わたしたち日本人にとって、「たぬき」はとても馴染みの深い動物です。
たぬきと聞いて、『かちかち山』や『ぶんぶく茶釜』といった昔話を懐かしく思い出す方も多いかもしれませんね。
では、そんなたぬきのイメージはというと……
『狡猾』『意地悪』『おっちょこちょい』『マイペース』
はた迷惑でどこか憎めない、そんなキャラクターとして認識されているのではないでしょうか。
今回は、「動物占い」におけるたぬきのキャラクターに焦点をあててじっくり見ていこうと思います。
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たぬきの特徴
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・目上の人にかわいがられる
・おっちょこちょい
・社交家
・相手によって自分のキャラクターを演じ分ける
・困っている人を見ると放っておけない
・伝統と格式を重んじる
・黙々と取り組む作業が好き
・さみしがり屋
・ユーモアがある
・本物を見抜く確かな目をもっている
・憎めない
・目標に向かって地道に努力できる
動物占いでたぬきに属する人の特徴はというと、まずなんといっても、対人面における天性の勘でしょう。
瞬時に目の前の相手のタイプを見抜き、対応の仕方を変えるどころか相手に見合ったキャラクターを演じきってしまうのですから驚きです。
また、目上の人を敬い、分をわきまえた行動を自然と取ることができるのもたぬきならでは。
冷静に相手を値踏みしながらも、そんな素振りは一切見せずにスルッと懐に入っていく才能は群を抜いているといえるでしょう。
その一方で、ツメの甘さが目立つのもたぬきの特徴です。
ちょっとした企みや下心を相手に見透かされていることに気付かない、したたかなようでどこか抜けている、そんなところが多くの人に愛される所以なのかもしれません。
その憎めないキャラクターで、いつもたくさんの人に囲まれ、にぎやかに過ごしているのがたぬきなのです。
たぬきの性格(男女別)
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たぬきの男性
たぬきの男性は、物腰が柔らかで人の心を和ませる穏やかさをもっています。
自分から目立とうとはしないため、第一印象で記憶に残ることは少ないものの、親しくなるにつれ存在感を増していくタイプといえるでしょう。
経験や実績を重んじるために、なにごとにおいても決断は慎重です。
その場の勢いで散財したり、口車に乗せられて被害を被るようなことはまずありません。
自分が納得できないことは決して受け入れることがないために、時折頑固な一面をのぞかせることも。
とはいえ、基本的には親しみやすく、コミュニケーション能力の極めて高い人物です。
たぬきの女性
たぬきの女性は、一見控えめでおっとりとした、古風な印象を与えるタイプです。
実際のところ、あっけらかんとした明るさをもつサッパリした人物であることがほとんどなのですが、聞き役になることが多いため、自己主張をしない人という印象をもたれがちなのかもしれません。
そんな謙虚な姿勢が多くの人から支持され、本人の意思とは関係なく自然と友人が増えていきます。
その一方で、一旦定めた目標はなにがあっても成し遂げようとする強い意志ももっています。
自分自身の能力を冷静に判断することができるので、そもそも手が届かないような目標を立てることがありません。
そのため、必然的に立てた目標を次々とクリアすることとなり、一般的に人より多くの成功体験をもっているのがたぬきの女性です。
たぬきの恋愛(男女別)
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たぬきの男性の恋愛
たぬきの男性にとって、恋愛はあまり得意分野ではありません。
というのも、その冷静な判断力が異性に対するハードルを上げてしまうのに加え、基本的にシャイな気質であるために、積極的なアプローチを仕かけることが苦手だからなのです。
男らしく堂々と好意を伝えなければ、という思いと、できることなら相手からアプローチしてくれないかなあという思いとのジレンマから逃れられないのが、たぬきの男性の特徴といえるでしょう。
そうこうしているうちに、好意を抱いた相手にいつの間にか恋人ができていた、という悲しい結末を迎えてしまうことも。
このように、お付き合いに至るまでにはジタバタすることが多いものの、いざ正式に恋人同士となれば、この上なく安心感のあるお付き合いができるのがたぬきの男性。
ごく自然に恋人の意向を汲み、さりげなく行動を起こすことができるたぬき。
相手の不満の芽を片っ端から摘み取ることで、細々としたトラブルのない、安定した長いお付き合いとなるのです。
たぬきの女性の恋愛
たぬきの女性にとって、恋愛の喜びとは、いかに相手を幸せにし、相手の色に染まることができるかにかかっているといっても過言ではありません。
相手がどんな人物であろうとも、その相手に合わせてメイクやファッション、ライフスタイルまで変えてしまうため、選ぶ相手によっては一気に人生が暗転してしまう可能性も。
もともと奥手で、相手からのアプローチで恋が始まることがほとんどであるため、恋愛経験はそれほど多くはありません。
そうした点も、相手にとことんのめり込んでしまう一因となるようです。
相手に尽くすことに喜びを見出すたぬきの女性は、家庭においては理想的な妻であり母となります。
いつでも家族が快適に過ごすことのできる環境を整え、一人一人を優しく照らす太陽のような存在となるでしょう。
たぬきの相性
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では、そんなたぬきと相性の良い動物キャラを三つご紹介していきましょう。
ライオン
恋愛に対して奥手で受け身のたぬき。
そんなたぬきを明るくリードしつつ、ときには上手に甘えることで庇護欲を満たしてくれるライオンは、たぬきにとってまさにベストパートナーといえるでしょう。
基本的にライオン主導の恋愛となりますが、たぬきにとってはそれが最も心地良いスタイルとなりそうです。
ゾウ
真面目で誠実という個性を強くもつゾウは、慎重派のたぬきとの相性ピッタリです。
浮ついたところのないキャラ同士、堅実で落ち着いた関係を育んでいくことができるでしょう。
恋人としてはもちろん、結婚相手としてもこれ以上はない相手と言えるかもしれません。
反面、万一意見が対立するようなことが起きた際は、たぬきが一方的に言い負かされて不満を抱え込みやすい相性でもあります。
サル
慎重すぎるあまり、恋愛のスタートにつまずきがちなたぬきですが、サルが相手の恋に限っては展開がスピーディーになる様子。
一切の出し惜しみをすることなく、自分の気持ちを正面からぶつけてくるサルの情熱には、さすがのたぬきも警戒心を解かざるを得ないのでしょう。
たぬきを楽しませようと一生懸命なサルは、たぬきにとってとても扱いやすい相手といえそうです。
まとめ
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いかがでしたか?
親しみやすくおっちょこちょい、そんな人をほっこりさせる愛されキャラでありながら、同時に他人を冷静に分析する観察眼をもつ「たぬき」。
昔話のたぬきが人を化かしたように、相手やシチュエーション次第で変幻自裁にキャラを変えるその多面性がたぬきの最大の魅力なのかもしれません。
ぜひ今回の記事を参考に、たぬきキャラへの理解を深め、より良い人間関係を築いていってくださいね。