相性占い・恋愛診断にぴったりの宿曜占星術を解説

あまりにも的中率が高すぎて江戸幕府が封印したとか、織田信長が戦術に用いたという伝えが残り、古くから日本でも信頼の高かった宿曜占星術。

「当たりすぎるので彼氏と二人でやるのはちょっと恐い」という評判もあるので、こっそりと占ってみるのもよいかもしれません。

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宿曜占星術は月を使った占い

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太陽の運行を中心として12の星座に分けられた西洋占星術に対して、月の運行を中心に27から28の宿に分けて占うのが宿曜占星術
宿曜は「すくよう」と読んだり「しゅくよう」と読みます。

宿曜占いではまず、生年月日によって人を二十七宿(あるいは二十八宿)に分けられます。

~宿曜占星術二十七宿表~
1.昴宿(ぼうしゅく)2.畢宿(ひっしゅく)3.嘴宿(ししゅく)
4.参宿(さんしゅく)5.井宿(せいしゅく)6.鬼宿(きしゅく)
7.柳宿(りゅうしゅく)8.星宿(せいしゅく)9.張宿(ちょうしゅく)
10.翼宿(よくしゅく)11.軫宿(しんしゅく)12.角宿(かくしゅく)
13.亢宿(こうしゅく)14.てい宿15.房宿(ぼうしゅく)
16.心宿(しんしゅく)17.尾宿(びしゅく)18.箕宿(きしゅく)
19.斗宿(としゅく)20.女宿(じょしゅく)21.虚宿(きょしゅく)
22.危宿(きしゅく)23.室宿(しつしゅく)24.壁宿(へきしゅく)
25.奎宿(けいしゅく)26.婁宿(ろうしゅく)27.胃宿(いしゅく)

それぞれの宿によって基本的な性格や特質がわかり、これによって仕事や恋愛などの各分野でその人にどんな傾向や能力があるのか占います。

こんな占い、どこかで聞いたことがありますよね。
ブームになって多くの人が知っているあの「動物占い」は、この宿曜占星術をとってもわかりやすくしたものなんです。

宿曜占星術で占えることは性格や能力ばかりではありません。
運勢や特定の人との相性、ラッキーカラーまでわかってしまうので、毎日の生活の中で役立てることができます。

宿曜占星術は相性占いがよく当たる?

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「相性占いが当たりすぎて恐いんだよね」とささやかれているように、対人関係の相性を占うとその本領を発揮すると言われている宿曜占星術。

かつての武将、織田信長も宿曜占星術で敵将との関係を占って戦をしていたのだとか。

「三九の法(さんくのほう)」と呼ばれる相性占いの占術はあまりに当たりすぎて「秘技」とされてきたそうです。

天下統一に使われるほどよく当たるとは、古くからとても信頼されていた占いであることが伝わってきますよね。

実際どんな風に占われるのでしょうか。

生年月日で宿を分けると、宿と宿の関係性が浮かび上がってきます。
宿曜占いではお互いの宿が自分にどのような作用をするのかわかるのです。

分類は「命・業・胎」「栄・衰・安・危・成・壊・友・親」

組み合わせによる関係には
「命の関係」
「業・胎の関係」
「栄・親の関係」
「友・衰の関係」
「安・壊の関係」
「成・危の関係」

があります。

「命の関係」だけが対をなしていません。
この相性の人とは出会うこと自体が稀ですが、一度出会えば離れることの難しいとても運命的な関係です。

同じく運命的な間柄になるのは「業・胎の関係」。
業は前世からのカルマを示していて、お互いに共通点も多く運命的な関係を築くことができます。
「命の関係」「業・胎の関係」はいわゆるソウルメイト的な間柄なのです。

「栄・親の関係」「友・衰の関係」「安・壊の関係」「成・危の関係」にはさらに
「近距離」
「中距離」
「遠距離」
といった距離による関係もあり、深く占えるように出来ています。
宿と宿の距離によってまた相性が変わってくるのです。

空海が広めた宿曜占いの歴史

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時をさかのぼること3,000年程前。
インドで知恵を司る菩薩である文殊菩薩が、二十七宿、十二宮、七曜など天体の動きを元にして吉凶を読み解き占っていました。その方法を記したものが『宿曜経』と言い伝えられています。

その『宿曜経』。正式名称を『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』と言います。長いですね・・・・・・。
一気に難しいような気がしてしまいますが、最後の三文字を用いて『宿曜経』で大丈夫です。

『宿曜経』はインドから中国へ伝わり、さらに日本へと渡りました。
時は平安時代。いよいよ日本へ入ってきた『宿曜経』を翻訳して日本で広めたのがあの弘法大師、空海です。

『宿曜経』は宿曜占星術として密教徒たちの間で深く研究されました。
空海はこれを日常生活へどんどん取り入れていきました。

この占星術は宿曜道と呼ばれ、宿曜師たちは天体の動きや七曜の巡りによって、天体が地上に大きな影響を与える日を占っていました。

この日が凶と占われた場合、その星の神様を祀ることで運気を好転させようとしていたそうです。

まとめ

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その日の運勢を占ったりと毎日の生活に取り入れることができる宿曜占星術ですが、やはり相性占いをしてこそ、その本領を発揮します。

宿曜占星術では基本的な対人関係から恋愛や結婚の相性を知ることができます。
月に見守られた宿曜占星術の相性占いを使って、運命の相手を見極めてみるのはいかがでしょうか。

もしかしたら、身近にいる意外な人物があなたと運命的な相性を持っているかもしれません。

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