2021年の節分は2月2日、立春は2月3日となっています。
ここでは節分・立春の基礎知識から、なぜ一日早まるのか、厄除けのご祈祷について、節分・立春をデトックス＆結果威力の高まる二日間にするための過ごし方までご紹介します。
節分はもうひとつの年越し
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節分とは「季節を分ける」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬という季節の始まる日の前日のことです。
なかでも立春は新しい春を迎えるということから重視されるようになり、江戸時代ごろからは現在のように、とくに立春の前日を指して「節分」ということが多くなりました。
春という季節は一年の始まりの季節であり、立春は年越し行事の一つと考えられます。
そのため、立春の前日の節分は、今でいう「大晦日」のような行事になっています。
2021年の節分・立春は1日早まる
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節分というと2月3日、立春は2月4日というイメージが定着していますが、実は決して日付固定の行事ではありません。
現在の暦では、毎年正月は1月1日で、大晦日は12月31日ですから、大晦日や元日の日付が変わるというと不思議な感覚になるかもしれません。
ですが「立春」は人間の作った暦ではなく、地球と太陽の関係で考えられています。
地球は一日に1周、自転をしながら、同時に太陽の周囲を公転しています。
太陽を1周するのにかかる時間は365日と6時間弱。4周すると4年と1日弱となるので、閏日を挿入することで調整しています。
これと同じように、日ごろ使っている暦のズレと実際の地球と太陽の関係を調整するために、立春の日付が変わることがあります。
節分が2月2日、立春が2月3日となるのは実に124年ぶりということですが、1984年には節分が2月4日、立春が2月5日でした。
1984年以降、30年以上2月3日で定着していた節分ですが、令和3年以降、30年以上は、およそ4年に1回は2月2日になります。
厄除けのご祈祷はいつまでに行く？
「厄除けは節分までに」と聞きますが、2021年はどうすればいいのでしょうか。
そもそもなぜ厄除けのご祈祷が節分までなのか、ご説明します。
古い日本では季節の変わり目には邪気が出るといわれ、その具現化した形としての鬼を払うことで、邪気払いをするのが豆まき行事です。
「まめ」は「魔滅＝魔を滅する」につながるということから、鬼に直接ぶつけて退治します。
新しい春の訪れ、新年が始まる前に邪気払いをし、新しい年の無病息災を祈るために、節分つまり春という季節の前日までに厄除けのご祈祷を受けるのが良いとされています。
ですが、さまざまな事情から節分までに厄除けに詣でられない方もいるかと思います。
節分を過ぎてしまったからといって厄除けのご祈祷が受けられないということはありません。
気になることのある方はとくに、節分後であっても厄除けのご祈祷へ行かれることをおすすめします。
2021年節分の過ごし方
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節分の日のテーマは「デトックス」です。
「新しい季節が始まる前日」というのは、言い換えれば「それまでの季節が終わる日」。
冬のエネルギーが弱まり、かといって春のエネルギーもまだあまり届いていない、エネルギー的には弱々しい一日になります。
そのため、新しいことを始めたり、大きな決断をするには不向きな日です。
それよりも、冬の疲れを癒やし、春に持ち越さないことを意識するといいでしょう。
水回りの掃除
まずは水回りを綺麗にしましょう。
立春の朝に汲む水は一年の邪気を払うといわれるほどのエネルギー水になります。
その水が、汚い配管から油まみれのシンクや髪の毛ごみの残った洗面に流れると、運気が下がってしまいます。
お風呂・洗面・トイレ・台所といった水回りだけは綺麗にしておきましょう。
余力のある人は、玄関を掃除するとさらに運気アップです。
身体のケア
2021年1月20日の大寒から立春までの間は、一年でもっとも寒さの極まる時期です。
肩こりや腰痛だけでなく、あらゆる身体の不調が冷えから起こりやすい季節でもあります。
エネルギーの変わり目となる節分・立春のころは、そんな不調が噴き出しやすいデリケートなときですから、マッサージを受けたり、アロマオイルを焚いたりと、自分にとって心地よい方法で身体のケアをしてみてください。
お仕事や学業に忙しいという人は、お風呂に入浴剤を入れるなど、少しでも身体をいたわる時間を取れるといいですね。
2021年立春の過ごし方
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立春のテーマは「結界力」を高めることです。
落ちこんでいるときに限ってだれかの一言に傷ついたり、事故に遭ったりしたという経験はありませんか。
邪気というのは隙があるから入ってくるのです。
立春の水
立春の朝一番に汲んだ水は、神棚に供えて、その後料理や飲み水にするといいと言われています。
神棚のない方は、お日様の昇ってくる方角（東か南）にお供えしてもいいでしょう。
新春の清らかなエネルギーに満ちたお水を身体に取りこむことで、健康を守る結界となってくれます。
立春大吉のお札
紙に、「立春大吉」と縦書きして玄関に貼りましょう。
真ん中で折り目をつけ、そこを目印に書くといいですよ。
このお札は左右対称の文字ばかりでできているため、入ってきた鬼が混乱してしまい、出ていってくれるというものです。
一年間、家を邪気から守ってくれるお札になりますので、心をこめて作るといいでしょう。
お寺などでいただくことのできるところもあります。
まとめ
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2021年の節分は2月2日、立春は2月3日です。
季節の変わり目はエネルギーの転換期でもありますので、デトックスと結界力アップにつとめてみてはいかでしょうか。
新しい春の訪れが、わくわくするものになりますよう、お祈りしています！