心理学からみた三日坊主の克服法

目標をたてたのに、最後までやりとげられなかった……。
お嘆きの声が聞こえてきました。

いわゆる「三日坊主」ですね。

ものごとに取り組んでも、集中が続かない。
テーマを掲げても、スタートできない。

反省の弁ばかりでは計画が進みませんね。

はたして「三日坊主」とはどのようなものでしょうか?
克服法はあるのでしょうか?

さまざまな疑問にお答えしましょう。

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三日坊主とは?

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日本人ならば、「三日坊主」の意味を知らない人はいないでしょう。
ものごとに取り組んでも長続きしない「たとえ」ですね。

もちろん「三日」は比喩的な表現です。
短期間に投げ出してしまう状況は、すべて「三日坊主」となります。

仏門に関わることわざであり、意を決して僧侶をめざしても厳しい修行に耐えられず、すぐに逃げ出してしまうさまを表しているのです。

三日坊主の克服法について

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さまざまな克服法がありますから、ご自分に合った方法を取り入れてくださいね。

具体的な数値目標を心がけること

ゴール地点が明確になっていないと、「やる気」が高まりません。
ものごとに取り組む際には、必ず「数値目標」を掲げましょう。

たとえば、「禁煙」を目標とする場合。

何日間吸わないことを達成とするのか?
いつまでに達成するのか?

「ダイエット」を目標とする場合。

何キロのダイエットをするのか?
 いつまでに達成するのか?

ゴールを明確にすれば意欲が変わります。
逆に数値目標が設定されていなければ、意欲はそがれやすいでしょう。

モチベーションをしっかりすること

なぜ取り組むのか?
これを明確にしましょう。

たとえば「ジョギング」に取り組もうとするあなた。
「ダイエット」や「筋力増強」を「モチベーション(動機づけ)」とします。

さらに掘り下げてみましょう。

「ダイエット」により生活習慣病の予防や改善を考えている。
「筋力増強」により異性にモテル体形をめざす。

これをつねに意識してみましょう。
達成した自分を想像することが重要ですよ。

「三日坊主」を撃退できると感じませんか?

とにかく一週間は続けてみること

「三日坊主」に共通する項目があります。
それは、続けられない言い訳です。

しんどいから。
明日やればいいんでしょ。
眠かったから。
いつかまとめてやるよ。
忙しいから。

人生すべてこのような調子では、うまくいくはずがありません。
どこかでケリをつけなくては。

そこでアドバイス。
「とにかく一週間は続ける」を念頭に置いてください。

一週間というのがミソです。
三日から七日に延びただけですが、達成感に違いがあります。

いつも三日しか続けられなかったのに、今回は七日続けられた。
ということは、十日続けられるかも。
さらに二週間続けられるかも……。

人間は単純な生き物です。
「飽き性な人」に効果的とされ、言い訳せずに継続すれば、やがて本物となります。

心理学として確立しており、メカニズムを理解すれば明快ですね。

休息をとること

「三日坊主」気質の人が急にやる気を見せても、集中が続かないことは明白です。
そのような場合には、最初から休息日を設定することをオススメします。

取り組みに対して明確なスケジューリングをすれば、目標へ楽に到達できるはず。
集中して取り組む日と休息日を最初から計画するのです。

「ものごと」への取り組みは、「集中」と「リフレッシュ」により、想像以上の進捗(しんちょく)が望めます。

これも心理学から得られる情報です。
とくに「三日坊主」を自覚しているならば、最初から「リフレッシュ日」の設定を忘れずにしておきましょう。

達成感を得やすくすること

「ものごと」への取り組みに対して、「ゴール」を高く掲げがちです。
しかし、「三日坊主」気質の人にとって、これは危険と言わざるをえません。

到達しなければ感動を得られず、いつまでたっても同じことの繰り返し。
「三日坊主」から脱却できないのは、ここに原因があります。

そこでオススメしたいのは、「ゴール」を低くすることです。
簡単に達成できるようにすれば、気軽に取り組めるでしょう。

要は「達成感」を味わうこと。
小さな「達成感」を積み重ねれば、「脳」が取り組みに対する意義を認識できるはずです。

心理学からみましょう。
この手法は「達成感」の「習慣化」をめざすものとなります。

人間の「脳」は「習慣化」により「無意識な行動」をするように。
意識せず取り組めれば、「三日坊主」と無縁になりますね。

行動を意識するから、「嫌気」がさすのです。
この点をしっかりと認識しましょう。

結果を想像すること

「モチベーション」をキープするために重要とされます。
取り組みに対する結果の想像は、「続けた自分」と「続けられなかった自分」の両面に対しておこないましょう。

「ダイエット」であれば、「続けた自分」は引き締まった体形を想像できますね。
いっぽう「続けられなかった自分」はどうでしょう?
リバウンドして「だらしない体形」を想像することに。

違いに愕然(がくぜん)としませんか?
これが「モチベーション・キープ」に重要なのです。

まとめ

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「三日坊主」の克服法を心理学による観点から考えてみました。

これらの情報に触れて、どのような感想をお持ちになりましたか?

心理的なメカニズムを理解すれば、「三日坊主」の克服は難しくありません。
ご自分の性格を冷静に分析してください。

もし「三日坊主」気質を感じるならば、計画段階でしっかりと工夫を凝らしましょう。

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