6月10日は時の記念日!時間を大切にするための5つのポイント【漏刻祭】

6月10日は『時の記念日』です。

普段、なにげなく過ぎていく「時」について、この日をきっかけに考えてみてはいかがでしょうか。

今回は、時の記念日を祝う『漏刻祭』や、時間を大切にするとはどういうことかを考えるためも5つのポイントをご紹介します。

時の記念日とは?

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あまり知られていない記念日ですが、その歴史は古く、天智天皇10(671)年4月25日まで遡ります。

『日本書紀』の記述によると、この日、日本で始めて漏刻(水時計)と鐘・鼓により時刻が知らされました。

この日を太陽暦に換算し、大正9(1920)年に第一回、時の記念日となりました。

今でこそ、日本人は時間に厳しいという印象がありますが、当時の日本人は欧米諸国からすると、「時間の感覚に乏しい」というイメージがあったのですね。

そんな日本人に対して、時間に気を配るよう心がけてほしいという意味合いを込めて定められたのが「時の記念日」です。

近江神宮の漏刻祭

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671年、日本初の時報が開始されたのは、天智天皇がお遷りになられた近江大津宮でのこと。

現在はその跡地に、近江神宮というお社が建ち、天智天皇をお祀りしています。

近江神宮の境内には、漏刻・日時計や、時計館宝物館が設置されています。

この近江神宮には、昭和16年から毎年6月10日の時の記念日に合わせ、「漏刻祭」という神事を執り行っています。

漏刻祭では、舞楽や火時計の点火などが行われますが、残念ながら令和3年は、時計業界の関係者のみでの催行となるようです。

時は金なり

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「時は金なり」「タイムイズマネー」といいますが、これは、「時間はお金と同じくらい貴重なので大切にしましょう」という意味のことわざです。

時間は一度過ぎてしまえば巻き戻すことがなく、赤ちゃんからお年寄りまで等しく、今日この瞬間が一番若いのです。

とはいえ人間ですから、ひどく落ちこむ日もあれば、疲れてしまってぼーっと過ごす日もあって当然です。

それでも、毎日なんとなく時間が過ぎてしまうという人は、今一度、時の記念日をきっかけに、時間について考えてみてはいかがでしょうか。

時間を大切にするための5つのポイント

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それでは、どうすれば時間を大切にできるのか、5つのポイントにまとめて紹介します。

①時間は有限と気付く

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人生も折り返し地点に近付いたな……と思う頃、人は急に焦りを感じることがあります。

これは、「時間の有限性」に気付くからです。

自分の人生は何のためにあったのか、これから自分は何ができるのかといった問題が、とても切実な問題として感じられるのですね。

ですが、「急に時間が減る」ということは起こりえません。

0歳でも100歳でも、一日は同じ二十四時間です。

体の可動域や認知面で衰えはあれど、時間そのものが短くなるわけではありません。

今日、この瞬間に「人生は有限なのだ」と気付けたなら、それを自分の問題として認識できたなら、日常をどう変えたいか、自分は何をしたいのか、考えはじめることができるのではないでしょうか。

②時間を奪う人

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世の中には、「時間を奪う人」という人種がいます。

それは、しょっちゅう電話をかけてくる親かもしれませんし、子どもの送迎のたびに井戸端会議をしたがるママ友かもしれません。

このような人は珍しくなく、もしかするとあなた自身が、誰かの時間を奪っていることもあるかもしれません。

もし、自分の周りに時間を奪う人がいたなら、どうかその人からそっと距離をおいてください。

お金を奪う人は罰せられますが、時間を奪う人は誰からも罰せられることがありません。

ですが、奪われたものの大きさは、場合によってはお金を上回ります。

③「今」を生きる

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過去の出来事について何度も考えて落ちこんだり、まだ起こっていない未来のことで不安になっている時間、あなたは「今ここ」から離脱しています。

この思考を続けていると、気がつくと5年10年という月日があっという間に過ぎ去ってしまいます。

そして、自分は何をしていたのだろう……という徒労感に襲われかねません。

「今、この瞬間」を生きることに着目するよう心がけることは、時間を大切に生きることです。

④「自分」を生きる

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親の介護、子育て、仕事など、人生は他人のためにあるように思えるときがあります。

ですが、その考えを続けていると、自分は何がしたかったのかわからなくなったり、誰かのためにばかり命を削ったという感覚になり、他人に強く当たるようになってしまいます。

親の介護も子育ても、「自分はどうしたいのか」を大事にしてください。

もちろん、親も子どもも大切なあなたの家族ですから、捨て置くわけにはいかないでしょう。

でもすべて他人の気持ちを汲んで、自分のやりたくないことをするのも違うのではないでしょうか。

自分と他人のバランスを見極める練習をしてみてください。

たとえば、「3回に一度は自分の意見を通す」など、ルールを決めてみるといいかもしれません。

⑤豊かさとはなにか

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時間を無駄にしたくないからと、スキマ時間をすべて何かに注ぎこもうと考える人がいます。

その時間は、本当に無駄なのでしょうか。

ちょっと今日は疲れたな……、と思う日は、いつもやっていることでも、やめる勇気を持ってください。

豊かさとはなにかを考えたとき、それは、車窓から眺める夕日の美しさや、トイレでぱっと浮かんだアイデアなど、スキマ時間にしか遭遇できないセレンディピティのようなものかもしれません。

無駄に思えるような時間にこそ豊かさが詰まっているかも、という気持ちのゆとりを持つことが、かえって時間を、自分を、人生を、大切に生きるということなのではないでしょうか。

まとめ

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毎年6月10日は時の記念日です。

お金と同じように、貴重でかけがえのない「時間」という資産をどう操るかはあなた次第。

この機会に、自分の「時間」について考えてみるのもいいのではないでしょうか。

どうか、この有限な時間がきらめきに満ちた一瞬の連続となりますように!

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