、カウンセラーにゆだねましょう。

心理療法は短期間に終了するとは限りません。
時間をかけてゆっくりと治療する場合が多く見受けられます。

焦らずに何度も治療を受けましょう。
ただし、カウンセラーとの相性は非常に重要です。

何回かの治療を経ても変化を感じないようであれば、思い切って病院を変えてください。
信頼のおける専門家による治療が効果的ですね。

相手を通して自分を見つめる意義について

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カウンセラーによる心理療法とリンクするのですが、話を聞いてもらう際に意識してほしいことがあります。

それは、客観的な視点についてです。

抑圧された感情に対するカウンセリングを受けている瞬間を、距離を置いた視点で見つめましょう。

いかがですか?
相手を通して自分を見ることが重要だと気が付きませんか?

また、客観的にみた自分をどのように感じましたか?
十分に本音を吐き出していますか?

自問自答してください
少しずつ「こころの変化」があるはず。
意義を感じましょう。

まとめ

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「カタルシス」は「こころの浄化法」そのもの。
ストレスを抱えたままでは、最高のパフォーマンスを発揮できません。

気になる人は専門家への相談をオススメします。
催眠療法やカウンセリングで、最適な状態へ導いてもらいましょう。

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