人間が生まれ持ってきた性格を決めるのは、『占星術』における『10惑星』の種類によって細かく役割が決められています。
一つずつの惑星にはそれぞれ大きな役割があって、その役割を知ることで自分自身を大きく知ることが可能です。
今回はそんな中で10惑星のうちの『水星』の意味に関して紹介します。
出典(TOP画像):photoAC
水星は10惑星の中で知識やコミュニケーションを示す
水星は10惑星の中でも、その人が持っている知性やコミュニケーション・文才を示します。
つまり、その人が持っている思考や知識・学習傾向を司っている星になります。
単純に、知識と言っても意味は深く、どのように知識を集めるか?
自分の知識をどう人に伝えるか?といった内容、
また手持ちの知識を人とどう共有するか?
その速さは?
といった部分を意味しているので、単純な学力と言った意味ではないのです。
情報も映像や本、音様々な媒体があります。
自分がどの媒体から情報を集めたり、多くの情報から共通点を探すことが得意不得意という内容も示します。
また、コミュニケーション能力も司っており、持っている考えとどう他人と共有するか?
分かち合うかいう傾向、言葉に出すのが得意か文章に書き表すのが得意かという傾向も決めるのが水星の意味です。
この様に、水星は自分の根本持っている知識の傾向、そしてその知識をどう広めていくかというコミュニケーションを司っています。
水星が示す12星座とは?
占星術では、10惑星はぞれぞれの星座が割り振られています。
水星が割り振られている星座はふたご座、おとめ座で、ハウス名はそれぞれ双児宮と処女宮です。古代の四大元素で分類するサインでは順に風と地を司ります。両方共、柔軟宮なのが特徴です。
12星座の中で、水星は知性を表す星座で、特におとめ座は繊細で知識を深く追求する星座で有名です。
また、ふたご座は情報の中でもTVや雑誌といったメディアからの情報収集が優れており、情報収集の速度はピカイチの星座で有名です。
水星が示す意味
水星が星として象徴している意味は、考えを伝える、知識という意味です。
加えて、水星も非常に位置が変わる星の為行動力を示すことから、チャンスや感覚、行動力も示しています。
人間の年齡だと12~15歳頃の性格を示します。
この性格の大きな特徴は、月が持っている本能的な性格を持ちつつ、太陽が持っている社会的なふるまいが出来るようになる、両方の星の間を司っています。
まさに、初々しくありのままにだけど、大人になるって難しいよねと感じる思春期の時期をこの星は作用しています。
自分の心を守りつつ、加えて社会的な性格を示すために水星の働きは一番大きいと言っても過言ではないのです。
また、占星術と切っても切ることができないタロットカードでは、「魔術師」の意味に対応しています。
魔術師のモチーフはギリシア神話のエルメスにも対応していることから、知性のカードとしても有名です。
水星と他の惑星のアスペクトの傾向
水星と他の惑星のアスペクトの意味は良い角度であるソフトアスペクト、悪い角度のハードアスペクトではどの様に変わるのでしょうか?
ソフトアスペクトの場合は、水星の良い意味が他の惑星の意味を強調させ、ハードの場合は、良い面を打ち消すような方向になります。
土星は堅実・真面目を示す意味がありますが、ソフトの場合アスペクトの場合は優等生・着実な結果・集中力の増大と言った意味、ハードの場合は、視野の狭さ、偏見といった意味になります。
情報収集や知恵を得ることを中心に左右する惑星です。
この様に、ホロスコープの星の意味によっては同じ星でも大きく意味が変わります。
ですので、星から運命を読む時は角度を意識して正しく読み取ることが大切です。
マイナスの角度でも、気をつければ、その影響を最小限にすることが出来ます。
まとめ
『水星』は人間が持っている知識やコミュニケーションを司っています。
また動きも早い惑星の為、行動力といった内容にも関わっている惑星です。
人間でいうと社会的な性格と純粋な子供の性格の間の期間を守護する惑星で、まさに思春期の間を司っています。
自分が持っている知識をどう発信するかという、自己と社会をつなぐ大きな意味を持っている惑星です。
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