熱はないのに鼻水が?アレルギーが原因かも!

急に「鼻水」が出てきたら……。
「ひょっとして、風邪でもひいたのかしら?」。

このように感じますよね。

もし体温が平熱で、「のどの炎症」もないならば「アレルギーの一種」が原因かも。

アレルギーの代表格といえば「花粉症」。
「スギ・ヒノキ」が花粉を飛散させる時期には、つらい症状となりますね。

しかし、「花粉」の時期ではないのに「鼻水が止まらない」などの症状を体感したことはありませんか?
 
「寒暖差アレルギー」とよばれているものであり、メカニズムを理解すれば問題ありませんよ。

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寒暖差アレルギーとは?

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聞き馴染みのない「ことば」かもしれません。
「寒暖差アレルギー」とはどのようなものでしょう?

これには「自律神経」が大きく関わることに。
名称どおり「寒暖差」によって生じる「アレルギー症状」となります。

理解を深めるために、「アレルギー症状」を学習しましょう。

人間には身体を守るためのシステムが確立しています。
「免疫」とよばれるものですね。
 
掘り下げましょう。
「免疫システム」は、外からの異物に対して「抗体」で対抗します。

「菌(きん)」や「ウイルス」を排除できるのは、「抗体」を含む「免疫システム」のおかげ。

「鼻水」や「くしゃみ」で「異物」を排出しようとするのです。
不快に感じる症状ですが、大切な生理作用と考えなければなりません。

しかし、「免疫システム」は、体調と関係のない物質に対しても過敏な反応を示します。

これが「アレルギー」もしくは「アレルギー症状」とよばれているものですね。
原因物質を「アレルゲン」とよび、「花粉」が代表格となります。

「でも、寒暖差は物質ではありませんよ……」。
疑問が湧くのも無理はありません。

メカニズムを解説しましょう。

身体は「寒暖差」も「異物」と同じように認識します。

「寒さ」「暑さ」への対応は人間にとって大切。
対応が遅れると、著しい体調変化をきたします。

「寒さ」を感じれば、体温を逃さないように「血管の収縮」がおこることに。
「暑さ」を感じれば、「血管の拡張」で上昇した体温を逃します。

端的(たんてき)にいえば、急激な「寒暖差」が刺激となるのです。
「鼻粘膜」の血管に炎症が生じ、「鼻水」や「鼻づまり」を生じます。

これらの症状を医学的には「血管運動性鼻炎」としており、「アレルギー原因物質」によらず発症するのです。

外部の気温差以外として、「熱い食べ物」を食したときに生じることも。
「ラーメン」や「うどん」を食べて「鼻水」が垂れてきたことはありませんか?

広い意味では、これも「寒暖差アレルギー」ですね。

寒暖差アレルギーの見分けかた

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通常のメカニズムと違う「寒暖差アレルギー」。
見分けかたを列記しましょう。

・平熱である
・目のかゆみを感じない
・アレルギー検査をしても反応がない
・のどの痛みはない
・透明な鼻水である
・寒い場所から暖かい場所へ移動したら鼻水がでた
・逆に暖かい場所から寒い場所へ移動したら鼻水がでた
・身体のかゆみがある
・眠りが浅く疲れやすい

複合的に症状があれば、高い可能性を示します。
冷静かつ客観的に判断しましょう。

とくに「7℃以上の気温差」がポイント。
症状を感じたときの状況を思い出してください。

寒暖差アレルギーの予防法と改善策について

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「寒暖差アレルギー」はだれにでも起こりうるもの。
不快な症状を何とかしたいですね……。

そこで取り組んでほしいのは、「気温差」を埋める方法です。
一番簡単なのは「服装」による調整方法。

その日の気温を事前にチェックしましょう。
朝だけではなく、日中や夜間の気温予測を念頭においた「服装えらび」が大切です。

これにより体感温度の変化を少なくできるはず。
「自律神経の乱れ」を防ぎ、「不快なアレルギー症状」から遠ざかれます。

さらに、日常生活の改善をめざしてください。
「寒暖差アレルギー」による症状がキツイ人は「冷え性」の可能性が極めて高いとされます。

有効な改善方法として「温浴療法」がオススメ。
「ぬるめのお風呂」にゆっくりとつかってください。

最低でも「5分以上」はつからなければダメ。
シャワーだけで済ませていませんか?

「低い平熱」と密接な関係性があるとされます。

もし「平熱」が「36.0℃を下回っている」ならば、「温浴療法」を取り入れましょう。

ただし、すぐに効果が出るものではありません。
「中長期的」に考えてくださいね。

それから、「食習慣」の見直しも重要。
「朝食」をしっかりと食べていますか?

午前中から「脳」をしっかりと働かせるために大切です。
「栄養素」のバランスを考えた食事を心がけましょう。

併せて(あわせて)体力面も注視してください。
「寒暖差アレルギー」は「筋肉量」と密接な関係があるとされます。

女性や高齢者は「筋肉量」が少ないため、不快な症状に陥りやすいことを理解しましょう。

キツイ筋肉トレーニングに取り組む必要はありません。
ウォーキングやストレッチなど、毎日気軽に取り組んでください。

継続できる運動で筋肉量をキープしましょう。

まとめ

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不快な症状となる「寒暖差アレルギー」。
発症メカニズムを簡単に解説しました。

原因を知れば、予防や改善に努められますね。
なにごとも普段のおこないが大切。

日常生活を見直して、「寒暖差アレルギー」を回避(かいひ)しましょう!

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