霊を視ると書いて「霊視」。どんな世界が見えるのか?

霊を視ると書いて「霊視」。どんな世界が見えるのか?

皆さんは霊感・霊視の占いをご存じですか?興味はあるけど具体的にどういった事をするのかは分からないという人が大半かもしれませんね。

一口に霊と言っても、先祖霊、動物霊、生霊などの生き物に由来する霊、山や滝などの自然に宿るとされる霊などがあります。

怨霊など怖いイメージのものばかりでなく、その人を見守る守護霊もあります。
意識すれば見られる人もいれば、常に見えてしまって精神的な負担になっている人もいます。
霊が見えることは、果たして有益な能力なのでしょうか。

今回は、そんな霊視や霊能力者について分かりやすく説明していきます。

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霊視とは

霊視

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霊視は、霊的な存在とコンタクトし、メッセージなどを受け取ることを指します。
霊視と書きますが、霊能者によって見え方は様々で、実際に鮮明な映像を見ている場合や、ボヤっとしたイメージのこともあるようです。

霊能者の多くは、目を半眼にしたり、完全に閉じると、脳に浮かんだイメージや映像を読むことができます。
このイメージが、遠方に居る人物の姿であれば千里眼となり、亡くなっている人物であれば霊であり、過去のシーンならば時間を遡っていることになります。

また霊視を依頼してきた人の未来の姿ならば、未来を見通していることになります。
さらに霊視は霊能力者が直接、霊を見て情報を得るのではなく、対象者の守護霊とコンタクトを行うものとも言われています。

この場合、対象者の守護霊の許可のもと前世から引き継いだ業や、現世での運命などの情報を得るとされます。
いずれにしても、普通の人が見えない何かを霊界を通じて感じ取る霊能力と言えます。

霊視では何が見えるのか?

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霊能者が霊視で感じ取れるものは、映像として見えたり、言葉として聞こえたりするのですが、これらは霊能者が体験しているものではなく、霊的な存在や守護霊が体験したものが再生されているとされています。

この再生で、霊視対象者の過去、現在、未来、外見や心などが見通せますし、関わりのある人や運命の相手なども知ることができます。

しかし、霊視対象者の過去から未来までの人生全ての情報が再生されるものではなく、霊的存在や守護霊が対象者の成長を妨げると判断した情報は与えないとされます。

霊視方法上の見え方の一例を挙げてみます。
片想いの相手の本心を知りたい場合、霊能者がその相手の波長に合わせ、心の中に入り込みます。
これは相手の外見が徐々に浮かび、それがハッキリとした映像になり、過去から現在までの霊視依頼者との関係が見えてくるとされます。
そこで、霊能者が相手の心に問いかけ返答が得られます。それが声、仕草、表情などのイメージとして伝わってくるわけです。

霊視でオーラはわかるのか?

霊視

オーラとは、生体から発散される霊的エネルギーを指します。

一般的には「卵型の光」と表現される事が多いですが、オーラの色や輝きの度合いは、人によって異なるとされています。

霊能者によっては、オーラがハッキリ見えるという方もいらっしゃいます。

生まれつき見える体質の場合もありますし、大病を患ったり事故に遭った事がキッカケで見えるようになったというケースも中には存在します。

オーラを見るための霊的な才能は、先天的に授かる事が多く、トレーニングすれば誰にでも見えるという性質のものではありません。

オーラが見える人の特徴としては、自然と触れ合う事を好み、寛大な心で他者を受け入れる事ができるといった傾向があるようです。

また、ひとたび何かに集中すると、周囲から名前を呼ばれても気付かないほどに、自分の世界に入り込む事ができるようです。

霊視をしてもらう意味

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霊は、キリスト教では聖霊・霊性・魂、神道では御霊・荒魂・和魂となり、宗教によってもとらえ方が異なっているようです。

霊能力者は、女性が多く、特に中年以上の女性が多いとされます。

霊能力者が操る霊能力には、霊視、千里眼、霊聴などがあるとされています。
その中で霊視は、占いも存在し相談者の問題などを解決に導くこともあります。

霊視で救われたという人が多いのは事実です。
ですから、本物の霊視には、それなりに意味があると言えるでしょう。

ただし、世間で“霊能者”と呼ばれている人の中には、ニセモノもいるので注意が必要です。

本当に見える人とは

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本当に霊視ができる人は、柔和な優しい表情を持ち、誰が見ても好印象を受ける場合がほとんどです。
利害に関係なく人助けができ、謙虚でプラス思考とされます。

これは常に自分の内面と向き合い、悟りを開いているからだと言われています。
「言霊」といった言葉に宿る魂を大切にするので、運命・死・神などの仰々しい言葉は多用しないはずです。
霊的存在とコンタクトして情報を得るので、名前や誕生日を聞くことはありません。
やたらと個人情報を聞いてくる霊能者は、本当に見えている人かどうか疑うべきです。

また霊能者の魂の格が高ければ、応対する守護霊の格も高くなるとされています。
守護霊の格が高いということは、守護力がそれだけ強いことになります。
霊能者の約9割が偽物だと言われる程ですから、本当に見える人に出会う可能性は高くはありません。

自分がピンとくる何かがある霊能者を丹念に探していくしかないようです。
本物の霊能者は、外見や言動に表れるので、徳の高さが感じられれば、ほぼ間違いがありません。

良き霊能力者に出会うことから霊視は始まる

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霊視では、守護霊などの霊的な存在とコンタクトして、いろいろな情報を得られるということがわかります。
霊視は霊能力の中で、良く知られたものですが、千里眼や予知能力もその範疇に入ります。
霊の存在を視覚化できる能力でもあるのですが、極めて曖昧な能力を指す言葉でもあります。
霊視に関しては、様々な見解があり、霊能力を持たない人がその感覚について客観的に検証することが困難な面があります。
科学的な見地から答えを求めようとすることはナンセンスとも言えます。
詰まる所、霊に対する厳格な定義が無いので、霊視とは何かの明確な答えはないようです。

また霊的な存在が示したものが見えることと、その意味が分かることは別物と言えます。
ただ霊視ができただけでは、霊視対象者にとって有益になるかどうかは、わかりません。

霊視の視野は、簡単にゆがめられてしまうので、霊能者の存在や見識も重要になってきます。
本物の霊視能力者に出会い守護霊の情報を得て、素晴らしい人生へと導かれたいものです。