ご先祖さまへの感謝・ご供養の作法について

大切な「ご先祖さま」への感謝。
絶対に忘れてはなりません。

「ご先祖さま」は一番身近な「守護霊」です。
常に見守ってくれていると考えてください。

あなたの成長を喜んでくれるはずですし、危険にさらされるようなことがあれば「サイン」を送ってくれます。

常に「ご先祖さま」とコミュニケーションを図ってください。

「亡くなった人と、どのようにすればコミュニケーションができるのですか?」。
「そのような、特殊能力はないですよ!」。

このような声が聞こえそうですね。
難しく考えないでください。

あくまで「イメージ」です。
心の中で念ずればよいのですよ。

「ご先祖さま」に対する「ご供養」を忘れてはなりません。
不義理をすると、コミュニケーションが途切れてしまいます。

つぎの項目で、正しい「ご先祖供養」の方法を講じましょう。
しっかりと学習してくださいね。

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代表的なご先祖供養について

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「ご先祖さま」が眠るお墓が身近にあるならば、「お墓参り」が一番の「ご供養」です。
墓石に語りかけてください。

心の中で念ずれば、意思疎通ができるはず。
問いかけに対して、「ご先祖さま」からの返答が心に浮かぶこともありますよ。

ここからは基本的な「お作法」について紹介しますね。

まず服装ですが、あまり派手すぎない格好が基本です。
お盆やお彼岸などの節目に出向く場合には、正式に整えた服装がオススメ。

普段の「お墓参り」であれば、そこまでこだわらなくても良いでしょう。

持ち物ですが、お供え用の生花と花バサミ、お供え用の菓子、線香やロウソク、マッチとライター、お水を入れた手桶とヒシャク、簡単な掃除用具、ごみ袋、軍手などの手袋、といったところでしょうか。

まず、菩提寺(ぼだいじ)であれば、「本堂ご本尊」へのお参りを先に済ませましょう。
その際には、必ず「ご住職への挨拶(あいさつ)」を忘れないようにしてください。

そのあと、お墓へ向かうようにします。

軽く合掌を済ませたら墓所の掃除を始めてくださいね。
雑草を取り、植木は選定しましょう。

当然ながら、ごみを散らかしてはいけません。
不要となった草木はごみ袋に詰めて持ち帰ってください。

そして、ひととおり清掃が終わったならば、花立てへ生花を挿します。
生花の長さを花バサミで整えるのをお忘れなきよう。

お菓子などを供える場合には、半紙などを敷きましょう。
ご先祖様の好物をお供えするのが基本ですよ。

そのあと、線香をお供えします。
点火して線香皿に寝かせてください。

当然ですが、線香の火を消す場合には口で吹き消してはいけません。
線香の束を振るか、手で仰いで(あおいで)消すようにしましょう。

これは、仏教で「口から出た息」を穢れた(けがれた)ものとしているためです。
線香の束を縦方向に振れば、意外と簡単に火を消せますから、落ち着いておこなってくださいね。

つづいて、お参りの順番を講じましょう。

基本的には、「ご先祖さま・故人」と縁が深い人から順番におこないます。
お線香をお供えし、墓石へタップリと水をかけてください。

そして、墓石と正対しながら合掌しましょう。
報告したいことがあれば、念じてください。
静かに言葉をつぶやいてもよいですよ。

全員の合掌が済みましたら、「お墓参り」の手順が終了します。

なお、生花や線香以外の供物に関しては、必ず持ち帰りましょう。
置きっぱなしにすると、カラスなどが食い散らかしてしまいますよ。

ところで、「お墓」がお住まいの場所から遠方にある場合は問題ですね……。
そこで、つぎの項目では「遠方にお墓がある場合」を考えてみましょう。

遠方にお墓がある場合の先祖供養について

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普段から「お墓参り」をしたいのに、遠方にあってなかなかできない……。
このようなお悩みを抱えてらっしゃる人が少なくないとされています。

しかし、「ご先祖様」への供養は気持ちの問題です。
方法はいくらでもありますよ。

簡単な方法を紹介しましょう。

「お位牌」があるならば問題ありませんが、お手元にない場合には「お写真」を用意してください。

写真も見当たらない状況ならば、丁寧にお名前を自筆しましょう。
気持ちをこめて、書くことが大切。

そして、「お位牌」「お写真」「自筆のお名前」を飾る台を用意してください。
これらを整然と並べればよいのです。

どうですか?
体裁を整えればOK。

要は気持ちの問題ですから。

そして、線香を「2本」ささげましょう。
「2本」ささげる意味は、「父方・母方」を意識したものです。

「1本」しかなければ半分に折って「2本」にする方法もありますね。

また、「2本以上」をささげてもよいですよ。

これは、ご縁のある「ご先祖さま」が複数いらっしゃるケースが想定されます。
それぞれの「ご先祖さま」を思い起こしながら、線香の数を増やしましょう。

まとめ

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「ご先祖さま」が努力されてきたから、現在の自分が存在します。

「不義理」や「ないがしろ」は絶対に許されません。
良識ある大人ならば、正しい作法で「ご先祖さま」への感謝を表しましょう。

また、「お墓」が遠方にあっても、「ご供養」の方法はいくらでもあります。
気持ちを「ご先祖さま」へ向けることが重要なのです。

とくに「お盆」や「お彼岸」などの節目は大切。
忘れずに「ご供養」を心がけましょう。

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