西洋占星術とは?

「星占い」そんな風に呼ばれたりして、私たちの生活の中に浸透している西洋占星術
幼い頃から身近にあって、日本でもとてもなじみ深い占いですよね。

テレビや雑誌などで毎日のように見かける12星座占いは、実は西洋占星術をかなり大まかに簡略化したものです。
本来はもっと複雑に計算されている占いなんです。

宇宙の惑星の運行によってつくられた西洋占星術のシステムがどんなものなのか、もう少しその奥に入ってのぞいてみましょう。

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西洋占星術とは?

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世界各地には多様な占星術が存在します。
その中でも紀元前の2,000年頃のバビロニアで発祥した占いをルーツとし、ギリシャやローマ、イスラムを経てヨーロッパで広まっていったものが「西洋占星術」と呼ばれ、東洋などの占いと区分されています。

まず見ていくのは私たちが生まれた時の天体がどんな位置にあったのか。
西洋占星術では出生時の惑星の配置からホロスコープが組まれていきます。

そうしたホロスコープを占い師が読み取ることで、その人の運勢や性格、能力、運命を紐解いて行くことができるのが西洋占星術なのです。

西洋占星術のはじまり

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紀元前2,000年以上前のバビロニアで生まれたプロト占星術が、西洋占星術のルーツだと言われています。

今から4,000年~5,000年以上も前ということになりますね。
バビロニアはチグリス川とユーフラテス川の間にあり、現在の中東あたりに位置しています。
はるか昔にバビロニアの人々が、鳥や動物たち、川の水の増減など自然界のいろんな変化や様相を観察して占いを行っていたのが西洋占星術の起源です。

既に天体を観察していた神官たちは、星々の中でも変わった動きをする「惑星」があることに気付いていました。
水星、金星、火星、木星、土星、そして太陽と月ですね。
そうした惑星の動きを読み取るうちに黄道十二宮という考えが生まれ、ホロスコープに刻まれるようになったと言われています。

惑星とサインを使ったチャート

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惑星は古来から使われて来た「太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星」の7つの星。
それに天文額の発展により加えられた「天王星、海王星、冥王星」を足した10の惑星を示しています。

私たちがこの世に誕生したその時に、惑星がどの位置にあったのか。
西洋占星術で使われるバースチャートと呼ばれるホロスコープには、星座早見盤のようにこの惑星の位置が記されていて、一目でわかるようになっています。

【太陽】力 生命力 自己表現
【月】反応 不安定
【水星】コミュニケーション 知的 移動
【金星】ハーモニー 一致 同系性
【火星】エネルギー 熱 活性化
【木星】拡大 保護
【土星】制限 冷たさ
【天王星】変化(革命的 破壊的 専制的
【海王星】ぼんやりした 感受性
【冥王星】除去 刷新 再生

こんな風にそれぞれの惑星には暗示する特徴があります。
それらを「サイン」と呼ばれる星座を軸にしたホロスコープへ当てはめていきましょう。

ホロスコープには時計の1~12の数字のようにこの十二星座が記されています。

サインは私たちが星占いでよく目にしている、いわゆる「十二星座」のことです。
十二星座には、牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座があります。

例えば1月1日生まれの人は、山羊座の位置に太陽の惑星があります。
日常的に私たちの身の回りにある12星座占いは、力・生命力・自己表現を示す「太陽の位置」にあるサインを使ったものです。

こうして1月1日生まれの人は山羊座の特徴が「力・生命力・自己表現」として現れることになります。

つまり星占いは、身近な12星座占いのように単純に太陽の位置にある星座を見るだけではないのです。
火星にあるサインによってその人が何に熱を注いで生きるか占ったりと、西洋占星術師は惑星とサインの組み合わせによって多様な特徴を占うことができるということになります。

アスペクトによって未来を知る

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ホロスコープを読み解く上で、例えば「月」と「金星」といった惑星と惑星の角度も、その人の持つ相を見るために重要になってきます。

惑星と惑星の角度によって、惑星の持つ相同士が調和の状態か不調和の状態か見えてきます。
~惑星同士の角度による作用~
0度(コンジャンクション)にある惑星同士はニュートラルな状態。
60度(セクスタイル)にある惑星同士は調和の状態。
90度(スクエア)にある惑星同士は緊張の状態。
120度(トライン)にある惑星同士は調和の状態
180度(オポジション)にある惑星同士は緊張の状態。

こうしたアスペクトによる作用は、その人の運勢や未来を読み解いて行くために重要な要素です。

ホロスコープを分ける12のハウス

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サインというのは、太陽の通り道である黄道を12に分けたものです。
「ハウス」では緯度・経度から割り出した私たちの位置によって、12の部屋に分けていきます。
これでわかるのは、私たちが人生の様々な場面で、惑星がどのような影響を及ぼしてくるのかということです。

アセンダントと呼ばれる第一ハウスでは私たちの公の人柄にある惑星がわかり、そうした第一ハウスをスタートにしてサインと同じくホロスコープを時計回りに12のシーンに区分していきます。

どんな場面(ハウス)でそのホロスコープの持つ特性が現れるのか、それを読むことができます。

こうして西洋占星術では、私たちが誕生した位置によっても運命を読むことができるのです。

まとめ

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生まれた時の惑星の位置とサインから運命を読む、西洋占星術の特徴をご紹介してきました。
私たちが普段、太陽の星座を占っている12星座占いは西洋占星術のほんの一部です。
西洋占星術ではホロスコープの複雑に絡まるパターンを読み込んで、その人それぞれの持つ特性や運命を垣間見ることができるのです。

自分自身が持つ本当の力とこれからの未来を、ホロスコープを使って紐解いていってみてはいかがでしょうか。

西洋占星術についてよくおわかり頂けましたでしょうか。

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