2011年3月11日。
忘れることのできないあの日から、10年の月日が経とうとしています。
さまざまな思いを胸に生きてきたあなたに、ぜひお伝えしたいことがあります。
ここでは、いつも精一杯生きているあなたに、自分を褒める方法、自分を癒やす方法について、ご紹介します。
3.11に思うこと
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10年前のあの日、あなたはどこで何をしていましたか。
学生だった人、会社にいた人、子育てをしていた人……。
あなたはあの大きな震災と津波の映像を見て、心揺さぶられ、生きるということについて深く考えたことを、今はもう、あまり覚えていないかもしれません。
一方で、震災や津波で被災し、家族や友人、家などの財産を失った人も多くいます。
それぞれの人生はあの日から10年分進み、今、ここに至ります。
10年間、私たちは精一杯働き、精一杯生きてきました。
3.11の節目に、自分を褒め、自分を癒やすことで、少し立ち止まり、自分がこの10年間たどってきた軌跡に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
褒める
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自分を褒めるのが上手な人は、辛いことがあっても、あまりへこたれることがありません。
どうすると自分が気分良く過ごせるか、知っているからです。
どうしても自分の良いところが見つからない、自分を褒めるなんて恥ずかしくてできない。と思う人もいるかもしれませんが、あなたが自分のことを褒めたとして、それで損をしたり、不利益を被る人はいますか?
それは、あなたの心の中でだけ行われることです。
SNSで発信したり、人に話したりする必要はないのですから、誰にも知られず、自分だけが良い気分になるのであれば、どんなふうに自分を褒めても良いのではないでしょうか。
まずは自分を褒める練習をしてみましょう。
一日一褒め
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今日あなたは、「やりたくないけどやったこと」がありますか?
・全然好きではないが、夫のためにアイロンをかけた。
・料理は苦手だが自炊した
・いつもは拭かない窓のサッシを拭いた
・課題を済ませた
そんな自分に対して、「偉い!」と褒めてみましょう。
最初は少し恥ずかしかったり、気が引けたりするかもしれません。
毎日繰り返していると、だんだん慣れてきますから、とにかく続けてみましょう。
今日は何もしていないから、褒められるようなことがない、と思っている人は、「今日は休みを取って偉い!」と自分に声かけしてもいいでしょう。
「休む」ことは悪ではありません。
自分を褒める習慣は、日頃から続けていくとより効果が発揮されます。
落ちこみやすい人、「どうせ自分はダメだ」と思いがちな人にとくにオススメです。
癒やす
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3.11に合わせて、セルフヒーリングの時間を取りましょう。
この日は全世界から日本に向けて、祈りや癒やしのエネルギーが舞いこむありがたい一日です。
私は3.11で被災したわけではないから……と思う人もいると思います。
ですが、あの日の揺れや映像、原発事故、計画停電などは、思っているより多くの人々の心にトラウマを残しているのではないかと感じています。
ここでは、レイキという手法を使った、誰でもできるセルフヒーリングの方法をご紹介します。
レイキでセルフヒーリング
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レイキは自然界にいつでもどこにでもあるエネルギーです。
そのエネルギーを意識的に体に通すことで、癒やしを得る方法があります。
自分の中にいる神様との対話をしながらのヒーリングもオススメです。
①呼吸を整え、目を閉じる。
②頭のてっぺんに太陽の光が射しこむようなイメージをする。
③太陽の光はあたたかく、優しく頭の中へ入ってきて、体全体を巡っていく。
④光は、体の中を巡りながら、老廃物や不要なものを押し流し、足の裏から地面へと出ていく。
⑤地面から流れ出た老廃物などは、自然界の中で分解され、時間をかけて霧散する。
⑥体の中に光が行き渡ったと感じたら、再度呼吸を意識して、ゆっくりと目を開く。
レイキヒーリングをするときに気をつけること
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・レイキに雑念が交じると効果が薄れてしまいますので、あまりいろいろと考えず、楽にしていてください。
・レイキヒーリングの前には手を流水で清めるとより良いでしょう。
・ヒーリング後は、水やお白湯を多めに摂ってください。
・好転反応といって、急なエネルギーの変化により、眠気や怠さを感じることがあります。高熱や激しい痛みなどは好転反応ではありません。
ヒーリング効果を高めるには
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部屋の明かりを消し、キャンドルや間接照明にしたり、アロマやセージを焚いたりすることで、ヒーリング効果を高めることができます。
また、ヒーリング後の半身浴や15分から30分程度の仮眠で体を休めることもオススメです。
祈り
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鎮魂の祈り、などとよく言いますが、知り合いを一人も亡くしていない人に、祈ってくださいと言うのは押しつけがましいことです。
中にはとても共感能力が高く、人の痛みを自分のものとして祈りを捧げられる人もいますが、多くの人は、故人との縁があるからこそ、その死を心から悼むことができるのではないでしょうか。
ここでいう祈りとは、自分の中の神様とつながることです。
人は誰しもみな、心の中に自分だけの神様を宿しているものと思います。
その神様に、自分の身も心もすべて捧げるような、そういう心のことを、祈りというのではないかと考えています。
自分を褒めるとき、自分を癒やすとき、ぜひ祈りの気持ちを持って、それらを行ってみてください。
自分の中の神様とつながっているとき、それだけで許されるような、大きな癒やしを得られることがあります。
まとめ
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10年間、精一杯生きてきた。
3.11から10年の節目に、そんな自分をしっかりと褒め、癒やす時間や、自分の中の神様とつながる時間を取ってみてはいかがでしょうか。
その時間はどんなに短くても尊く、明日からの活力となります。