天中殺とは – 天中殺の意味と注意点

「算命学」という占術を知らない人でも、「天中殺」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。
だけど「天中殺」って一体何でしょう?
よく聞くけれど、その意味は知らないという人も多いですよね。

人は宇宙と自然界の一部であり、自然と自分の関係から生まれる運命に従って生きている中で、私たちは「天中殺」と呼ばれる運気のひずみを持っているんです。

この「天中殺」にあたる時期ですが、「厄年」や「大殺界」などと同じように、運勢の悪い時として恐れてしまいがちです。

しかし、自分が持つ天中殺を知っておくことで、むしろ物事をスムーズに進めて大躍進をすることだって可能です。

人生は上手に運命の波乗りをすることで、より素晴らしい方向へ進むことができるのです。

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このページの目次

1.算命学とは?
2.天中殺とは?
3.天中殺の注意点は?
 -天中殺中の結婚、恋愛は?
 -天中殺中の起業は?
4.天中殺の時期をどう過ごすかで人生は変わる
5.まとめ


算命学とは?

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「天中殺」は中国の「干支歴」をもとにした「算命学」による「運命論」です。
天中殺を知る前に、奥深い算命学について触れていきましょう。

算命学は、私たちになじみの深い「十二支」と「十干」の組み合わせからなる「干支」による暦を使って、運命を割り出していく占いです。

十二支というのはご存知の通り、
「子(ね) 丑(うし) 寅(とら) 卯(う)辰(たつ) 巳(み) 午(うま) 未(ひつじ) 申(さる) 酉(とり) 戌(いぬ) 亥(い)」

十干は年月日を「甲(きのえ) 乙(きのと) 丙(ひのえ) 丁(ひのと) 戊(つちのえ) 己(つちのと) 庚(かのえ) 辛(かのと) 壬(みずのえ) 癸(みずのと)」
の十に分けます。

算命学の思想は、全てのものに「陰」「陽」があり成っているという「陰陽五行説」に根付いていて、
十干は「陰」と「陽」を含んだ「木・火・土・金・水」に分類されていきます。

甲乙は「木」
丙丁は「火」
戊己は「水」
庚辛は「木」
壬癸は「金」

という具合です。

陰陽五行思想によると、この世界に存在する万物は、この木・火・土・金・水の五元素からできています。

私たちもこの五元素から成っているんですね。

算命学に必用なものは「生年月日」のみ。
生まれた日から干支、陰占を知り、さらにそこから「陽占(人体星図)」を割り出し、「各々の性格を表す十大主星」「運命を暗示する十二大従星」を算出します。

それによって宇宙、つまり自然界から与えられた要素、性格、相性、広大な運命を紐解くことができるのです。

天中殺とは?

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生年月日から算出した「十二支」「十干」を組み合わせて占っていると、二つの間に「ひずみ」が存在するのがわかります。
このひずみが「天中殺」

12年のうち2 年間
12ヶ月のうち2ヶ月
12日間のうち2日間
12時間のうち2時間

全ての人に等しく訪れる時間です。

算命学では人生をサポートしてくれている「守護神」という概念があります。
私たちは自然の力を助けに生命を運行しているのですが、「天中殺」という時期はとても孤独。

天中殺の間は、何事においても、天の加護を得られず、誰の助けもないのです。
そのため、この時期にエネルギーを使うような変化を強く求めると、うまくものごとがいかずトラブルが多くなると言われています。

天中殺の注意点は?

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人生をうまく運ぶためには、天中殺の時期の過ごし方に気をつける必要があります。
天中殺の間は、大きなエネルギーを使うような変化を起こさないことが重要。

例えば、
・引っ越し
・結婚
・同棲
・出産
・転職
・起業
・大きな買い物

など、欲求にしたがって突き進む時は、非常に注意が必要になる時期です。

天中殺中の結婚、恋愛は?

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天中殺中に「恋愛」をしてもかまいません。
ただし、この時期はものごとが大きく変化する「結婚」というキーワードを積極的に絡めてはいけません。
結婚を目標とせず、お付き合いを自然に楽しむ恋愛をすることには問題がありません。

恋人同士のうち、どちらかが天中殺であった場合、結婚は天中殺が明けてから考える必要がでてくるでしょう。

同棲もエネルギーをともなう大きな変化なので、天中殺中に行うべきではありません。
結婚に関しても、同棲を始めた時がものごとを進めた時と考えましょう。
たとえ、入籍を天中殺が明けてからしたとしても、同棲した時期が天中殺だと、離婚率が上がってしまいます。
しかし、天中殺中の結婚にも問題のないケースがあります。

・夫婦のどちらかに離婚歴がある
・男性が年下で女性が年上である
・同性愛である
・子供をもうけない

この場合は、天中殺の影響は受けにくいとされています。

もしも天中殺の間に結婚をしたという場合は、その後の10年間を一貫して、自分の幸せではなく、パートナーの幸せのために過ごしましょう。

天中殺中の起業は?

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仕事で企業などの大チャレンジをするという場合も、天中殺中にはひかえた方がよいことです。
この時期、仕事はひたすら「受け身」で行いましょう。
何かを求めず、自ら望まない姿勢でいれば天中殺の影響を受けません。

コツコツと努力を続けることは悪くありませんので、成長のための勉強をするには適した時期になります。

もし、天中殺中に起業をしたという場合は、「利益追求」よりも「社会貢献」ができることを考えて運営を行っていくことで、スムーズに展開していけることになりそうです。

天中殺の時期をどう過ごすかで人生は変わる

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天中殺の時期は「自己実現」を行うような変化をできるだけ避けて下さい。

もし転職などの機会があったなら、「受け身」の姿勢を崩さないことです。
周囲に流されているという状況であれば、天中殺の影響は受けにくくなります。

では、天中殺の時期には、どのように過ごしたら良いのでしょうか。

・受け身の姿勢でいる
・周囲との調和を重視して行動をする
・自身の欲ではなくボランティアなどの社会貢献をする
・成長のための勉強期間にする
・内面に向き合って自分を磨く

この期間に自分の魂をじっと磨いておきましょう。
自分自身や周囲と向き合う時間をとり、じっくりと成長をすることで、天中殺が明けたあとに飛躍をとげることができるのです。

まとめ

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「急がば回れ」という言葉があります。
天中殺の間は、焦ってものごとを動かすことは御法度。
しかし、この時期は周囲の人や内面に向き合って、大きな成長をすることができる貴重な時間です。
上手に乗り越えることが人生の幸運にめぐまれる鍵となります。

自然の一部として存在する私たちは、「運命」という恵みをもらって生きています。
運命は波の乗り方しだいで上昇も下降もできるものなのです。
自分の「天中殺」を知って利用することで、より良い人生を生きて下さいね。

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