正しく知りたい占星術における土星の逆行とその意味とは?

占星術において重要なのは、惑星の意味や星座だけではありません。
その惑星がどの様な動きをするのかにも、大きな意味の変化が生じます。

『逆行』と呼ばれる現象によって、本来の運勢から変化が生じることはあまり知られておりません。
今回は、多くの惑星の中で、『土星』の逆行を紹介します。

出典(TOP画像):pixabay

まずは知っておくべし土星の意味

土星は人間が生きていく上で、社会的試練を意味する星です。

社会的試練とは、人間が生まれてきて魂が成長するために必要な出来事で、この出来事を乗り越えることで、より逞しい人間へ成長できるチャンスを意味します。

その試練の種類を示しているのが土星の意味です。

例えば、ある人はコミュニケーションだったり、忍耐だったり、自分の傲慢だったり人によって様々です。こうした試練を土星は示す星になります。

土星がマイナスの意味を持っているため、毛嫌いしてしまう人が多くいますが、実はその逆です。

試練の傾向を知っておけば、自分がどのように乗り越えるか試行錯誤することで、より成長した魅力ある自分に生まれ変わるきっかけを教えてくれる星です。

逆行になる理由とその意味

地球と同じ公転周期で、十惑星が動いていれば、逆行という現象は起こることはありません。

惑星が逆行する理由は、地球と公転周期に差があるため、見かけ上西から東に動く事を指します。

土星は公転周期が29年もあるため、逆行が起こり、加えて期間が長いのが特徴です。

土星の逆行になると、自分に甘くなり、人に依存してしまう、今ある困難からの逃避や自分の弱点やコンプレックスに囚われやすくなります。

本来の逆行の意味は持っている惑星の意味で短所が出やすくなる特徴がありますが、土星の場合は更にマイナスが強くなる傾向になります。

しかし、適切な対処法を知れば、良い充電期間になり、終わった後より楽に生きやすくなるのが土星の逆行時期です。

逆行中の過ごし方がより大切だと言える惑星の一つになります。

2019年土星の逆行期間

2019年の土星の逆行期間は、2019年04⽉30⽇〜2019年09⽉18⽇になります。
公転周期が29年と長く、順行へ変化する期間が長期間なのが土星の特徴です。

土星逆行の得になる過ごし方

土星が逆行になると、試練を乗り越えるために今までの自分を振り返ることが大切になります。
順行になると未来の事の試験を示します。

逆行になると試練の答えが過去にあることを意味しているので、自分の過去を冷静に見直すことをおすすめします。

似たような失敗をしたことを思い出し、今の問題解決へのヒントはないか考える、過去の辛い思い出で憎しみを断ち切る時期にするのもおすすめです。

試練や課題の方向性が見える、じっくり向き合う時期変えることで、逆行が終わった後に、順行中で抱え込んでいた悩みを上手く緩和することができるのです。

また、自分でコントロールできる物事の許容の線引きや付き合い方の見直しをすること、タスクを作って目標を定めてメリハリをつけることも快適に過ごすおすすめの方法になります。

努力を要する、逆流にあうという時期を示す土星が逆行になることは大きなマイナスですが、上手く過ごすことは出口と行動の方向性を教えてくれる意味に変わるのです。

この時期を有意義に過ごせたら順行中でより一回り大きくなった自分に変わることも努力次第で可能なのです。

逆行が抜けたら何をすべきか

土星の逆行が抜けたら、逆行中で学んだ事を生活に上手く活かすことをまずは考えてください。
以前の時に比べて格段に生きやすくなっていることでしょう。

もし、その期間に身についてしまった自分への甘さや弱点やコンプレックスがわかった場合は克服のチャンスになります。

その課題を乗り越える努力に対して真摯にアプローチすることができるようになるので、継続して続けることが大切になります。

まとめ

『土星』『逆行』になると、自分への甘さやコンプレックス・欠点が現れる、人に依存の傾向が出やすくなります。

自分の心を見直すことを大切にし、過去からヒントを探す、自分の心の許容を見極めることが大切です。

タスクを作ってメリハリをつけることも大切な期間になります。

土星の逆行の期間は他の惑星とは異なり、マイナスの意味が強くなりますが、上手く逆行期間を乗り越えると順行になった途端、生きやすくなります。

上手く乗り越えて災い転じて福となす人生を生きるヒントとして捉えることが大切です。

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