最近なんだかうまくいかない……と自分を責めたことのある方は多いかと思いますが、もしかするとそれは、水星の逆行期間に起こっていたことかもしれません。
ここでは、『水星逆行』とはなにか、2020年6月18日から起こる水星逆行のテーマ、水星逆行期間中をストレスフリーに過ごす方法について書いています。
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水星の逆行とは?
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基本的に惑星は、一方向に向かって進んでいます。
しかし、地球は自転と公転を並行して行っているため、ほかの惑星が後ろへ下がって見えることがあります。
それぞれの惑星はあくまで一方向へ向かっているのですが、相対的に見て逆行しているように見える期間のことを、「逆行」と言います。
もちろん、水星だけが逆行しているわけではありません。
それぞれの惑星が支配する領域で影響を受ける可能性がありますが、水星は逆行の回数が多いため、よく話題にあがっています。
水星が司るもの
水星が司っているのは、情報・コミュニケーション・言語・交通・伝達・学びといった領域です。
そのため、水星の逆行期間というのは総じて対人関係がうまくいかなかったり、急に交通機関が乱れたりということが起こりやすい時期といえます。
一方で、逆行期間だからこそ、良い影響を受けることもあるという両面を知っておいてください。
どんなことにも良い面と良くない面があり、良い面を取り入れ、良くない面を受け流すすべを知っていることがもっとも重要です。
2020年は水星逆行が3回起こる
水星逆行は4ヶ月に1回ほどの間隔で起こるため、だいたい1年に2回から3回起こります。
2020年の逆行期間は、2月17日~3月10日、6月18日~7月12日、10月14日~11月4日の3回です。
3回の合計日数は70日程度となるため、水星の逆行期間は1年のうち、2ヶ月以上を占める計算です。
これまで、なぜか空回りする経験をしたことのある人は、それがもしかすると惑星の逆行の影響を受けていたかも、と思うと、少し気持ちが楽になるかもしれませんね。
しかし、同じ轍を踏まないことも大事です。
逆行のたびに影響を受けすぎて空回りを繰り返してしまうのであれば、きちんと対策をし、逆行期間をうまく過ごす方法を身につけていく必要があるでしょう。
水星逆行期間に気をつけること・起こりやすいこと
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水星逆行期間中には、以下のようなことが起こりやすく、気をつけていても遭遇してしまうことのある人が多いようです。
・急な交通の乱れ
・家事でも仕事でもやり直しが必要になる
・対人関係がうまくいかない
・勘違い
・計画が二転三転する
・ドタキャンなど急なスケジュール変更
・メール等の誤送や誤植
・間が悪い
・為替の乱れ
・情報の錯綜
・電子機器の不調や故障
どれか1つでも当てはまったから、自分は影響を受けやすいのだ、逆行だからなにをやってもうまくいかない、と悲嘆するのは待ってください。
次の項目では、この逆行期間にこそすべき、大いなるテーマについてお話します。
6月18日~7月12日・蟹座の水星逆行期間のテーマ
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逆行期間は、「振りかえりの時期」と呼ばれることもあります。
うまくいかないことの多くは、なにかを前進させようという動きです。
これは逆に言えば、復習や振りかえり、見直しをすることを促されている、という考え方もできます。
人は毎日、同じ電車に乗って、同じだけ働き、同じ時間にご飯を食べ、という心地よいルーティーンを知っています。
そのため、それらにいちいちストップをかけられると、「うまくいっていない」と思いがちです。
しかし、そのルーティーンを見直す機会を与えてくれているのが逆行期間である、という味方もあることを覚えておいてください。
以下に、6月の水星逆行のテーマをまとめました。
①自分の居場所について見直す
②母親、家族とのありかたや過去を振りかえる
③自分にとっての幸せの形を考える
蟹座は、その殻の固さからも連想されるように、自己の内面を司る性質を持ちます。
蟹座で起こる水星逆行では、安全な殻の中で自己を育む、というテーマがあります。
家族というもっとも身近な他人との関係や、自分だけの幸せ、生きがい、居場所といった、基盤となるものごとを見直していく時期となりそうです。
移住・同居・別居・帰省を含む、居場所を変えるような動きのある方も多い時期です。
水星逆行期間をストレスフリーに過ごす心のコツ
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水星逆行期間はトラブルが多発する良くない期間、という悪い固定概念にとらわれている人もいるかもしれませんが、水星逆行は決して悪い時期ではありません。
また、避けようと思って避けられるものでもなく、その期間があるからこそできることもあります。
水星逆行期間をストレスフリーに過ごすための心のコツを3つ紹介しましょう。
①重要なものごとは2回、3回見直し・確認をする
②出かけるときは時間に余裕を持って
③ときおり自分にごほうびを与える
どんなに気をつけていても、なにかしらトラブルに見舞われがちな時期です。
人との関係がギクシャクしたり、急な変更でてんてこ舞いになったりということもザラにあります。
どんなときでも心に余裕を持つには、自分のことも相手のことも責めず、今は逆行だからしょうがないよね~とのんびり構えていることでしょう。
まとめ
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2020年2回目の水星逆行が、6月18日から始まります。
知らなければいつも通り過ごして、ちょっとしたトラブルの積み重ねにイライラしてしまうかもしれませんが、知っていれば対応できることもあるでしょう。
あまりものごとを前向きに進める時期ととらえず、自分の環境や内面を振りかえる時間を多く取るようにすると、その後につながる素晴らしい転換期となりそうです!